ヒッチャーの紹介:1985年アメリカ映画。シカゴからサンディエゴへ車を走らせるジム。その砂漠地帯である1人のヒッチハイカーの男を乗せてしまったがために男に命を執拗に狙われることになってしまいます。ヒッチハイカーの男を演じるルトガー・ハウアーの恐ろしいまでの圧倒的な存在感が際立っている作品。
監督:ロバート・ハーモン 出演:ルトガー・ハウアー(ジョン)、C・トーマス・ハウエル(ジム)、ジェニファー・ジェイソン・リー(ナッシュ)、ジェフリー・デマン(エストリッジ)、ほか
映画「ヒッチャー(1985年)」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ヒッチャー(1985年)」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ヒッチャーの予告編 動画
映画「ヒッチャー(1985年)」解説
この解説記事には映画「ヒッチャー(1985年)」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ヒッチャーのネタバレあらすじ:起
ジム(C・トーマス・ハウエル)は、購入された車を届けるためシカゴからサンディエゴまで車を走らせていました。その道中、路肩で佇む1人の男を見つけ、長い道中の退屈しのぎだとジムは男を乗せて再び走り出しました。
男の名前はジョン(ルトガー・ハウアー)。はじめは寡黙だったジョンも次第に豹変し、自分が殺人鬼だと告白、今度はジムをナイフで脅し始めます。恐れおののくジムでしたが、一瞬の隙をつきジョンを車外へと放り出し、そのまま走り去っていきました。
翌朝、ジムの車を追い越した車にジョンが乗っているのに気づいたジムは、助けようとその車の後を追いますが、ジムが追い付いた時には既に全員ジョンに殺された後だったのです。
ジムは急いで車に乗って逃げ出します。そして立ち寄ったガソリンスタンドで助けを呼ぼうと電話をかけますが、ジョンが車ごとガソリンスタンドに突っ込んできます。
ヒッチャーのネタバレあらすじ:承
ジョンは冷酷にもなぎ倒した給油機から漏れだしたガソリンに火をつけましたが、ジムは間一髪の所で逃げ出す事が出来ました。
そしてジムは逃げ込んだ先のダイナーでウエイトレスとして働くナッシュ(ジェニファー・ジェイソン・リー)に、これまでの事を話すのですが、とても信じてくれません。それどころかダイナーにやってきた警官に、いつの間にかポケットに入れられた血のついたナイフが見つかってしまい、ジムは逮捕されてしまいます。
ジムはジョンの仕業だと主張しますが、それを証明するものは何もありません。仕方なくジムは留置所の中で一夜を明かすことになります。
ジムが目を覚ますと留置所の扉が開いていることに気がつきました。恐る恐る外に出てみると警察が何者かに全員殺されているのを目にします。戸惑いながらもパトカーに乗り込んだジムは、再び車を走らせました。
ヒッチャーのネタバレあらすじ:転
パトカーで走り出したジムが再び警察に捕まるのは時間の問題でした。危惧したとおりジムは警察に止められてしまいます。
しかしそこにジョンが現れ、警察を殺してしまいました。ジムはジョンにどうしてこうまでして追いかけてくるのかを問いますが、ジョンは「自分で考えろ」としか言いませんでした。
その後、グレイハウンドの高速バスに乗り込んだジムは、そこに乗っていたナッシュと再会します。ジョンが警官を殺した事でジムはすっかりお尋ね者になってしまいました。
やがてバスも警察に止められてしまいますが、ナッシュの協力もありジムはナッシュとパトカーを奪うと逃走を始めます。そこからヘリやパトカーを交えた大追跡が始まりました。
ヒッチャーの結末
パトカーを乗り捨てたジムとナッシュは、どうにかモーテルに逃げ込みます。ようやく一息つけると思ったジムでしたが、モーテルにもジョンは現れ、ナッシュは無惨に殺されてしまいます。
しかしモーテルを取り囲んでいた警察によりジョンは逮捕、疑いは晴れて安堵をついたジム。警部に「やつは逃げるから気をつけて」と忠告し、ジョンは搬送されていきます。
ジムが懸念した通り、ジョンは護送車に乗っていた警官を全て殺すと、追い付いてきたジムの乗ったパトカーに襲いかかりました。砂漠地帯に放り出されたジムとジョンの最後の戦いが始まります。
ジムが苦労をして倒しても、何度も立ち上がるジョンにジムがとどめを差し、死闘に決着がつきました。ようやく解放されたジムは車にもたれかかると、タバコに火をつけ一服するのでした。
以上、映画「ヒッチャー」のあらすじと結末でした。
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