バーデンの紹介:2018年アメリカ映画。マイク・バーデンは人種差別主義の団体KKKのメンバーとしてトムに育てられます。しかし恋人のジュディはKKKを嫌っています。バーデンはKKKをとるかジュディを選ぶかの難しい選択を迫られます『バーデン』はアメリカにおける人種差別、白人と黒人の対立と和解を描いた映画です。
監督:アンドリュー・ヘックラー 出演:ギャレット・ヘドランド(マイク・バーデン)、フォレスト・ウィテカー(デヴィッド・ケネディ)、アンドレア・ライズボロー(ジュディ)、トム・ウィルキンソン(トム・グリフィン)、テス・ハーバー(ヘイゼル)、ほか
映画「バーデン」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「バーデン」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「バーデン」解説
この解説記事には映画「バーデン」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
バーデンのネタバレあらすじ:起・KKKのバーデンとジュディの出会い
1996年。アメリカ・サウスカロライナ州の田舎の町で、バーデン(ギャレット・ヘドランド)と彼のKKKの友人は古い映画館を壊し、KKK記念館を建設しています。
バーデンは幼少時にKKKメンバーのトム(トム・ウィルキンソン)に引き取られて育てられました。バーデンは記念館の土地を所有しています。
バーデンとKKKの友人は、ジュディ(アンドレア・ライズボロー)に会います。彼女はKKKが嫌いな様子で、バーデンの友人と口論します。バーデンは彼女に好意を持ち、彼女を励まします。
KKKの記念館がオープンし、黒人団体を批判する演説を行います。黒人のケネディ牧師(フォレスト・ウィテカー)は、記念館のオープンに驚きます。彼は家に帰り、家族に怒りをぶちまけます。ケネディは教会で黒人信者を励ますスピーチをします。記念館には白人たちが訪れ、黒人を侮辱するグッズが売られています。
バーデンはジュディと彼女の息子フランクリンに会います。バーデンはジュディをレース場でデートに誘います。三人はジュディの家に行き、キスをして別れます。
バーデンのネタバレあらすじ:承・KKKに反対するケネディとジュディ
KKKの集会が記念館で行われます。参加者は「キング牧師ら黒人を称える記念館があるのに、なぜ我々の記念館はないのだ!」と言います。参加者は夜に郊外に行き、集会を開いて儀式を行います。
その一方で、ケネディは黒人信者を集め、黒人の団結、人種差別に反対する集会を行います。ケネディは記念館の前で反対デモを組織します。KKKはデモを無視します。バーデンはKKKの集会に参加します。バーデンはKKKでの長年の功績が讃えられて、トムから表彰されます。バーデンはジュディをKKKの夕食会に誘います。
バーデンとジュディはKKKの夕食会に参加し、トムたちの黒人を馬鹿にするジョークを聞きます。ジュディは雰囲気に嫌気が差して退席します。ジュディは帰りの車の中でバーデンに、KKKには耐えられないといいます。
ケネディはラジオ番組に出演し、人種差別への反対を表明します。バーデンはジュディとフランクリンを釣りに誘います。しかしジュディはKKKへの嫌悪感のため、誘いを断ります。バーデンはKKKと縁を切ることを考え始めます。彼はトムにジュディと暮らしたいことを伝えます。
バーデンは再びジュディを釣りに誘います。結局ジュディは行くことにし、フランクリンと3人で釣りを楽しみます。しかし、KKKのメンバーがバーデンに記念館が何者かに襲われたと連絡します。バーデンが現場に着くと、記念館の一部が破壊されていました。
バーデンのネタバレあらすじ:転・揺れるバーデンの心境
ジュディはバーデンを探しに記念館に行きますが、彼は記念館にいません。バーデンはジュディの家を訪れます。ジュディはKKKか自分のどちらを選ぶか選択を迫ります。
ケネディは自宅でデモの準備をします。ケネディとデモ隊はKKK記念館まで行進します。ケネディは人種差別反対のコールを記念館前でします。KKKのメンバーが記念館から出てきます。彼らはケネディに「記念館に無料で入れてやる」と言います。
バーデンはトムの命令でケネディを射殺しようとします。しかし、彼はためらい銃をうてません。ケネディはデモを解散することにします。しかし、デモ隊とKKKの間で衝突が起こり逮捕者が出ます。トムはケネディを殺せないバーデンに失望します。
バーデンはKKKを辞める決意をします。彼はトムにKKKを去ることを告げます。バーデンはジュディの家に向かい暮らし始めます。しかし、警官が突然訪れ家賃の未払いでジュディ、バーデン、フランクリンに退去を命じます。
バーデンは仕事を探しますが見つかりません。ジュディは職場を解雇され、KKKの圧力だと怒ります。ジュディとバーデンはケネディに会います。ケネディはバーデンとジュディを家に招待します。
ケネディとバーデンとジュディが家につくと、ケネディの家族は当惑します。ケネディは、二人は金と食事が無いといいます。家族は三人を家に入れることを反対します。ケネディはバーデンはKKKを去ったと言います。バーデンはケネディの紹介で仕事をみつけ、そして、ケネディの家に暮らします。
バーデンはフランクリンとジュディとレース場に行きます。しかし、KKKの友人が事故に遭います。バーデンが病院に行くとトムがいます。トムは、黒人たちと縁を切って家にもどれと言います。しかし、バーデンは拒否します。
バーデンの結末:生まれ変わったバーデン
バーデンは職場で黒人の同僚と喧嘩になります。バーデンは黒人を侮辱する暴言を吐きます。彼は解雇されます。ケネディは彼を家から追い出すことにします。バーデンはケネディの家に行き、ジュディに会います。ジュディは解雇の件で怒り、バーデンと喧嘩になります。バーデンは仕事とジュディ、住み家を失います。
バーデンは森で野宿をします。バーデンはケネディを訪ねます。ケネディはバーデンに「本当にKKKをやめる意思があるのか?」と聞きます。ケネディはバーデンを教会へ連れていき、懺悔をさせます。
バーデンはKKKを去った今でも記念館の土地を所有していることを知り、ケネディに記念館の土地と建物を買うことを勧めます。バーデンはジュディに会い謝罪し、愛を再び告白します。二人は新居に引っ越します。ケネディの教会はバーデンから記念館の土地を買収することに成功します。
バーデンはトムとKKKに襲撃され捕らえられます。トムはバーデンに、ケネディ、黒人を襲撃すると予告します。バーデンは裁判所でトムに命じられてケネディを射殺しようとしたことを証言します。
バーデンはケネディに洗礼の儀式をうけ、ケネディの教会でキリスト教徒になり、正式にKKKと縁を切ります。彼は黒人を差別したことを反省し、良いキリスト教徒になると宣言します。
2017年。トム・グリフィンの死により、ケネディは正式にKKK記念館の跡地を所有し、キリスト教施設にしました。
以上、映画「バーデン」のあらすじと結末でした。
この映画の感想を投稿する