吸血鬼カンパニーの紹介:2007年アメリカ映画。新種の吸血鬼で人肉も食べるネザービースト達だけの会社で巻き起こるゴタゴタを、細かく描いたコメディ映画です。ホラー映画として紹介されていますが、人の足や手を食べるシーンがあるだけで、ヒューマンドラマといっていい内容です。
監督:ディーン・ロナルズ 出演者:スティーヴ・バーンズ(オットー)、エイミーデビッドソン(パール)、デイヴ・フォーリー(ヘンリー)、ダレル・ハモンド(ターナー)、シャド・ネルソン(スティーブ)ほか
映画「吸血鬼カンパニー」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「吸血鬼カンパニー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
吸血鬼カンパニーの予告編 動画
映画「吸血鬼カンパニー」解説
この解説記事には映画「吸血鬼カンパニー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
吸血鬼カンパニーのネタバレあらすじ:起
CEOのカーターに呼ばれたオットーが部屋に入ると、同僚のマイクが胸に杭を打たれて殺されていました。ターナーは「マイクの提案書がダメだった」と言います。「提案書がダメで殺したんですか?」と聞くオットーに、「違う、彼は吸血鬼だった」と言います。
バーム・テック社に勤めるオットーは、現在108歳。この会社はCEOのカーターをはじめ、全社員がネザービーストと呼ばれる、人間の血を吸い肉を食う種族の人達でした。そんな時、ターナーが「ランドリー・アドベンチャー社の社長のスティーブをコンサルタントとして迎える」と発表。会社に住み込む社員達は、久しぶりに人間が見れるとあって興奮しています。
バーム・テック社の社員達は、会社内に保管されたネザー・ストーンという石によって生命を保たれ、心臓さえ動いていればどんな状態でも回復できる体を持っています。そして会社には、極秘裏に死んだばかりの新鮮な死体が運ばれ、社員達の食事として調理されていました。
この状況下でターナーが人間のコンサルタントを呼ぶことになり、急遽開かれた幹部会議に参加したオットーは、ヘンリーやレベッカ、バンヤンの会話から、ターナーの認知症が進行していることを聞かされます。
吸血鬼カンパニーのネタバレあらすじ:承
スティーブンがやって来て、ターナーから紹介されます。社員達は、小声で「うまそう」とつぶやいています。皆忙しい中、オットーがスティーブを各部署を案内します。ある部署の会議ではスティーブンが創始者ガーフィールドの話をして栄誉を称えますが、社員達は関心が無く喧嘩をする始末です。
ターナーが新入社員として人間の女性パールを入社させます。担当がオットーになりパールを案内します。そして食堂に連れていくと、パールが「にんにく味はありますか?」と聞きました。一瞬食堂内が凍りつきます。
バーム・テック社ではネザービースト達を7週間に一回だけ外出できる調達日をもうけていました。太陽の光を浴びないように夜間にだけが出が許され、社員達はレストランやバー、クラブで楽しみます。
ターナーの認知症が進み、外出禁止の日に外に出ようとして、幹部たちに取り合さえられ病室に運ばれます。幹部たちは「このまま眠ってくれればいい」と言いますが。医師は「何かの変異で回復することがある」と言います。
吸血鬼カンパニーのネタバレあらすじ:転
オットーは、次の調達日に、デートの申し込みをパールにします。パールもその気で、二人はバーに行きます。パールはしきりに「ターナーが吸血鬼の話をする」と話していました。話題を変えたいオットーが話を切りかえると、今度は「自分の離婚話と、前の夫の話を長々と話します。
会社ではバンヤンやヘンリーらが「レベッカが居なくなった」と騒いでいました。一方オットーはネザーストーンを隠していた冷蔵庫が無くなっていることに気づきます。そのころパールは、社員達が楽しそうに人肉を食べているのを見てしまいます。そしてオットーに電話して呼び出します。
自由に外出できるパールと違って、オットーは隠れて外出します。話を聞いたオットーでしたが、嘘がつけなくなって、自分も同じ仲間だと言う事をばらしました。
戻ったオットーはヘンリーに見つかり、パールの事を聞かれ、「全て話してしまった」と言います。ヘンリーは「パールが誰かに言うんじゃないか?」と責めますが、オットーは「大丈夫、友人も家族もいない」と言います。
翌日、パールが出勤しないことにオットーが困惑していましたが、遅れて出社してきました。二人で死んだマイクの荷物を片付けていた時、マイクがターナーに毒を飲ませていたことがわかりました。
吸血鬼カンパニーの結末
オットーはヘンリーに相談し、マイクのパソコンデータを調べてもらいます。するとトーマスという男から、薬品の投与方法の連絡が頻繁にありました。更にこの一件にスティーブが絡んでいる事もわかりました。スティーブが怪しいとにらんだオットーは、ヘンリーとパールを連れて乗りこみます。
するとバンヤンが医療室に拘束されていました。「頭を潰すぞ」というスティーブに銃を向けたヘンリー。その隙に、パールが死体安置庫を見るとレベッカの死体がありました。同僚のジェフがヘンリーの銃を受け取ると、態度をひるがえしてヘンリーを撃ちました。そしてオットの脚も撃つと、スティーブは「オレもネザービーストだが、お前たちとは少し違う。バーム・テック社を乗っ取りに来た」と言います。
スティーブは創始者のガーフィールドの心臓を移植された男で、ネザー・ストーンを狙っていました。その時、逃げていたパールが戻って来てジェフを刺殺すると、パールがスティーブの胸を拳銃で刺して殺しました。
寝たきりのタイラーがオットーに「ヘンリーもレベッカも死んだ。幹部はオットーだけになった。君を幹部にする。ネザーストーンはわからないように、細かく砕いた。バーム・テック社を頼む」と言います。
やがてバーム・テック社は、オットーとバンヤンを中心に経営されていきました。
以上、映画「吸血鬼カンパニー」のあらすじと結末でした。
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