猿の惑星/キングダムの紹介:2024年アメリカ映画。地球の支配者が人間から猿に代わった世界を描くSF映画『猿の惑星』シリーズの第10作目で、リブートシリーズの第4作です。前作『猿の惑星:聖戦記』の約300年後を舞台に、猿の独裁者によって村と家族を奪われたチンパンジーの青年が人間の女性と出会い、猿と人間の未来を左右する旅に出る様を描きます。
監督:ウェス・ボール 出演者:オーウェン・ティーグ(ノア)、フレイヤ・アーラン(メイ/ノヴァ)、ケヴィン・デュランド(プロキシマス・シーザー)、ピーター・メイコン(ラカ)、ウィリアム・H・メイシー(トレヴェイサン)、トラヴィス・ジェフリー(アナヤ)、リディア・ペッカム(スーナ)、ニール・サンディランズ(コロ)、サラ・ワイズマン(ダー)、エカ・ダーヴィル(シルヴァ)、ラス=サミュエル・ウェルド・アブズギ(ライトニング)、カリン・コノヴァル(モーリス)、ディーチェン・ラックマン(コリーナ)ほか
映画「猿の惑星/キングダム」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「猿の惑星/キングダム」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「猿の惑星/キングダム」解説
この解説記事には映画「猿の惑星/キングダム」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
猿の惑星/キングダムのネタバレあらすじ:起
前作『猿の惑星:聖戦記』におけるシーザー率いる猿たちと人類の決戦から約300年後。知能が向上し、言葉を話せるようになった猿は文明を築く一方、人類は知能が低下して野生化し、言語が話せなくなるほどに退化してしまっていました。
タカと共存するチンパンジー・イーグル族の若者ノアは翌日に控える成人の儀式に必要なタカの卵を得るため、幼馴染のスーナとアナヤと共に切り立った崖の上にあるタカの巣へ行きました。しかし、せっかく手に入れた卵はイーグル族の村に立ち入ったある人間の女によって壊されてしまい、ノアは明日までには必ず戻ると接げて再びタカの卵を取りに行きました。
ところが、ノアが不在の間に村は猿の独裁者プロキシマス・シーザーの軍団に襲撃され、ノアが戻ってキタ時には既に火の海と化していました。ノアの父で部族の長老のコロはプロキシマス軍に殺されてしまい、母ダーや仲間たち、イーグル族はプロキシマス軍に連れ去られてしまいました。ノアはダーや仲間たちを奪還するための旅に出ました。
猿の惑星/キングダムのネタバレあらすじ:承
ノアは決して足を踏み入れてはならないとされた禁断のトンネルを潜り抜け、その先の廃墟で年老いたオランウータンのラカに出会いました。ラカは約300年前に猿を率いた最初のリーダー、シーザーの伝説を守り続けており、かつて人類は高度な文明を築いていたこと、シーザーは猿と人類の共存を模索していたことが明らかになりました。身寄りのないラカはノアの旅に加わることにしました。
旅の途中、ノアとラカの前に以前イーグル族の村に現れたあの人間の女性が現れました。ノアとラカは女性に食料を与え、彼女に“ノヴァ”という名前を付けました。
道中でノアたちは野生化した人間の群れに遭遇しました。ノアはラカにノヴァを託し、単身プロキシマス軍のもとに向かおうとしましたが、人間の群れにプロキシマスの軍段が襲い掛かってきました。軍団はノヴァを奪い去ろうとし、ノアとラカはノヴァを軍団から救い出しました。実はノヴァは言葉を話すことができ、本当の名前はメイであることを明かしました。
ノア、ラカ、メイは旅を続けましたが、途中の橋を渡ろうとしたところにまたプロキシマスの軍団が襲撃してきました。ラカはメイを助けようとして濁流に飲み込まれてしまい、ノアとメイはプロキシマス軍団に捕らえられてしまいました。
猿の惑星/キングダムのネタバレあらすじ:転
ノアとメイはプロキシマスの帝国に連行されていました。そこでは他の猿の種族たちが強制労働を強いられていました。ノアはそこで母ダーやスーナ、アナヤ、イーグル族の仲間と再会しました。
帝国にはかつて人類が築いた文明のテクノロジーの数々、そして大量の武器を収めた貯蔵庫がありました。貯蔵庫の武器を使って人類を根絶やしにしようと目論むプロキシマスはこれまでに何度も貯蔵庫の扉を開けようと試みましたが、扉があまりにも頑丈なため今まで一度も開けることができずにいました。
プロキシマスがメイを捕えたのは、彼女が貯蔵庫の扉を開ける方法を知っているからでした。しかし、メイはその方法を断固として教えず、ノアやその仲間たちと協力してプロキシマスよりも先に貯蔵庫へ侵入することにしました。メイは貯蔵庫の中にある機器を手に入れ、世界中に散らばる人類と交信しようと考えていたのです。
ノアやメイたちは海水をせき止めているダムに爆弾を仕掛け、身軽さを活かして貯蔵庫に侵入することに成功しました。メイはお目当ての機器を手に入れ、ノアたちは貯蔵庫の扉を開けて外に出ようとしましたが、扉の外にはプロキシマス率いる軍団が待ち構えていました。メイは仕掛けていた爆弾を爆発させ、貯蔵庫の内部に海水がなだれ込んできました。
猿の惑星/キングダムの結末
プロキシマスの軍団は海水に飲み込まれていきました。ノアはイーグル族たちを貯蔵庫の屋上へと誘導して脱出しようとしましたが、そこにプロキシマスが立ちはだかってきました。ノアはプロキシマスに戦いを挑み、かつて父から教わったタカを操る歌を歌いました。イーグル族たちもノアに協力し、ノアは集まってきたタカにプロキシマスを攻撃させました。プロキシマスは崖から転落し、海の藻屑と消えていきました。
こうしてイーグル族はプロキシマスの恐怖支配から解放され、ノアは父の跡を継いで村の再建を始めました。村にメイがノアに別れを告げるためにやって来ました。ノアは人類が再び地球の支配者に返り咲こうとしていることを予感していました。メイは猿と人類は共存できるのか問いました。
メイは人類の衛星通信施設に戻り、貯蔵庫で手に入れた機器を使って世界中の人類と交信することに成功しました。その頃、ノアは旅の途中で見つけた天文台にスーナを連れていきました。ノアは天体望遠鏡で果てしなく広がる宇宙を見つめていました。
以上、映画「猿の惑星/キングダム」のあらすじと結末でした。
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