映画「アウェイクン監禁島」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
アウェイクン 監禁島の紹介：2015年アメリカ映画。ダリル・ハンナ、エドワード・ファーロング、マイケル・パレなど、80～90年代に活躍したスター達の共演が見どころ。物騒なバーで何者かに襲われ、目覚めると南の孤島にいたビリー。島には何人もの誘拐された人間がおり、1人また1人と謎の兵士達に捕獲されていく。そこには臓器売買組織の存在があった。B級エンターテインメントにこだわるマーク・アトキンス監督のアクション・ホラー。
監督：マーク・アトキンス 出演者：ナタリー・バーン（ビリー）、ダリル・ハンナ（マオ）、ジェイソン・ロンドン（リッチ）、マイケル・コポン（ニック）、ロバート・ダヴィ（クエンティン）、エドワード・ファーロング（ベルト）、クリスティーナ・キャンベル（キャット）、マイケル・パレ（ザンダー）ほか
この解説記事には映画「アウェイクン監禁島」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
南の孤島の浜辺に、1人の若い女性が倒れています。彼女の名はビリー。目覚めたビリーは、自分がなぜここにいるのかわからず呆然とします。ビリーはこの数年間、行方不明の姉を探し続けていました。ある晩、一軒のバーで見知らぬ男達に囲まれた直後に記憶が途切れ、目覚めるとこの島にいたのです。ビリーが雑木林の中をさまよっていると、迷彩服を来た兵士達と、兵士達に追われて逃げている人間を目撃します。共に逃げたビリーは、彼らの小さなキャンプにたどり着きます。そこには7～8人の男女グループがおり、リーダーはクエンティンという中年男。皆がビリーと同様、知らない間にこの島に連れてこられたと言います。彼らは年齢も住む国も異なり、唯一の共通点といえば、最近医者にかかって血液検査を受けていたことでした。
孤島の隣の島には立派な屋敷があり、そこに事件の黒幕、リッチという男がいました。彼は臓器売買組織のボスで、健康な男女を誘拐しては島に隔離。世界中の富裕層に高額で売りつけていたのです。リッチの秘書はキャットという女性で、彼女も過去に誘拐された1人でした。ビリーは、林の中で1人の兵士と出くわします。スティッチと名乗るその男は英国陸軍特殊空挺部隊（SAS）の隊員で、自称サバイバルの達人。ホンジュラス演習中に誘拐されてここに来たと言います。ビリーとスティッチ、そしてグループから出たニックとトッドの4人は筏を作り、隣の島へ脱出を試みます。しかし途中でサメに襲われ、トッドが命を落します。島にたどり着いた3人は廃墟に迷い込みますが、そこで兵士達に襲われて気絶。目覚めるともとの島に戻っていました。
ビリー達はクエンティンのキャンプに戻りますが、兵士達は1人ずつ仲間を襲っていきます。クエンティンはキャンプを離れ、こっそりリッチと無線で会話します。クエンティンは組織の一員でした。リッチのもとに、臓器を希望する客のマオがやって来ます。マオには車椅子の娘ヴァイオレットがいて、臓器移植を必要としていました。誘拐された人間達をモニターで見たマオは、ビリーの姿を見つけ「これがいいわ」と言います。その様子を見たキャットは驚きます。キャットこそビリーの姉だったのです。リッチは兵士にビリーの捕獲を命じます。一方、ビリーとニックとスティッチは兵士を襲って船を奪い、屋敷のある島へ上陸します。ここでスティッチが意外な告白をします。SAS隊員だというのは嘘でした。軍の食堂勤務で、戦闘体験は皆無。それでも戦うとスティッチは言います。ビリー達は、敷地内の建物で臓器を摘出された仲間の死体を発見。誘拐の目的が臓器売買だと知ります。
ヴァイオレットの手術は失敗に終わり、合併症が原因で死亡します。とり乱したマオは医者と看護師を射殺。マオの部下達と兵士達の銃撃戦になります。キャットは、屋敷に乱入したビリー達と共に部屋の1つに逃げ込みます。ビリーとキャットは再会を喜び抱き合います。キャットと足を撃たれて動けないニックを置いて、ビリーが屋敷の外を偵察します。兵士のリーダーと戦い、スティッチは亡くなりました。娘を亡くしたマオが、放心状態でさまよっています。屋敷に戻ると、リッチがキャットを人質にしてビリーに銃を向けます。躊躇するビリーにキャットは、リッチを撃ってと叫びます。リッチはキャットを射殺し、ビリーもリッチに向かって引き金を引きます。姉を失い涙にくれるビリーを手伝い、ニックが砂浜に十字架の墓を建てます。これからどうする？と尋ねるニックに、ビリーは島の人を救うと答えます。
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