Z Bull ゼット・ブルの紹介:2018年アメリカ映画。武器会社の自己啓発セミナーで社員達に配られたエナジードリンクを飲んだことで、狂暴になった社員たちが殺し合いを始め、たまたまさぼって飲んでいなかったデズモンドと、ラマダンで飲まなかったイスラム信者ムラドが、デズモンドの恋人サマンサを連れて脱出するまでを描いたコメディホラー映画です。
監督:リン・オーディング 出演者:ブレントン・スウェイツ(デズモンド)、ジェーン・レヴィ(サマンサ)、カラン・ソニ(ムラド)、ザッカリー・リーヴァイ(アダム)、グレッグ・ヘンリー(フランクリン)、ほか
映画「Z Bull ゼット・ブル」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「Z Bull ゼット・ブル」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
Z Bull ゼット・ブルの予告編 動画
映画「Z Bull ゼット・ブル」解説
この解説記事には映画「Z Bull ゼット・ブル」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
Z Bull ゼットブルのネタバレあらすじ:起
月曜日、いつものように会社に遅刻したデズモンドは、アモテック武器会社に出勤。エレベーターで幼馴染のサマンサに会うと、遅刻しないようにと腕時計をくれました。上司のアダムにバレないように経理部の席に着いたデズモンドでしたが、早速アダムに呼ばれ、「お前が遅刻の常習犯だという事は知っている。我が社はVXガスなどを製造しているアルトリアと合併する。それに伴い今の社員の半分はやめてもらう」と言われます。
席に戻ると、同僚たちはクビにおののいていました。定年間近のフランクリンや中東出身のムラドは「オレ達は間違いない」とあきらめています。そんなことは気にもしないデズモンドは、会社のパソコンでゲームアプリ作りに励みます。
クビにならないようにとサマンサから「時計のアラームが鳴ったらクレイトンの報告書を持ってきて。私が『良くできてます』と助言するから」と言われます。そんな時、社内放送で「自己啓発セミナーが始まります。全員集まりなさい」と流れます。
大会議室へ行くと、CEO(最高経営責任者)が登場して話し始めます。クレイトンの報告書が全くできていないデズモンドは抜け出してシェアハウスに帰り、報告書の作成を始めます。その時、自社の開発した『ゾルト』というエナジードリンクが大量に運ばれているのを見ていました。
Z Bull ゼットブルのネタバレあらすじ:承
翌朝、出勤したデズモンドでしたが、警備員たちが死んでいるのに気づきませんでした。アダムに呼び出されて部屋に入ると、アダムが鉛筆で部下を殺していました。
デズモンドがクレイトンの報告書を提出すると、読み始めたアダムが「単語の使い方がおかしい」と怒りはじめます。「お前も死んでもらう」とアダムが立ち上がると、背後には狂暴化した経理部の社員たちがいました。
社員たちは配られたエナジードリンク『ゾルト』を飲んでおかしくなり、社員同士で殺し合っていました。宣伝部に行くと、同僚の首を持ってキャッチフレーズを考えています。サマンサに会いに行くと『ゾルト』を少し飲んで、少しだけ狂暴になっていました。
サマンサは「私とヤリたいんだろう?」と言ってデズモンドに乗りかかります。デズモンドは「やりたいけど今じゃない」と言って殴り倒すと、サマンサを台車にガムテープで縛りつけます。
サマンサと二人でビルから脱出しようとしていると、ムラドが入って来ます。「飲んだのか?」と聞くデズモンドに「ラマダンだから断食中だ」とムラドは言いました。部屋の外では経理部のアダムと宣伝部のボビーが対立しています。最後はアダムがボビーの首を狩り、宣伝部を配下に収めました。
Z Bull ゼットブルのネタバレあらすじ:転
階段では社員たちが殺し合い、エレベーターは壊れています。デズモンドは窓を割って脱出しようと思い、窓を割ろうとした時、防衛システムが作動してビルは完全に閉鎖されました。防衛システムの解除はCEOにしかできないため、最上階へ向かうしかありません。
あらゆる手を使って人事部を抜けると、用務員のレントワースも『ゾルト』を飲んでおらず仲間に加わります。営業部をどうにか潜り抜けてCEO室に向かい、呼び出すとCEOは「中には入れない」ときっぱり断ります。その時、清掃係が出てきました。扉が開いた隙に中に潜り込むと、デズモンドは「なぜゾルトを飲ませたんですか?」とCEOに聞きます。
CEOは「オレじゃない、会社に不満のあるやつがやったんだろう」と言います。さらに「『ゾルト』は戦場で戦う兵士を奮い立たせるドリンクで、クローンが作ったものだ。防衛システムを解除できるのワシの指紋だけだ」と言います。
アダムがCEO室に迫って来ました。「防衛システムを解除しないと扉を壊す」と言うアダムに「その扉は特注だ。壊れない」とCEOが言うと、アダムが「壁はどうだ、担当者が金をかすめ取る為に手抜き工事をやったことを知っている」と言い、社員たちに斧で壁を壊させ始めます。
やがて壁が壊れてCEO室に乗り込むと、レントワースが『ゾルト』を飲み「俺も仲間だ」と駆け寄りますが、あっさり殺されました。CEOがショットガンを構えると、アダムがCEOの手首を切り落とし、ショットガンで射殺しました。
Z Bull ゼットブルの結末
「こいつら殺しておけ」と言って出て行ったアダムでしたが、逆にデズモンドが散弾の弾を爆破させて社員達を殺し、クローンの部屋に向かいます。クローンはデズモンドに「『ゾルト』は、お前に発注した薬品が届かなかったから、別のものを混ぜて代用した。すると副作用で飲んだ人たちが狂暴になった。全てお前のせいだ」と言います。
「解毒剤は無いのか?」というデズモンドに、倉庫の監視カメラを見せます。倉庫の薬品を見せ「ここにある、しかし・・・」とカメラを下に振ると、アダム以下社員たちが大勢いました。デズモンドはムラドと二人で倉庫へ向かいます。
倉庫に入ると、アダムの見ていた監視カメラに映ってしまい、社員達に襲われます。薬品を手に取ったデズモンドはムラドに「これを持っていけ。オレはアダムをここで引きとめる」と言います。
アダムが戦闘ロボットに乗って攻撃してきます。解毒剤で回復したサマンサとムラドが戻ってくると、デズモンドは地雷でアダムを吹き飛ばします。そしてビルから脱出すると、ビルには火の手が上がり燃えていました。消防や警察が駆けつける中、デズモンドはサマンサと抱き合い、キスをするのでした。
以上、映画「Z Bull ゼット・ブル」のあらすじと結末でした。
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