レフト・トゥ・ダイ/悪夢のバカンスの紹介:2012年アメリカ映画。南米エクアドルで、薬物所持の濡れ衣を着せられて逮捕された米国人女性の絶望と、彼女を救おうとする娘の奔走する姿を描いた社会派ドラマ。
監督:レオン・イチャソ 出演:バーバラ・ハーシー、レイチェル・リー・クック、ヴィンセント・アイリザリー、ニコラス・ゴンザレス、ほか
映画「レフト・トゥ・ダイ/悪夢のバカンス」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「レフト・トゥ・ダイ/悪夢のバカンス」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「レフト・トゥ・ダイ/悪夢のバカンス」解説
この解説記事には映画「レフト・トゥ・ダイ/悪夢のバカンス」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
レフトトゥダイ/悪夢のバカンスのネタバレあらすじ:起・身に覚えのない罪
ボーイフレンドのニック(ヴィンセント・イリザリー)からバースデープレゼントとしてエクアドル旅行に誘われたサンドラ(バーバラ・ハーシー)は、娘タミー(レイチェル・リー・クック)のすすめもあってエクアドル行きを決心する。
現地での休暇を楽しんだサンドラだったが、帰国の日、サンドラの荷物から大量のコカインが発見され、身に覚えがないまま彼女は逮捕されエル・インカ刑務所へ収監されてしまう。
刑務所は劣悪で彼女は数少ない荷物を盗まれ、看守も不正を働き、何をするにも金が必要だった。アメリカ大使館の職員が面会に来るが、先行きは暗く、裁判もいつになるか分からないと告げられる。
レフトトゥダイ/悪夢のバカンスのネタバレあらすじ:承・娘の奔走
一方、エクアドルのアメリカ大使館から、サンドラが麻薬密輸容疑で逮捕されたと聞かされたタミーは母を助けるため奔走する。
母を助けたいと逸る気持ちから、大使館が送ってきた現地の弁護士に連絡を取るが、その人物を語る相手に依頼金として払った5千ドルをだまし取られてしまう。
改めて地元フロリダで弁護士を雇い、母の持病の悪化を訴えて釈放へと希望を託すタミーだったが、エクアドルには医学的見地を考慮する法律はなく、これは政治的問題なのでワシントンに協力を依頼するよう助言される。
その足でワシントンに向かったタミーはブラウン議員に窮状を訴え、資料を手渡す。
レフトトゥダイ/悪夢のバカンスのネタバレあらすじ:転・偽りの脱獄計画
逮捕から6か月が経ち、男子刑務所を訪れる機会を得たサンドラは、そこでニックに再会する。ドラッグはニックの仕業と思っていたサンドラだったが、彼はそれを否定したうえ、2人で脱獄することを提案し、そのための金を用意するよう言われる。
解放されたい一心のサンドラは、タミーに自分の預金から3万ドルをニックの弁護士当てに送金させる。
言われるままに送金したものの不安になったタミーは、すぐさまエクアドルに向かい、現地のアメリカ大使館で紹介された教会を訪ね、そこでサンドラを良く知るシスターに会う。
彼女の協力でシスターに身をやつし刑務所の母にようやく再会できたタミーは、議員の力を借りて正規の手続きで助けると言って脱獄をやめるよう説得するが、所内の惨状に耐え切れないサンドラは意思を覆すことはなかった。
しかし、監視の目が厳しく脱獄できず、男子刑務所のニックを訪れたサンドラは、計画は彼女から金を奪い取るためのニックの嘘だったことを知り絶望する。
レフトトゥダイ/悪夢のバカンスの結末:待ちわびた帰国
計画が実行されず、シスターからサンドラの無事だけを聞いて帰国したタミーは、再びブラウン議員に会い、議員から医学的見地による釈放のためエクアドル行きを議会に提案するという言葉をとりつける。
逮捕されてから2年、サンドラはすべてをあきらめて絶望し、タミーも限界に達していた。そんな中、ブラウン議員がサンドラの窮状を訴え、エクアドル行きの承認を求める議会での様子がマスコミに取り上げられる。
議員とともに現地入りしたタミーはTVカメラの前で副大統領に直訴、刑務所でサンドラのインタビューも撮影された。
その甲斐あって議案は可決、サンドラはようやく釈放され、副大統領、大使館員に付き添われ、シスターに見送られて刑務所を後にする。逮捕から22か月が過ぎ、ようやくサンドラは帰国を果たすのだった。
以上、映画「レフト・トゥ・ダイ/悪夢のバカンス」のあらすじと結末でした。
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