バトル・ロワイアルの紹介:2000年日本映画。中学3年生の生徒たちが、最後の1人になるまで同級生達と殺し合いを繰り広げるという恐怖のサバイバルバイオレンスを描いた作品。高見広春の同名小説『バトル・ロワイアル』が原作となっており、その衝撃的な内容で世間を騒がせました。
監督:深作欣二 出演:藤原竜也(七原秋也)、前田亜季(中川典子)、山本太郎(川田章吾)、栗山千明(千草貴子)、塚本高史(三村信史)、高岡蒼佑(杉村弘樹)、柴咲コウ(相馬光子)、安藤政信(桐山和雄)、ビートたけし(教師キタノ)、ほか
映画「バトル・ロワイアル」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「バトル・ロワイアル」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「バトル・ロワイアル」解説
この解説記事には映画「バトル・ロワイアル」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
バトル・ロワイアルのネタバレあらすじ:恐怖の幕開け
不況にあえぐ世に、新世紀教育改革法という新しい法案が制定されます。それは、無作為に選ばれた中学3年生の1クラスの生徒たちが、最後の1人になるまで殺し合いをするという、信じられない法案でした。その1クラスに、中学3年生の秋也のクラスが選ばれてしまいます。突然の事態に生徒たちは動揺し、場は凍り付きます。殺し合いをするメンバーは、クラスの生徒だけではなく、川田と桐山という2人の転校生も加わりました。
バトル・ロワイアルのネタバレあらすじ:生き残りをかけた戦い
ルール説明が終わった後、各生徒たちには、食料と武器等が配布されました。配布される武器は、同じ物ではなく、当たりはずれがありました。秋也の武器は、鍋の蓋というお粗末なものでした。秋也は、クラスメイトの典子を守るため、行動を共にすることにします。戦いを放棄した者は自殺し、友人同士の間でも、殺し合いが繰り広げられ、生存者はどんどん減っていきます。マシンガンを手に入れた桐山は、生徒たちを次々と殺害していきます。
バトル・ロワイアルのネタバレあらすじ:新しい仲間
怪我を負った典子を診療所まで連れていった秋也は、凶悪な転校生の川田と遭遇してしまいます。命の危険を感じた秋也でしたが、意外にも川田は、典子を介抱してくれます。川田は過去に開催されたゲームの生存者でした。島の脱出方法を知っているという川田と秋也たちは一緒に行動します。しかし、もう一人の転校生である桐原に命を狙われた秋也は、2人とはぐれてしまいます。運よく友人たちに助けられた秋也でしたが、疑心暗鬼になった友人たちが殺し合いをはじめ、生存者はまた減ってしまいます。
バトル・ロワイアルのネタバレあらすじ:殺戮の終焉
なんとか2人と再会した秋也は、3人で力を合わせて生き残るための術を考えます。そんな中、次々と殺戮を繰り返していた狂暴な転校生の桐山が殺害され、ついに生存者は、川田と秋也、典子の3人になってしまいました。川田は秋也たちに銃を発砲し、唯一の生存者である川田が優勝者となります。ところが、秋也と典子は死んではいませんでした。なんと川田が2人を殺したと見せかけ、命を助けてくれていたのでした。
以上、映画バトル・ロワイアルのあらすじと結末でした。
「バトル・ロワイアル」感想・レビュー
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深作欣二監督の晩年の作品。本作を観て仁義なき闘いシリーズの鬼気迫る迫力や社会問題への鋭い風刺は衰えていないどころか進化しつづけていると確信しました。タランティーノ監督は間違いなくこの作品を観てゴーゴー夕張を考えついた筈です。栗山千明が迫真の演技で本当に刺されるかと思いました。
クラスメイト同士で戦って生き残れるのが1人だけというゲームは、現実世界ではありえないことです。そしてスポットを当てたのが修学旅行中の中学3年生で難しい年頃の子たちです。この作品を作った監督さんは本当にすごい人だと思います。怖いだけではなく人間関係や友情などもしっかりとこの映画には描かれていました。