パーフェクト・ライフ 愛のかたちの紹介:2013年アメリカ映画。夫の度重なる浮気で壊れかけた1組の夫婦。失って初めて妻の存在の大切さに気づいた夫と、夫を知ろうとする妻の葛藤が描かれた人生ドラマ。
監督:キース・ヴァン・オーストラム 出演:ジーン・トリプルホーン(ニナ)、リーヴ・シュレイバー(ジェームズ)、ジョエル・カーター(リン)、ルイーズ・フレッチャー(アビー)、レネ・ソーテンダイク(マーサ)、フープ・スターペル(ピーター)、ほか
映画「パーフェクト・ライフ 愛のかたち」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「パーフェクト・ライフ 愛のかたち」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
パーフェクト・ライフ 愛のかたちの予告編 動画
映画「パーフェクト・ライフ 愛のかたち」解説
この解説記事には映画「パーフェクト・ライフ 愛のかたち」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
パーフェクトライフ愛のかたちのネタバレあらすじ:起・夫の頭の中
結婚して9年になるニナ(ジーン・トリプルホーン)とジェームズ(リーヴ・シュレイバー)。ニューヨークで編集者をしていたニナは、アムステルダムでの仕事を受けた建築家のジェームズのために移住、それ以来フリーの編集者として仕事を続けていた。
結婚記念日の朝、ニナは夫の同僚ピーター(フープ・スターペル)の妻で自身の友人でもあるマーサ(レネ・ソーテンダイク)とジェームズが浮気している現場を目撃する。度重なる夫の浮気に耐えられなくなったニナは家をでて仕事仲間のリン(ジョエル・カーター)の部屋に身を寄せる。
ニナは忘れたパソコンを取りにこっそり家に戻るが、そこで思いがけず電話で話すジェームズの優しい声を聞き、彼の頭の中が知りたいと考えると、リンの電話を使って間違い電話を装い、”ヨネカ”と名乗って彼と話をする。
パーフェクトライフ愛のかたちのネタバレあらすじ:承・夫婦の葛藤
酒浸りな日々を過ごしていたジェームズの元に、心配したピーターとマーサが訪ねてくる。マーサは夫がいない隙を狙って「自分も夫と別れる」とジェームズに告げるが、彼はそれを拒む。
自堕落な生活を見かねてやってきた母アビー(ルイーズ・フレッチャー)の忠告にも、ジェームズは聞く耳を持たなかった。電話で友人らにニナの居所を尋ねるが、分からず仕舞いのジェームズは、ふと思い立って”ヨネカ”に電話をかけ、男と女の本音について質問し合う。
ある日、ジェームズはピーターに呼び出され、マーサから2人の関係を打ち明けられたことを話す。ジェームズはピーターに謝罪し、マーサからの電話にはもう出ることはなかった。
パーフェクトライフ愛のかたちのネタバレあらすじ:転・全てを失って
ジェームズは犬の散歩中にニナを見かけ思わず追いかけるが、建物に入る彼女に声をかけることができずにいた。追ってきたことに気づいていたニナも、「話をすれば?」と言うリンに、まだ心の準備ができていないと拒む。
そんな中、手掛けていたプロジェクトが設計ミスによって中止となり、仕事を失ったジェームズは、ニナのいるアパートの前まで行ってヨネカに電話すると、いかに妻を必要としていたかに気づいたことを話し、失った相手の信頼を取り戻す方法を尋ね、部屋の前でニナの名を叫ぶ。
動揺するニナだったが、電話の向こうから聞こえる音で、ヨネカがニナだと知ったジェームズは、黙ってその場を立ち去る。ニナは意を決してジェームズの元へ行くが、そこで彼が女性と一緒にいるのを見て引き返す。
パーフェクトライフ愛のかたちの結末:最後に残ったもの
リンの部屋に戻ったニナに、ジェームズからヨネカ宛の電話を受ける。「女性が訪ねてきたが嫌悪しか感じず、いい仕事もいい生活も愛する妻がいなければ無意味だ」と告げられた彼女は彼と会う決心をし、初めて出会った時と同じバーで待ち合わせる。
ジェームズに再会したニナは彼に、ヨネカはよく知る人間が何を考えているかを知るための存在だったこと、彼が望む自分になろうとして自分を見失っていたことを話すと、ニューヨークへ帰ると告げる。
その言葉に気落したジェイムズだったが、去り際にニナは彼に、「ここに残る必要はなくなったのでは?」とつぶやくと、ジェームズはハッとした表情で顔を上げるのだった。
以上、映画「パーフェクト・ライフ 愛のかたち」のあらすじと結末でした。
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