カニバル/世界最後の人喰い族の紹介:1976年イタリア映画。石油開発技師のロバートら4人は、フィリピンのミンダナオ島にセスナ機で降り立ちます。女性職員のスワンが叫び声と共に行方不明になり、ジャングルを探すと、そこは人喰い族の地でスワンは彼らに食べられていました。危険を感じたロバートとラルフは逃げ出しますが、途中でラルフとはぐれロバートは原住民に捕らわれてしまいます…という内容のホラー映画です。監督のルッジェロ・デオダートは、後に世界を恐怖に陥れた『食人族』を撮りますが、この作品が土台になっていると言われています。
監督:ルッジェロ・デオダート 出演者:マッシモ・フォッシ(ロバート・パーマー)、メ・メ・レイ(プーラン)、アイヴァン・ラシモフ(ラルフ)、ジュディ・ロスリー(スワン)、シーク・ラザック・シクル(チャーリー)ほか
映画「カニバル/世界最後の人喰い族」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「カニバル/世界最後の人喰い族」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
カニバル/世界最後の人喰い族の予告編 動画
映画「カニバル/世界最後の人喰い族」解説
この解説記事には映画「カニバル/世界最後の人喰い族」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
カニバル/世界最後の人喰い族のネタバレあらすじ:起
石油開発技師のロバート、ラルフ、チャーリー、医療班のスワンの4人は、フィリピンのミンダナオ島をセスナで目指しています。やがて平原に作られた滑走路に着陸したものの、途中で車輪が外れる事故に遭います。待ち受ける地元のスタッフの姿は見えず、無線機などの機材は放置されていました。
チャーリーがセスナを修理している間、ロバートがジャングルに入ります。危険だと思ったラルフが追ってジャングルに入ると、そのまま二人は迷ってしまいます。帰り道を探していると、肉を削がれた人間の死体を見つけ、ラルフが「ここには人喰い族がいる」と言いました。セスナに戻るとチャーリーが「もうすぐ夜になる、今日はここでキャンプして明日出発しよう」と言います。
夜、スワンが用を足しにセスナを離れると、叫び声と共にいなくなりました。危険を感じたラルフが「朝、探しに行こう」と言います。翌朝、3人でジャングルに入るとスワンの衣類の切れ端を見つけます。調べていると、罠が作動しチャーリーが殺されました。
カニバル/世界最後の人喰い族のネタバレあらすじ:承
ラルフは「スワンの事はもういい、早くセスナに戻ろう」と言ってジャングルを逃げます。途中で煙を見つけた二人が、木陰からそっと覗くと、人喰い族がスワンを解体して食べていました。ジャングルを戻るのは危険と判断し、二人はイカダを作り川を下ります。激流に差し掛かった時、イカダが岩にぶつかり二人は川に投げ出されます。
岸にたどり着いたロバートでしたが、ラルフの姿は見えませんでした。川に沿って歩くロバートは空腹に耐えきれず食べたキノコの毒にやられ意識を失います。目覚めると原住民たちに囲まれ、彼らの住処である縦穴の洞窟へ連れてこられました。
縛り付けられ衣類を次々剥ぎ取られます。ロバートの黒いパンティーが気に入った若い女のプーランが引き裂くと、ロバートは全裸になりました。その後つるし上げられ、原住民たちの儀式の生贄のようにされて気絶します。気が付いたロバートは、洞窟の檻に入れられていました。中には大きな鳥が飼われています。
カニバル/世界最後の人喰い族のネタバレあらすじ:転
子供たちに石を投げつけられながらも手なづけ、水をもらいます。しばらくするとプーランが近づいてきます。ロバートは必死に食べ物が欲しいとジェスチャーしますが、プーランはロバートの股間をまさぐりはじめます。
原住民が、飼っている鳥を順番に取りに来ていました。そして原住民たちが大きなワニを解体して食べ始めます。ワニの腹の中には飼っていた鳥たちが入っていました。ワニを食べ終わった男たちは、女を連れ出しSEXに興じはじめます。彼らは人喰い族ではないものの、自分がワニのエサになると思ったロバートは隙を見て逃げ出し、プーランを連れていた男を殴り倒し、プーランを連れジャングルに逃げます。
ロバートが川で体を洗っているとプーランが逃げ出します。ロバートが追いかけプーランを捕まえると、そのままレイプします。後悔するロバートに、プーランは食事を集めてきて与え始めます。そして二人はセスナ機に向かってジャングルを歩き、スコールをしのぐために洞窟に入ります。そこにはラルフがいました。ラルフは足をけがしていて、化膿して腫れ上がっていました。
カニバル/世界最後の人喰い族の結末
救助ヘリが飛んできます。ロバートは必至で手を振り大声で叫びますが、奥深いジャングルからは届きませんでした。ラルフはジャングルを知るプーランを使ってセスナ機に戻ろうと、必死で言葉を伝えようとしますが、言葉を使わない部族の為、無理でした。
3人は川を下りセスナに向かいます。セスナ機に近づくと人喰い族の縄張りに入り、プーランが捕まり、ラルフは槍で刺されました。ラルフを抱えて歩き出したロバートは、人喰い族がプーランを解体しているのを見ます。内臓を抜かれ、肉は焼かれて食べられています。
唖然としたロバートはラルフを抱え、滝までたどり着きます。しかし人喰い族が待ち構えていました。ロバートが一人に戦いを挑み殺します。そして腹を切り裂き内臓を食べて人喰い族たちに見せつけます。人喰い族たちは、自分たちが食われると思い、ロバートたちに近づくのをやめます。
セスナ機にたどり着き、ロバートがエンジンをかけて離陸。その時にはラルフは死んでいました。ロバートはマニラで4か月滞在した後、アメリカに帰りました。
以上、映画「カニバル/世界最後の人喰い族」のあらすじと結末でした。
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