レリック ―遺物―の紹介:2020年アメリカ映画。郊外で一人暮らしの老女エドナが突然と行方不明になります。心配した娘ケイと孫サムはエドナを探しますが、彼女は家に突然と戻ります。しかしエドナは奇行を繰り返します。ケイとサムは認知症のためだと思いますが、エドナの家には隠された秘密があり、やがては恐ろしい事態を迎えます。『レリック ―遺物―』は、高齢化社会に生きる女性と家族、その悲劇を描いたホラー映画です。
監督:ナタリー・エリカ・ジェームズ 出演:エミリー・モーティマー(ケイ)、ロビン・ネヴィン(エドナ)、ベラ・ヒースコート(サム)、クリス・バンドン(ジェイミー)、ジェレミー・スタンフォード(アレックス)、スティーヴ・ロジャース(マイク・アドラー)、ほか
映画「レリック 遺物」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「レリック 遺物」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
レリック 遺物の予告編 動画
映画「レリック 遺物」解説
この解説記事には映画「レリック 遺物」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
レリック 遺物のネタバレあらすじ:起・謎の失踪
クリスマスの夜、一人暮らしの老女エドナ(ロビン・ネヴィン)は、お風呂から水が流れ出しても気にしていません。
その後、エドナの娘ケイ(エミリー・モーティマー)と孫サム(ベラ・ビースコート)は、地元の警察からエドナが行方不明との連絡を受け、彼女の家に向かいます。二人はエドナの家に入ると、家の中は散らかり食べ物は腐っています。そして、認知症のためかやることを書いたメモが壁に貼られています。
結局、ケイとサムはエドナを発見できませんでした。二人は警察とコンタクトをとり、周辺を調べることにします。二人はエドナの家に泊まることにすると、サムはクローゼットに異変を感じ、壁に異様なカビを見つけます。
サムは近所の住民ジェイミー(クリス・バンドン)に会いますが、彼は父から「エドナの家に行くな」と言われていると言います。
その夜、ケイはピアノを弾きながら、エドナは失踪前に恐怖感を感じていたようだったと告白します。サムは、なぜ相談しなかったと怒ります。ケイが寝室に向かうと、何か恐怖を感じますが、それは壁のカビに浮き上がる不可解な黒い模様でした。
その夜、ケイは森をさまよい、山小屋で恐怖体験をする悪夢をみます。そして起きると台所にはエドナがいました。
レリック 遺物のネタバレあらすじ:承・エドナの奇行
ケイはエドナに「どこへ行ってたの?」と聞くものの、エドナはお茶を勧めます。サムも起きてきて、エドナを見て驚きます。
医師が家を訪れ、エドナの診察をします。医師はエドナの怪我の手当てをし、自分の誕生日などの認知症チェックの簡単な質問をすると、エドナは答えられました。しかし、胸にあるカビのような黒い傷を見せることを拒絶します。
ケイはエドナに何をしていたか聞きますが、エドナはただ外へ出たと言い、詳しいことは答えません。エドナは指輪をケイに贈ります。サムはエドナの夫(ケイの父)が描いたという絵を見つけてケイに見せます。それは以前、ケイが悪夢で見た山小屋でした。その山小屋はエドナの先祖が受け継いだものだと話します。
サムとケイはエドナのことを話し合います。ケイはサムにエドナと暮らすことを勧めますが、サムは拒絶します。そこでケイはエドナのための施設を探すことにします。
エドナはケイに「ベッドの下に何かがいる」といい、チェックしてほしいと言いますが、何もありません。ケイは頭に何かがあたり、エドナに「わざとやった?」と言いますが、エドナは知りません。
翌日、ケイはエドナの介護施設を探しに、町へ出かけます。彼女は介護施設に着いてチェックします。サムがエドナの家に戻ると、珍しくエドナは音楽をかけ、陽気にダンスをしています。サムも一緒にダンスをします。しかし、介護施設の件を話すと不機嫌になり、以前サムにあげた指輪をみると怒り出し「返せ!」と怒鳴ります。
エドナの奇行は止まらず、クローゼットに鍵をかけたケイに「何かがクローゼットから来る」と言います。ケイは再び山小屋の夢をみます。それは山小屋で誰かが死に、例のカビで部屋が覆われる悪夢でした。
レリック 遺物のネタバレあらすじ:転・クローゼットと壁のカビ
翌朝、エドナは「あの二人は本物のサムとケイではない」と独り言をいい、ナイフで手を切ろうとします。エドナは心配したサムに「出て行け!」と怒鳴ります。
サムはエドナの隣の家を訪れ、以前会ったジェイミーに話を聞きに行きます。ジェイミーの父アレックス(ジェレミー・スタンフォード)は、以前エドナとジェイミーがエドナの家でかくれんぼをしていた時、ジェイミーが例のクローゼットに1時間あまり閉じ込められ、ジェイミーはやっと出てきたことを話します。
ケイはエドナが外へ出て写真を食べようとしているのを目撃し、慌てて止めます。エドナはアルバムを埋め、泣き出します。ケイはエドナに一緒に暮らすことを求め、二人は抱き合います。
サムは家に戻ると、エドナの奇行の原因であろうクローゼットの中を調べます。ケイとエドナも家に戻り、サムを呼びます。しかしサムは大きな迷路のようなクローゼットで迷います。
サムは壁に貼られたエドナの手書きのメモと、例のカビを見つけて恐怖を感じ、クローゼットから逃げようとしますが、完全に閉じ込められます。スマホで助けを求めようにも通じず、母の名を叫びながら泣き出します。
レリック 遺物の結末:エドナとサム、ケイの最後
食事中、エドナはケイを睨みつけて放尿してしまいます。ケイはエドナを風呂に入れます。するとケイはエドナの尿がカビに変わっているのに気づきます。
サムはカビだらけのクローゼットで、一人泣き叫び逃げ回ります。ケイはエドナが心配になり浴室へ行きますが、エドナはドアを開けません。ケイはドアをなんとか開けると、エドナは浴室から出てどこかへ向かいます。ケイはエドナを探しにクローゼットに入り、恐怖のカビを目撃します。
サムは、カビだらけのクローゼットの壁を蹴り始めます。ケイはエドナをクローゼットで見つけるものの、ケイは悪魔のようなエドナに恐怖を感じ、逃げ始めます。
サムは壁をパイプで破壊してクローゼットから出ようとしますが、出られません。サムはケイを探し始め、二人は再会します。二人はパイプで壁をこじ開け、クローゼットから逃げようとすると、そこにエドナが現れ二人を追いかけてきます。
二人はなんとかクローゼットの壁を開けて外へ出ると、エドナが追ってきています。ケイはパイプでエドナを倒します。エドナは「ケイ」と呼びますが、彼女は瀕死のようです。
ケイはエドナのもとへ行き、彼女の皮膚をそぎ落とし始めます。エドナは皮膚を削ぎ落とされ、ケイは彼女をベッドに寝かせ、その死を見届けようとします。サムはケイに近づきますが、ケイの背中に例のカビのような模様を見つけ恐怖を感じるのでした。
以上、映画「レリック 遺物」のあらすじと結末でした。
ゾクゾクしてとても面白かったです。^ー^