妖怪人間ベラの紹介:2020年日本映画。テレビアニメで放映されて、ドラマや映画化など長い時間をかけて愛されてきた「妖怪人間ベム」のキャラクターであるベラに焦点を当てて本作は製作されました。ベムの時には見られなかった新たな展開も注目すべき所です。
監督:英勉 出演:森崎ウィン(新田康介)、emma(百合ヶ崎ベラ)、堀田茜(新田鮎美)、吉田奏佑(新田陽太)、吉田凜音(綾瀬莉子)、桜田ひより(牧野沙織)、清水尋也(篠原弘樹)、六角精児(霧島拓)、ほか
映画「妖怪人間ベラ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「妖怪人間ベラ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
妖怪人間ベラの予告編 動画
映画「妖怪人間ベラ」解説
この解説記事には映画「妖怪人間ベラ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
妖怪人間ベラのネタバレあらすじ:起
広告代理店で働く新田康介(森崎ウイン)は、忘れられた懐かしのコンテンツ「妖怪人間ベム」の特集のために、とある廃墟にやってきます。そこで康介は幻と噂されたベムの最終回を見てしまいます。
それは、人間達に襲われて死んでいく妖怪人間。ベムとベロを殺されたベラが怒り狂い、そこにいた人間を皆殺しにする様が描かれていました。それを見た康介は言い様のないショックを受けてしまいます。
その頃、ある高校に女子生徒が転校してきました。彼女の名前は百合ヶ崎ベラ(emma)。物静かで孤独を好む彼女でしたが、その容姿端麗な姿のせいか、その存在はすぐに目立ったものになっていきます。
写真部の牧野沙織(桜田ひより)や、モデルをしている綾瀬莉子(吉田凜音)にとってもその存在感は大きなものになっていきます。ベラがやってくるまで校内のアイドル的扱いだった莉子にとっては心中穏やかではありませんでした。
妖怪人間ベラのネタバレあらすじ:承
沙織はそんな莉子に特別な感情を抱いていたので、ベラに近づく振りをして嫌がらせを始めます。嫌がらせの一つとしてベラを部室に閉じ込めたはずが、何故か閉じ込められているのは沙織でした。
身にふりかかる怪奇な出来事を不思議に思っていると、沙織のベラに対する嫌がらせの所業が莉子にばれてしまいます。沙織の自分に対する歪んだ思いを知った莉子が沙織を拒むと、狂気に取りつかれた沙織は莉子とベラを刺し殺してしまうのです。
一方で妖怪人間ベムの最終回にすっかり取りつかれてしまった新田は、彼らを見たという情報を聞き付けて莉子の葬儀に参列します。そこで沙織に刺されて死んだはずのベラに会いました。
ベラのただならぬ雰囲気に妖怪人間ベラを重ねた新田は、彼女を調べ始めます。そしてついにベラが人間ではないという証拠を突き止めるのです。それ以降、新田はますますベラに没頭していき狂気じみてきました。
妖怪人間ベラのネタバレあらすじ:転
やがて家族にも影響があると、新田の妻は精神科の霧島(六角精児)の元に夫を連れていきました。しかし新田のベラへの没頭はさらに進み、やがて新田はとある陸軍の研究機関にたどり着きます。
そこで新田が見たものは、人型兵器の製造の歴史。ベムたちはここで製造され、その危険性に気づいた人間達に処分されてしまったのです。新田は研究所で妖怪人間になる薬を手に入れます。
完全に狂気に取りつかれていた新田は、自分の子供に薬を飲んで妖怪人間になるように迫りますが、駆けつけた妻と霧島が必死で止めます。新田はそうはさせないと襲いかかりました。そんな新田を霧島が、人間とは思えない力で吹き飛ばします。
妖怪人間ベラの結末
なんと霧島こそがベムだったのです。そこにベラが現れ、ベムと過去に関して言い争いになりますが、話は平行線のまま。戦いを止めることはできません。
ベムに立ち向かう新田。ベラに全く効いていないと助言を受けた新田は、火炎放射機を手にしてベムへと放射、ベムを焼き付くしてしまいました。
新田はベムの亡骸をも飲み込み、その血を我が物とした新田は完全な妖怪人間へと変化していきます。人間ではなくなった新田が妻子に襲いかかろうとすると、ベラがその前に立ちはだかります。
そしてその手で妖怪人間と化した新田を消してしまいます。「人間にも妖怪にもなりたくない」そうベラは呟くと、どこかへと立ち去っていきました。
以上、映画「妖怪人間ベラ」のあらすじと結末でした。
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