ウーマン・トーキング 私たちの選択の紹介:2022年アメリカ映画。南米ボリビア、キリスト教徒による自給自足社会の村があります。女性たちは字の読み書きも教えられず、長年男性に性的虐待を受けてきました。ある日、村の男たちが2日間だけいなくなることになります。女性たちは会議を開き、村を出ていくか、男たちを許すか、男たちと戦うかの重要な決断をすることになります。過酷な状況下にある女性たちの悩みと選択を描いた映画です。
監督:サラ・ポーリー 出演:ルーニー・マーラ(オーナ・フリーセン)、クレア・フォイ(サロメ・フリーセン)、ジェシー・バックリー(マリチェ・ローウェン)、ジュディス・アイヴィ(アガタ・フリーセン)、ベン・ウィショー(オーガスト・エップ)、フランシス・マクドーマンド(スカーフェイス・ヤンツ)、ほか
映画「ウーマン・トーキング 私たちの選択」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ウーマン・トーキング 私たちの選択」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ウーマン・トーキング 私たちの選択」解説
この解説記事には映画「ウーマン・トーキング 私たちの選択」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ウーマン・トーキング 私たちの選択のネタバレあらすじ:起
オーナ(ルーニー・マーラー)は傷だらけの太もものまま、目を覚まします。彼女は他の女性と集団生活をしています。2010年、キリスト教徒の女性たちはメノミタ村で自給自足生活をしています、村の男たちは女性を長年強姦し続けています。
オーナの妹のサロメ(クレア・フォイ)は、男に刃物で襲い掛かります。男達は反撃しますが、逮捕され裁判を受けることに。彼らと他の男たちは町に行き2日後に帰ってくる予定です。女性たちは、その2日間で男と戦うか?、男を許すか?、この村を去るか?の決断をすることになります。
女性達は投票を始めます。彼女たちは字の読み書きができないため、3つの選択肢の絵が描かれた場所に投票します。投票は3つの選択で分かれます。彼女たちの中に、オーガスト(ベン・ウィショー)という男性が加わります。彼は投票に加わらずに女性達の議論の議事録を書くことになります。彼はオーナに恋愛感情を抱いています。女性たちは議論を始めます。
サロメは戦うことを主張しますが、母のアガタ(ジュディス・アイヴィー)は戦うことに反対します。他の女性は、村を去る、男を許すに、意見が傾いています。グレタ(シーラ・マッカーシー)は、子供と相談したいと言います。意見は割れます。
ウーマン・トーキング 私たちの選択のネタバレあらすじ:承
子供たちは何も知らずに遊びます。スカーフェィス(フランシス・マクダーモンド)は一人で外に出て考え事をしています。オーガストは、それぞれの選択肢の良い点と不安点を書きます。住む場所は?新しい村を作ろう?子供たちは?など多くの意見がでます。
オーナは男女平等社会をと主張します。マリチェ(ジェシー・バックリー)とグレタは夢みたいな話だと言います。サロメは男たちを殺害しようと言い続けます。女性たちは、裁判中の男が無罪になることを恐れます。オーナは男たちに村から出ていくことを求めようと言います。他の女性はその意見は現実離れしていると、笑い始めます。
一人の子供が病気になり、母親は子供を町まで連れていきます。アガタと女性たちは子供のために祈ります。子供たちは、何も知らずに外で遊んでいます、その中にメルビンという男がいます。彼はもとは女性でした。しかし強姦されて以来、髪を短くして男性になっています。オーガストはある女性に「女性たちを助けたい、しかし、どのように助けられるかわからない」と言います。
翌朝、忙しい朝が始まります。車が国勢調査のために到着します。一人の女性が調査員からの情報として、マリチェの夫クラウスが、仮釈放の金が必要で戻ってくると言います。マリチェは怒りからオーガストに八つ当たりします。子供がパニックになり騒ぎ始めます。サロメの4歳の娘が来て不安を訴えます。女性たち祈り歌を歌います。
オーガストは村の男の子供たちを教育しています。女性たちは村を去ることの可能性を話します。しかし、彼女たちは村に兄弟や子供を残すことに不安です。オーガストはオーナに会います。オーガストは、オーナに彼女と彼女の子供の世話をすると言います。しかしオーナは、自分は結婚しているから大丈夫と言います。
ウーマン・トーキング 私たちの選択のネタバレあらすじ:転
女性達は逃げるということで、意見がまとまり始めます。彼女たちは逃げ方を考えます。子供たちを連れていくのかなどの意見が交換されます。女性だけで逃げるのか?どのようにしてどこに逃げるか?オーガストは地図をだします。ある女性が発作を起こします。
彼女たちは、なんで神は助けてくれないのかと悩みます。ある女性は「神は助けてくれない、自分で子供を守らなければならない」と言います。スカーフェースは、意見をまとめようとします。サロメは戦いを主張します。年老いた女性は「戦うことは、殺人者になること」とサロメをいさめます。女性たちは、これ以上の暴力を避けるため村を去る、自由は奴隷よりいい、相手を憎むことより逃げることがよい、許すことは復讐より良い、と考えます。
グレタは子供たちに会いに行きます。彼女は村を出ることが一番いいことだと考えます。女性たちはマリチェを説得します。「マリチェはクラウスの暴力と戦った。マリチェはクラウスを何度も許した、男性を許すことはもうよくない」と言います。マリチェの息子のジュリウスが鼻の痛みを訴えます。
女性達はすべての準備を整え、村を一夜で出ることで最終結論になります。子供を残していくか?が議論になります。オーガストは子供の教育者として自分の意見を述べます。彼は子供も女性たちと去るべきだと言います。15歳以下は一緒に行くことになります。それ以外はオーガストの教育に任せることにします。マリチェの暴力夫クラウスが戻ってきます。女性たちは、恐怖におびえます。彼女たちは、準備のため家に戻ります。
ウーマン・トーキング 私たちの選択の結末
女性たちは、日の出の一時間後に村を去ることを決め、忙しくなります。オーガストはオーナに地図を見せ、星を手がかりに逃げることを教えます。オーナはオーガストの将来を心配します。
日の出と共に女性達は納屋に集まります。マリチェは帰ってきた夫クラウスに暴行されたようで、傷があります。マリチェはクラウスに村から出ることを話したと言いますが、クラウスは酔っ払い覚えていないだろうと言います。女性たちは讃美歌を歌います。女性と子供たちが集まります。
メルビンが、サロメの子供が見つからないと言います。サロメは子供を探しに外へ出ます。一人の老女が倒れます。老女は村に残ることにします。オーガストは去り行くオーナに愛を告白します。サロメは子供を見つけ、強制的に連れていくことにします。
女性たちは、出発の準備をし、オーガストによって書かれた議事録を読みます。オーガストはサロメに銃を渡します。オーガストは泣きながら、銃で自殺したいと言います。サロメはそんなことはせずに子供の教育をしっかりするようにと頼みます。オーガストはサロメに議事録を渡します。オーガストはオーナにお別れの挨拶をします。女性たちは、村を後にするのでした。
以上、映画「ウーマン・トーキング 私たちの選択」のあらすじと結末でした。
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