NO ONE LIVES ノー・ワン・リヴズの紹介:2012年アメリカ映画。強盗団がカップルを襲い女性を殺します。怒り狂う男は拘束を解き、強盗団を一人ずつ殺しはじめます。この男こそ、世間を騒がしている監禁殺人犯だったのです。ゴア・バイオレンス作品を手がける北村龍平監督が、アメリカで撮った作品です。残虐描写と血の量で、R18に指定されています。
監督:北村龍平 出演者:ルーク・エヴァンス(ドライバー)、アデレイド・クレメンス(エマ)、デレク・マジャール(フリン)、リー・ターゲセン(ホーグ)、アメリカ・オリーヴォ(タマラ)、ボー・ナップ(デニー)ほか
映画「NO ONE LIVES ノー・ワン・リヴズ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「NO ONE LIVES ノー・ワン・リヴズ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「NO ONE LIVES ノー・ワン・リヴズ」解説
この解説記事には映画「NO ONE LIVES ノー・ワン・リヴズ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
NO ONE LIVES ノー・ワン・リヴズのネタバレあらすじ:起
森の中を逃げるエマ。途中でトラップにかかり宙づりにされると何者かによって引きずられていきます。
田舎町にコンテナをけん引した乗用車がやって来ます。運転しているのはドライバー、横に乗っているのは恋人らしきベティです。二人は近くのモーテルに入ります。フロントのオヤジが「クレジットカードを」と言い、ドライバーが渡すと「珍しい名前だ」と言って部屋を案内します。
広い敷地を持つ屋敷の帰ってきた3人家族は、家の前に5人の男女がいるのに気づきます。ホーグをリーダーとする強盗団です。父親は車の中で警察に通報しようと電話します。ホーグが「旅行に行ってるんじゃなかったのか?」とフリンに怒鳴ります。するとフリンは車に向かっていき3人を射殺したのでした。
ドライバーは食事をしようと、フロンとのオヤジに聞きます。オヤジは「ヘレンの店がある」と教えます。ヘレンの店でボークの娘・アーバンが働いていて、ホーグらがいました。ホーグは強盗の失敗をフリンのせいだとし「この穴埋めはどうするんだ」と責め立てます。そこへドライバーとベティが入って来ます。
食事をとっている二人を見たフリンが、近づき言いがかりをつけ始めます。ドライバーが冷静に対応しますが、フリンは声を荒げます。見ていたホーグが止めに入り二人に謝ります。
NO ONE LIVES ノー・ワン・リヴズのネタバレあらすじ:承
店を出てモーテルに帰るドライバーの車を、フリンが襲います。車を奪いホーグの家に帰ってくると「分解して売る」と言います。ドライバーとベティはホーグの弟・イーサンに監禁されています。イーサンはベティの首にナイフをあて脅します。するとベティが自分からナイフに首をあてて首を切って死んでしまいます。怒ったドライバーは手錠から手を抜き、大男のイーサンに襲いかかります。そしてドライバーを出錠で絞殺してしまいます。
フリンが車の中を漁っていると、隠し部屋があり空気穴が開いています。こじ開けると女性が乗っています。「あいつに殺される」と叫びながら逃げる女性を、フリンが取り押さえ家の中に連れ込みます。
暴れる女の声にホーグと恋人のタマラ、娘のアーバン、下っ端のデニーがやってきます。女性を見たアーバンが「このニュースを見て!」と録画ビデオを流します。映し出されたのは14人の学生が惨殺された事件の、唯一の行方不明者エマでした。
森の中の木にメッセージを残していて、いなくなったエマには、200万ドルの懸賞金がかけられていました。フリンは「大金が手に入る」と喜びます。ホーグが「イーサンはどうした?見てこい」と言います。エマが「もう殺されている、あいつに」と言いながら、ドライバーに人の殺し方を教わっていた時のことを思い出します。デニーとタマラが倉庫に見に行きます。倉庫でイーサンの死体を見つけたタマラが「無敵のイーサンが殺されている」とつぶやきます。
NO ONE LIVES ノー・ワン・リヴズのネタバレあらすじ:転
イーサンの死体を家の前まで持て来ると、怒り狂ったホーグが「仇をうってやる!イーサンの死体は家の中に入れろ」と言います。袋に入れられたイーサンの死体からドライバーが出てきます。
「あいつにみんな殺されるわ、私は出て行く」と扉を開けたエマが全身血まみれのドライバーを見つけます。「家を出たら殺す」と言うフリンを見て、「やめた、あんたらが殺されている隙に逃げる」と言ってエマが戻って来ます。
ホーグがデニーを連れ「奴を探しに行くぞ」と家を出た瞬間、ホーグにロープの付いた矢が突き刺さり、デニーが撃たれます。エマは「死にたくなかったら私の言うとおりにして」とフリン、タマラ、アーバンに言います。ホーグは粉砕機に頭から入れられ殺されます。
アーバンとタマラが喧嘩を始めます。その時、玄関で音がして袋が吊るされています。フリンが確認するとミンチ状になったホーグの死体でした。「このままだとオレは死んでしまう。ジープを直して逃げる」とデニーがアーバンを連れ納屋に行きます。エンジンルームを修理し車が動くようになった時、ドライバーが二人を襲います。デニーは顔を回転するエンジンで顔をぐちゃぐちゃにされ、アーバンは鎌を体に突きたてられます。
悲鳴を聞いたフリンがタマラとエマを連れ納屋に向います。まだ生きていたデニーを乗せ、山道を走ります。そこへどうにか逃げてきたアーバンが飛び出してきて轢き殺してしまいます。デニーを病院の前に置き、3人はモーテルに着きます。
NO ONE LIVES ノー・ワン・リヴズの結末
フロントのオヤジが「クレジットカードを」と言います。フリンが出したカードはドライバーのカードでした。3号室を案内し保安官に連絡します。3号室に保安官がやってくるとフリンが撃ち殺します。
ドライバーは部屋に侵入し、シャワーを浴びていたタマラを絞殺します。タマラの死体を見たフリンが部屋を飛び出します。ドライバーがパトカーでフリンを跳ね飛ばと、それを見たエマがショットガンをもってドライバーに対峙したのです。するとドライバーは「撃て、殺せ」と言って素直になります。
そこへフリンが襲いかかります。ドライバーともみ合うフリンを殴り倒したのはエマでした。「こいつを殺すのは私よ」と言ってショットガンを構えます。しかし使い方の分からないエマが引き金を引いても弾が出ません。ドライバーはエマに抱き着きナイフで腹を刺し、「お前を解放してやる」と言ってエマの体からGPSを抜き取ります。ドライバーはエマを殺し屋に育てるために拉致していたのでした。
ドライバーはフリンの頭をショットガンで飛ばしてとどめを刺します。その様子を見ていたフロンとのオヤジも殺されます。入院中のデニーの部屋にドライバーがやって来て「誰も生き残れない」と言って首を切って殺します。
その病院にエマが運ばれてきます。TVレポーターはエマの誘拐犯を「ホーグら強盗団だった」と言っています。そこへドライバーがやって来て、エマの手に触れると、眼で合図して去って行ったのでした。
以上、映画「NO ONE LIVES ノー・ワン・リヴズ」のあらすじと結末でした。
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