クワイエット・プレイス:DAY 1の紹介:2024年アメリカ映画。音に反応して人間を襲う謎の怪物の恐怖を描いたホラー『クワイエット・プレイス』シリーズの前日譚となるスピンオフ作品です。本作は第1作『クワイエット・プレイス』(2018年)の471日前を舞台に、ニューヨークを襲った悪夢のはじまりを末期ガンの女性の視点から描きます。
監督:マイケル・サルノスキ 出演者:ルピタ・ニョンゴ(サミラ)、ジョセフ・クイン(エリック)、アレックス・ウルフ(ルーベン)、ジャイモン・フンスー(アンリ)、エリアーヌ・ウムヒレ(ゼナ)ほか
映画「クワイエット・プレイス:DAY 1」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「クワイエット・プレイス:DAY 1」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「クワイエット・プレイス:DAY 1」解説
この解説記事には映画「クワイエット・プレイス:DAY 1」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
クワイエット・プレイス:DAY 1のネタバレあらすじ:起
アメリカ・ニューヨーク郊外。末期ガンを患う女性サミラは唯一の家族である愛猫フロドと共にホスピスで生活していました。
ある日、サミラは他の患者たちと共に劇場でマリオネットショーを観るため、バスに乗ってマンハッタンに向かいました。その際、サミラはフロドも一緒に連れて行きました。
ショーを観たサミラはフロドと共に買い物のため外に出ました。サミラが劇場に戻ってくると、ホスピスの介護士ルーベンがすぐに施設に戻れと連絡があったのでバスに乗るよう指示してきました。どうやら何か異変があったようです。サミラは他の患者たちと共にバスに乗りましたが、車窓の外では沢山の隕石が落下しているところでした。そのうちのひとつがバスの近くに落下し、サミラがバスを降りると、そこでは何か声を出したり、物音を立てた人が謎の怪物に襲撃されていました。助けに来た救急車も襲われていました。サミラは爆風に吹き飛ばされて気を失いました。
意識を戻したサミラは、その場にいたアンリという男から音を立てるなと注意されました。どうやら謎の怪物はわずかな音にも反応して襲いかかってくるようです。ここでは沢山の人々が音を立てずに避難しており、その中にはフロドを連れたルーベンもいました。上空で音を立てないようにと呼びかけていたヘリコプターは謎の怪物によって墜落させられました。
サミラはヘッドホンでラジオを聴いているゼナという女性に遭遇しました。ゼナはメモに「橋から離れること」と書いており、地球儀の各地には謎の怪物が出現した場所にチェックがされていました。
その時、軍の戦闘機が橋を爆撃しました。避難者のひとりが錯乱して大声でわめき、アンリは仕方なく避難者の口を手で塞ぎましたがそれでも収まらず、やむを得ず避難者の頭を壁に打ち付けて死なせてしまあおました。アンリは「許してくれ」と言いました。
サミラはノートに「ピザを食べにハーレムに行く」と書き、ルーベンに見せました。ルーベンは許可しませんでしたが、サミラはそれでも行くつもりでした。その時、発電機が故障して大きな音を出したためルーベンが止めに行きましたが、その際に服を引っかけて破いてしまい、その音に反応した怪物によってルーベンは殺されてしまいました。
クワイエット・プレイス:DAY 1のネタバレあらすじ:承
翌朝、サミラはフロドと共に避難場所から出ました。ニューヨークの街はすっかり廃墟と化していました。サミラは壊れた雑貨店で懐中電灯、飲み水、猫のエサを入手し、公園でフロドにエサを与えていると、上空のヘリコプターが「サウスストリートから救助船が出る。怪物は泳げない」と人々に呼びかけました。怪物たちはヘリの方に向かっている間にサミラや人々はサウスストリートへ移動を始めましたが、サミラは民衆とは反対の方向に向かって歩き出しました。
サミラは途中で、どうしたらいいかわからず困っている英国人留学生のエリックと出会いました。折しも雨が振り、雨音で声は上手くかき消されていました。サミラはエリックにサウスストリートへ行くよう促しましたが、エリックは未だに混乱している様子だったので、サミラはエリックを自宅アパートに匿うことにしました。
アメリカでは頼るものもいないというエリックに、サミラは改めてサウスストリートに行くよう伝えました。余命わずかなサミラはニューヨークに残り、死ぬ前に「パッツィ」のピザを食べるつもりだったのですが、エリックも一緒にピザを食べたいと言い出しました。サミラは亡き父はピアノ弾きだったと打ち明けました。
クワイエット・プレイス:DAY 1のネタバレあらすじ:転
翌朝、サミラは寝たままのエリックを置いてフロドと共にアパートを後にしましたが、エリックも後を追ってきました。サミラとエリックは怪物に追われながら街中を逃げ回り、警報音を鳴らして怪物を撹乱しながら逃げ続けました。
やがてサミラとエリックは水没した地下鉄に逃げ込みました。そこにも怪物が追ってきましたが、水が弱点なのか怪物は溺死しました。サミラとエリックは必死で泳ぎ、ある穴にたどり着きました。その上は教会の礼拝堂であり、沢山の避難民がいました。サミラの患部の痛みが激しくなったことから、エリックは薬を取りに外に出ました。
薬局で薬を探していたエリックのもとにフロドがやってきました。エリックとフロドは何とか怪物をやり過ごしながら教会に戻りました。エリックに貼り薬を貼ってもらったサミラは小声で亡き父の思い出話をしました。サミラの父は彼女を演奏会に連れて行ってくれるのが好きで、いつもその帰りにパッツィのピザを食べるのが習慣でした。その話を聞いたエリックは一緒にピザを食べに行こうとサミラを励ましました。
クワイエット・プレイス:DAY 1の結末
翌朝、教会を出たサミラとエリックはパッツィの店に向かいましたが、店は既に焼け落ちていました。エリックは泣き出すサミラに、サミラの父が演奏していた店に行こうと言い出しました。
サミラとエリックはかつてサミラの父が演奏していた店に行き、エリックは近くの別のピザ店でピザを調達すると箱にペンで「パッツィ」と書き、サミラやフロドと一緒に食べました。2人と1匹は束の間の時間を楽しんでいました。
やがてサミラとエリックは避難民を乗せた救助船のある海岸に辿り着きました。海岸には船の音を聞きつけた怪物も集まっていました。サミラはエリックにフロドを託すと、自ら囮になってエリックを逃がしました。エリックは船に救助され、その様子を見届けたサミラは涙を流しました。
エリックは船の上でサミラから託された手紙を見つけました。そこには「私の猫を頼む。私の家に連れて行ってくれてありがとう。戻れて嬉しかった」と綴られていました。
店に戻ったサミラは父の写真を眺めた後、誰もいない街をイヤホンで音楽を聴きながら歩きました。やがてサミラは音楽プレイヤーを店から持って来たスピーカーに繋ぎ、大音量で音楽を鳴らしました。サミラの背後から怪物が近づいてきました・・・。
以上、映画「クワイエット・プレイス:DAY 1」のあらすじと結末でした。
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