ロストサンクチュアリの紹介:2013年アメリカ映画。自分の兄を同級生たちに轢き殺され、事故として処理されたことに恨みを持ち、魔女を使って悪霊として蘇らせた兄に同級生たちを殺させようとする少年と、止めようとする高校のカウンセラーの女性とその婚約者の警官との攻防を描いたホラー映画です。
監督:マシュー・オルランド 出演者:ミーシャ・バートン(ジェシー)、デヴォン・サワ(トラヴィス)、マイケル・クラーク・ダンカン(アディソン)、J・マイケル・トラウトマン(イーライ)、ニック・ジャンドル(ブランドン)、スチュアート・ストーン(ニック)ほか
映画「ロストサンクチュアリ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ロストサンクチュアリ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ロストサンクチュアリ」解説
この解説記事には映画「ロストサンクチュアリ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ロストサンクチュアリのネタバレあらすじ:起
仲の良かった兄のデヴォンを事故で亡くしたイーライは、悪夢に悩まされ奇妙な絵を描いていました。高校でカウンセラーをするジェシーは、彼氏で警官のトラヴィスから「親に会ってくれ」と言われます。
学校ではイーライがブランドン達のグループに近寄り、ダイアンに自分の描いたデッサンを渡します。それはダイアンを描いたもので、ブランドンが怒りの表情を見せます。
放課後、イーライを待ち伏せたブランドンはイーライに言いがかりをつけ始めます。ダイアンは「お兄さんの事は残念だったけど、事故だったのよ」と言います。納得のいかない態度をとるイーライをブランドンが小突くと、イーライがブランドンを押し倒しました。するとアレックスとニックも加勢しイーライに暴行を加えます。
そこへ先生がかけつけ全員を教室へ入れます。別の教室で待機させていたイーライをジェシーが呼びます。ジェシーは事前に校長のアディソンから、兄の死以降、変な絵を描いたりしていることを聞いていました。ジェシーが、絵の事や兄の死、そして色々な事を話しながら事情を聞きますが、イーライは何も話しませんでした。怒ったジェシーが「もういい、お母さんに連絡する」と言うと、イーライがしゃべりはじめます。
ロストサンクチュアリのネタバレあらすじ:承
「兄さんは殺された。あいつら全員に」と言いながら、あの日の状況を話します。
学校から帰っていたデヴォンを車に乗ったブランドン達が見つけました。ブランドンが「脅かしてやる」と言いながら、スピードを上げてデヴォンに向かって走りはじめます。避けるだろうと思ったデヴォンが避けず、そのまま轢かれてしまいました。怖くなったブランドンはそのまま逃げました。
そしてイーライは「証人はニックだ」と言います。ジェシーはニックを呼び話を聞きますが、ニックは何も言いませんでした。気になったジェシーがトラヴィスに電話すると、トラヴィスは「今、丁度デヴォンの墓にいる、デヴォンの遺体がなくなっている」と言います。
トラヴィスはイーライの家を訪ねます。悪臭が漂い中を見ると、掘り起こされたデヴォンの遺体がありました。外へ出て連絡しようとした時、家の中から何者かが出て行きます。トラヴィスは人影を追います。
ジェシーがトイレに隠れていたイーライを見つけ話を聞くと、「兄さんが戻って来て奴らを殺す。兄さんは死んでいない。僕がそうさせた」と言います。さらに「僕は第一発見者で、兄さんの死体を悪霊退治のブルハーのところへ連れていき、逆に悪霊を憑りつかせ、墓の下で6日間待った」と言います。
全く信用しないジェシーに「警官は婚約者だろう」とイーライが言います。怖くなったジェシーは「なんで知ってるの!」と怒鳴りましたが、イーライは何も言いませんでした。
ロストサンクチュアリのネタバレあらすじ:転
ブランドン達が集められた部屋では、ブランドンが「デヴォンはオレからダイアンを盗り、進学も決まっていた」と言い、恨みを持って故意に轢いたかのような事を言います。そして、ニックやアレックスらに「お前らも同罪だ、わかっているな」と言います。
耐えられなくなったニックが「トイレに行く」と嘘をついてジェシーの部屋に行き、「ブランドンはデヴォンを脅すつもりだったが、デヴォンが避けなかった。轢いたのはブランドンだ」とすべてを話しました。ジェシーはニックの告白をイーライに伝えます。
それ以降、学校の電話はつながらなくなり、ブランドンたちのいる部屋が鎖で縛られ閉じ込められました。殺された校長を見つけたジェシーは、ニックを連れ逃げようとしますが、ニックもいなくなり血まみれで見つけました。
ジェシーは豹変した用務員のイグナシオに襲われ、ナイフで応戦しますが、脚を切り裂かれました。そこへイーライがやって来て、ジェシーを医務室へ運び手当てをします。イーライは「逃げてと言ったのに、どうして逃げなかった?、最初6人が必要だったから」と言って、始めから計画してブランドンとジェシーの6人を集めていたのです。
すべてはイーライとイグナシオがやった事でした。
ロストサンクチュアリの結末
「今から始める」と言いながら医務室を出て行くイーライに、ジェシーは「そんなことをしてもお兄さんは戻らない」と叫びます。ブランドンはスポーツ選手だった父に助けを求めました。体格のいいブランドンの父でしたが、学校に入るなり殺されました。
イーライは鎖を外し、ブランドンらのいる部屋の扉を開けます。ブランドンらは目の前にデヴォンを見ました。悪霊として蘇ったデヴォンは、ブランドンらを皆殺しにします。イーライは扉を閉めて廊下で待っていました。
ジェシーはイーライが持っていた悪霊の書物を読みます。すると「悪霊の怒りを鎮めるには、主に祈る事」と書かれていました。ジェシーはその通り祈ると、デヴォンが苦しみ怒りは静まります。
しかしイーライがやって来てジェシーを捕まえました。その時トラヴィスが入って来ました。トラヴィスは拳銃でイーライを撃ちます。次の瞬間、立ち上がったデヴォンがトラヴィスに襲いかかります。
イーライが倒れるのにつられるようにデヴォンも倒れます。そしてデヴォンは立ち上がりイーライを抱きかかえ、学校を出ます。死んだトラヴィスの側ではジェシーが泣きじゃくっていました。ジェシーはデヴォンを轢き殺そうと車に乗りましたができませんでした。
トラヴィスの葬儀が終わり、警部からイグナシオがブラハの孫であることを聞かされます。そのころイーライの墓の前にはブラハとデヴォンがいました。
以上、映画「ロストサンクチュアリ」のあらすじと結末でした。
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