黒いドレスを着た女の紹介:2012年メキシコ映画。父の葬儀に突如現れた謎の女の正体を探るためLAからメキシコにやってきた男と、彼女をひたむきに愛する故郷の男、2人の男の間で揺れる女の恋愛模様を描いた人生ドラマ。
監督:ホセ・ペペ・ボホルケス 出演:ウェス・ベントリー、アナ・セラディーリャ、リンダ・グレイ、ジョナサン・シェック、オズワルド・デ・レオン、ほか
映画「黒いドレスを着た女」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「黒いドレスを着た女」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
黒いドレスを着た女の予告編 動画
映画「黒いドレスを着た女」解説
この解説記事には映画「黒いドレスを着た女」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
黒いドレスを着た女のネタバレあらすじ:起
ロサンゼルスで著名な財団の創設者ブライトン氏が亡くなり、葬儀が行われていた。多くの参列者と家族が見守る中、突然黒いドレスを着た若く美しい女が現れ、個人の棺に取りすがって泣き始める。
子供たちは父の愛人かその娘ではないかと疑い、真相を突き止めてほしいと言う母の願いで、次男のヴィクターが女の素性を調べ始める。
ブライトン氏の葬儀から戻ったミランダは、急ぎ故郷メキシコの実家へ戻るが、キャンドル工房を営む父は病に伏しており、娘の顔を一目見ると息を引き取ってしまう。
ミランダは幼い頃から工房で働き、兄妹のように育ったトビアスとともに父を埋葬し、長く戻らなかった地元でひと時を過ごす。彼女は女優を目指してロサンゼルスに出たものの芽が出ず、ウェイトレスとして生計を立てていたのだった。
黒いドレスを着た女のネタバレあらすじ:承
それでも夢をあきらめきれないミランダは、一緒に工房をやっていこうと言うトビアスの提案を受け入れることができずにいた。
そんな彼女の元に、居所を突き止めたヴィクターが現れる。父親との関係を問われ、商売女呼ばわりされたことに怒ったミランダは雇われてやったことだと告白する。
雇い主の素性も動機も不明だったが、父の医療費のために金が必要だった、それも手遅れだったと札束を投げ当ててヴィクターを追い返す。
愛人でないことが分かったが、雇い主とその目的を探るためヴィクターはロサンゼルスの妹に探偵を使って調べさせると同時に、雇い主がミランダの前に現れることを狙って彼女に近づく。
黒いドレスを着た女のネタバレあらすじ:転
ヴィクターに謝罪されて態度を軟化させたミランダは、行動を共にするうち彼に惹かれるようになる。別荘に招待され数日を過ごすうちに体を重ね、ヴィクターもミランダを愛するようになるが、そこへウィリアムが現れ、ミランダを雇ったのがウィリアムだということが分かる。
先妻の子であり後妻と異母弟妹を恨むウィリアムが、一家を貶めようと計画したことだった。真相を知るために利用され、ウィリアムからヴィクターの婚約者の存在も知らされ、ショックを受けたミランダは、兄弟喧嘩のさ中、家政婦に追い出され、夜道を歩いていると警察官に売春と間違われて拘留されてしまう。
知らせを受けて迎えに来たトビアスと共に家に戻ったミランダは、地元の友人たちと過ごし、心の傷を癒していた。工房で一緒にキャンドルを造ることでミランダとの距離を縮めたトビアスは、彼女に愛を告白し、改めて2人で工房を続けていこうと話す。
黒いドレスを着た女の結末
そんな中、ロサンゼルスで婚約者に別れを告げたヴィクターが、ミランダを訪れて謝罪。心から愛していることを告げると、怒りを抱えていたミランダの気持ちは揺れ動く。
ヴィクターが現れたことを知ったトビアスが工房から飛び出し、彼と言い争いになる中、工房から火が出て建物はたちまち炎に包まれる。ミランダはすぐさま助け出されるが、トビアスは必死に火を消そうととどまり、やがて爆発が起こってミランダは気を失う。
ヴィクターの呼びかけで目を開けたミランダだったが、建物から助け出されたトビアスを見た彼女は、彼の胸に飛び込む。本当の愛に気づいた彼女は、トビアスと抱き合いながら、ヴィクターに別れの視線を投げかけるのだった。
以上、映画「黒いドレスを着た女」のあらすじと結末でした。
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