マッド・リベンジの紹介:2016年アメリカ映画。刑事の娘が飲酒運転で事故を起こし、母と娘を死なせてしまいます。自分の娘を加害者にしたくなかった父と相棒が事故を、ひき逃げ事件と処理しもみ消したことで、被害者の夫・ヴィックが復讐の為一家を襲うという80年代ホラーを彷彿されるスラッシャー映画です。日本国内リリース版は、残虐シーンにボカシが入っています。
監督:ジョー・ヘンドリック 出演者:ビル・オバースト・Jr(ヴィック)、ケイティ・フォーリー(ジェニー)、ザック・シルバーマン(マイク)、モーガン・ベンワー(フィンチ)、リン・ローリイ(ドナツッチ)ほか
映画「マッド・リベンジ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「マッド・リベンジ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「マッド・リベンジ」解説
この解説記事には映画「マッド・リベンジ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
マッド・リベンジのネタバレあらすじ:起
酒に酔ったジョニーが車に乗りこみます。夜の道を走っていると眠気がジェニーを襲います。一瞬眠りこみ、眼をさましたジェニーの目の前に車が見え、ジェニーはそのまま車に突っ込んでしまいます。
事故現場にはマン刑事とデール・ビルソン刑事がいます。マンはビルソンに、人差し指を唇に当て、秘密にしろと言う合図を送ります。ビルソンは地面に落ちていたペンダントを拾います。車の横には顔から血を流した男が倒れています。男の腕時計は割れていました。翌日の新聞には『ひき逃げ事故で母娘死亡。犯人の行方わからず』と書かれています。
ジェニーは刑事である父デールと母ヘレンが、裁判の為一泊二日で出て行くことを聞かされます。丁度彼氏のマイクがやって来ます。交通事故の事が頭から離れず憂鬱な毎日を送っているジェニーに恋人のマイクが「両親もいない事だし、今夜ここでパーティーをやろう」と言います。マイクが友達のマックスらに連絡し、全員が授業をさぼりジェニーの家に集まります。
そのころ、ヴィックは事故で死んだ妻と娘の写真を燃やし、割れた腕時計をはめると、工具を持って車に乗りこみ走り出します。そして、デールの車を追い越すと道路を塞ぐように車を止め、二人にハンマーで襲いかかり、家に拉致したのです。
マッド・リベンジのネタバレあらすじ:承
ビールで乾杯したジェニー、マイク、マックス、トリーナ、ビル、キャシーの6人はBBQを始めます。そのころヴィックは、ジェニーの家の横に車を止めます。隣のドナツッチが「ビルソン夫妻は留守ですよ。うちでコーヒーでもどうですか?」と声をかけます。家の中に入ると未亡人のドナツッチは、ヴィックを誘惑するしぐさを見せます。ヴィックは誘いに乗るふりをしてドナツッチの指を切断し、その後、殺してコーヒーを飲んで家を出ます。
ジェニーの家に忍び込んだヴィックは、家族写真を見ながら、事故で亡くしたペンダントを見つけ怒りがこみ上げます。そして2階でSEXをしていたビルとキャシーを斧で殺しクローゼットに放り込みます。
ビルソン刑事の車が放置されていると、警察署のレイモンに連絡が入ります。マン刑事に伝えると「お前はいらぬ詮索をせず電話だけ取っていろ」と睨み付け出て行きます。ビルソンの車の様子から事件だと感じ、ビルソンの家に向います。
SEXを楽しんだマックスがシャワーに入ると、一人でベッドにいたトリーナをヴィックが斧で惨殺します。そして布団を体にかけキスをし、出て行きます。マン刑事が家にやって来てジェニーに話をします。マンはジェニーの態度と雰囲気から「両親のいない時に、学校をさぼってパーティーをするな」と警告します。
マッド・リベンジのネタバレあらすじ:転
ジェニーが「パーティーは終わりよ」とマイクとマックスに話し、ビリーらを呼びに行ってクローゼットの二人の死体を見つけます。マックスも惨殺されたトリーナの死体を確認します。そこへヴィックが斧を持って現れます。ジェニーにあの事故がフラッシュバックします。自分が事故をした相手がヴィックであったことを思い出します。「あの事故の・・・」とジェニーが言った時、ヴィックが襲いかかって来ます。
3人はどうにかヴィックをかわし、隣のドナツッチの家に逃げ込みます。殺されているドナツッチを見たマックスがヴィックに殺されます。マイクがジェニーを連れ奥の部屋に逃げ込むとヴィックに追い込まれてしまいます。その時、マイクがジェニーを殴り倒し「次は何をすればいいお父さん」とヴィックに話しかけたのです。マイクはヴィックの息子だったのです。
警察署ではレイモンがヴィックの車を調べた写真を見て、マンが「ビルソンの隣の家の前にあった」と言いながら出て行きます。ドナツッチの家に入るとヴィックがマンに襲いかかります。マンが発砲してヴィックがひるみます。そこへマイクがやって来て電気コードでマンの首を絞め吊るしあげると、立ち上がったヴィックがチェーンソーでマンを惨殺します。
警察署では、レイモンが同僚のフィンチに「ビルソンがいなくなってマンの様子がおかしい」と言い、ビルソンの家に向います。
マッド・リベンジの結末
ジェニーが両親が拉致されている家に連れていかれます。ヴィックが「お前は、妻と娘を殺しておいて事故をもみ消している」と話はじめます。すると父・デールが「娘は何も知らない、もみ消したのはおれだ。責任はおれにある」と言います。あの事故で、娘のジェニーが加害者であると分かったビルソンは、マンと供託してひき逃げ事件として報告しもみ消していたのでした。
そのころフィンチはヴィックのGPSから一軒家を見つけレイモンに知らせます。先に到着したフィンチでしたが、マイクに射殺されます。ヴィックはジェニーと母・ヘレンの目の前でデールをハンマーで殴り殺し雄叫びをあげます。異様な父・ヴィックの行動にマイクは動揺します。
マイクが「ジェニーに接近するのに苦労したが、事故の真相は本当に知らなかった」とヴィックに話しますが、ヴィックは「撃ち殺せ」と命じます。マイクが撃ったのはヴィックでした。首を討たれたヴィックはよろけながら家を出て行きます。
マイクはスマホをジェニーに渡し、「警察に全部話せ」と言います。ジェニーは電話をし、すべてを話しますが、いたずら電話と思われ切られてしまいます。マイクがジェニーに銃口を向けます。話を聞いていたレイモンがマイクを射殺します。そしてヘレンと抱き合うジェニーを逮捕します。そのころヴィックは池にはいりそのまま死んでしまいました。
以上、映画「マッド・リベンジ」のあらすじと結末でした。
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