映画「タイムトラベルZ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
タイムトラベルZの紹介：2016年アメリカ映画。ジェイが開発した薬物”Ｚ”を注射することにより、数日前と数日後に行けるようになったウィルは、自分がエミリーという少女殺しで逮捕される事を知ります。ウィルはジェイのもとへ行き、ミシェルと共にエミリーを助け真相を知るためジェイの実験を受けました。タイムトラベルしているようで、薬物の幻覚とも思える内容。結構難解でラストの解釈もどっちとも取れるようなサスペンス作品です。
監督：ブルース・ウェンプル 出演者：ライアン・ムンツェルト（ウィル・パーカー）、ブリアナ・ポズナー（ミシェル・ケリー）、リック・モンゴメリー・Ｊｒ（ジェイ・タプル）、テア・マッカータン （アントニア・レイバーン）、クリストファー・サンチェス（ジョニー・ルガッティ）、アンナ・シールズ（グレッチェン・パーカー）、アレックス・ピレス（デビッド・ラギッシュ）ほか
この解説記事には映画「タイムトラベルZ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
夢を見ていたウィルの元へジョニーが恋人のミシェルとやってきます。ジョニーは「これからはオレからＺを買え」と言いながら前回分の金を要求します。金の足りないウィルがあるだけ渡すと、「いいか、今度は払えよ」と言って沸かしたコーヒーを手にかけます。
ジョニーはミシェルに「手当てしてやれ」と言って出て行きます。ミシェルに包帯を巻いてもらい、話をした後ミシェルも帰って行きます。一人になったウィルは薬物依存症の会のサイトにアクセスし、いつものように今の状況を話します。そして、腕に薬物”Ｚ”を注射しました。眠れないウィルは、Ｚによって熟睡が出来ます。しかしＺは、今日を境に前後の日を行き来するような夢を見ると言う副作用があります。
眠り込んだウィルは妹のグレッチェンと楽しそうに過ごしています。やがて場面は変わり、エミリーの失踪のニュースが出てきます。ここで目覚めたウィルは、前の家を覗きます。家の前にはベビーシッターのクロエの前で、幼いエミリーが遊んでいます。
ウィルは、その夢が現実に起るのだとすると食い止めなければいけないと思い、ジョニーに電話します。ジョニーは遠くに行っていて、代わりにミシェルがやって来ます。するとミシェルは、ウィルをＺの開発者だというジェイの家に連れて行きます。
ウィルはジェイに「夢がリアルになってきた」と言います。ジェイは「Ｚでタイムトラベルが出来るんだ」と言って、ウィルを使って実験を始めることにします。ジェイは書類に、今日の日付と時刻とサインを書かせます。ウィルは「何の意味があるんだ」と言いながら９月３日の日付を入れます。
いつものようにグレッチェンとヤクを楽しむウィルでしたが、場面が変わると女性刑事アントニアの取り調べを受けています。エミリーが失踪し、クロエも行方不明だと言います。ウィルが犯人だと疑われているのです。
目覚めたウィルにミシェルが「何を見たの」と聞きます。「エミリーを殺したかもしれない」と言います。ミシェルが帰り、落ち着かないウィルは再びＺをうちます。ウィルはグレッチェンと、グレッチェンの彼氏であるデビッドの部屋にいます。二人ヤクをうってラリっているとデビッドが帰って来て怒りだします。
再び取調室にいるウィルが「エミリーを殺していない」と言うと、アントニアは「エミリーじゃないミシェルよ」と言います。ウィルは２日後にいることを知ります。目覚めたウィルはＺの量を多くすると２日後に行けることを知ります。
ミシャルがやってきます。ミシェルも死んでしまう事を知ったウィルは、「帰った方がいい」と言いますが、ミシェルがキスを迫り二人は関係を持ってしまいました。その時、テレビからエミリー失踪のニュースが流れます。すると自宅にアントニアがやって来て任意同行を求められます。
アントニアの取調べが始まると、わかっているウィルは先に聞きたいことを話します。そして「ジェイに電話させてくれ」と頼みます。ジェイは「今の時空にいろ」だけ言いました。
釈放されたウィルの前にジョニーが現れて、「ミシェルを何処へやった」と言いながら暴行しはじめます。ミシェルがいなくなっていたのです。なおも暴行を続けるジョニーが赤い車に轢き殺されます。ウィルが車を追いかけると、フードをかぶった運転手が逃げていきウィルは赤い車で自宅に戻ります。
家にはミシェルがいて「私もＺをやっている」と言います。ウィルが「明日の何を知っているんだ」と聞くと、妹・グレッチェンの写真を見て「この人は誰？デビットはなんなの？」と聞きます。
ウィルは、グレッチェンにヤクを打ち過ぎて死んでしまった場面に飛びます。それを見たデビッドが狂ったようにウィルに怒り、エミリーとミシェルを殺していたのです。デビッドはウィルに「薬物依存症の会でエミリーとミシェルを殺したと自白しろ」と迫ります。ウィルはサイトで自白した後デビッドの銃を奪います。
ウィルは実験室で目覚めます。ジェイは８月３１日だと言います。ウィルはサインした書類を見せます。ジェイはウィルにパーカーと赤い車を見せます。ジョニーを殺したのはジェイでした。
ウィルは眠りと目覚めを繰り返します。デビッドがエミリーにＺをうち、ミシェルを殺そうとする場面に飛びます。そこへジェイがやって来てデビッドを射殺します。ウィルはエミリーとミシェルと連れジェイの元へ向かいます。
死んでいなかったデビッドにジェイが射殺されます。デビッドは警官で防弾ベストを着ていたのです。背後からミシェルがデビッドを殴り倒すとウィルはエミリーを連れ帰り目覚めます。
ウィルは病院のベッドにいて、横にはミシェルがいます。「エミリーは？」と聞くウィルに、ミシャルがエミリーの描いた絵を渡します。アントニアがやって来て、犯人はデビッドだった事を話し、ウィルに謝ります。ウィルが「ジェイは？」と聞きます。「遺体も見つかっていない」と教えます。
自宅にいるウィルの元へメールが届きます。パソコンを開くと２０１４年から２０１６年までの動画ファイルが入っています。それはミシェルのＺ使用に関する経過動画でした。ミシェルはジェイの実験台として２０１４年からＺを使っていたのでした。自分もミシェルの実験材料だったことがわかったウィルは、ミシェルにこのことを聞きます。
ミシェルは「あなたはジョニーに殺されるはずだった。私はジェイに助けられ、あなたはエミリーを助けた、そして私があなたを助けたの」と教えます。「私は明日を見た、あなたの行動がわかる」とミシェルが言うと、ウィルとミシェルは車で走り出しました。
以上、映画「タイムトラベルZ」のあらすじと結末でした。
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