バッド・ガールズの紹介:1994年アメリカ映画。数少ない女性ガンマンを主人公にした西部劇映画のひとつである。売春宿を営むコーディは、仲間の娼婦に暴力をふるう軍人を射殺する。罪に問われた彼女は仲間と共に町を逃げ出し人生の再スタートを図った。しかしコーディの元愛人が現れたことで、金と命を賭けた争いの幕が開く。
監督:ジョナサン・カプラン 出演:マデリーン・ストウ(コーディ・ザモラ)、メアリー・スチュアート・マスターソン(アニータ・クラウン)、アンディ・マクダウェル(アイリーン・スペンサー)、ドリュー・バリモア(リリー・ラロネット)、ほか
映画「バッド・ガールズ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「バッド・ガールズ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「バッド・ガールズ」解説
この解説記事には映画「バッド・ガールズ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
バッド・ガールズのネタバレあらすじ:逃亡と再スタート
舞台は1890年代のアメリカ、エコー・シティ。売春宿を経営するコーディ・ザモラは、仲間の娼婦アニータ・クラウンが軍人に暴力をふるわれている姿を目撃し、軍人を射殺してしまいます。絞首刑に処せられることになったコーディ。そこへアニータが馬車で突っ込んで来ます。同じく娼婦のアイリーン・スペンサーとリリー・ラロネットも馬で場をかき回し、コーディを救出。4人はそのまま町を飛び出して行きました。殺害された軍人の妻は独自に探偵を雇い、コーディ達を捕まえようとします。荒野で野宿しながら今後のことを相談するコーディ達は、アニータの亡き夫が所有していたオレゴンの農場で製材所をやってみることにします。資金を用意するため、コーディは銀行口座の解約を決断。翌日、ジョシュ・マッコイと名乗る探鉱者が彼女達の前に現れました。警戒するコーディに、彼は探偵社が追っているから急げと忠告します。
バッド・ガールズのネタバレあらすじ:キッドとの再会
テキサス州アグア・ダルシーに到着した4人。コーディは早速銀行へ行き口座の解約手続きを始めますが、探偵達に追いつかれ連行されそうになります。そこへ偶然強盗団が押し入り銃撃戦が始まりました。強盗団を率いるのはコーディのかつての愛人キッド・ジャレット。彼はコーディ達を解放させますが、彼女の金もかすめ取っていきました。更に逃げ遅れたアイリーンが捕まり保安官事務所の牢に入れられてしまいます。逃げる機会を窺うアイリーンは見張りのウィリアム・タッカーと会話を重ね、彼が「サークル・バー・T」という牧場の所有者だと聞き出しました。一方、コーディは金とアイリーン救出の助力を求め単身キッドのアジトへ向かいます。しかしコーディが勝手に去ったことを未だに恨んでいるキッドは彼女に激しい暴行を加え、馬に乗せて荒野に放り出しました。ジョシュがそれを発見し、急いで町の医者のところへ連れていきます。
バッド・ガールズのネタバレあらすじ:反撃と失敗
何とか起き上がれるようになったコーディに、ジョシュはキッド一味との因縁を告白しました。ジョシュの家はクロンダイクで金鉱の採掘権を持っていましたが、キッドの父フランクに権利を奪われてしまったそうです。その際父は殺害され、母はコーディと同じ目に遭い2年前に死亡しました。その頃、リリーとアニータは嘘と色仕掛けでアイリーンを救出し、コーディとも再会します。そしてジョシュと共にサークル・バー・T牧場へ逃れました。遅れて現れたウィリアムは、アイリーンに惹かれていることから「歓迎するよ」と微笑みます。コーディ達は金を取り戻すため、ジョシュは復讐のためにキッド達を襲う計画を立てます。キッド達の列車強盗計画を耳にしていたコーディはそれを利用することにしました。金曜日、列車を襲い米軍のガトリング砲を奪うキッド達。そこへコーディ達がいっせいに銃撃を始めます。混乱に乗じてガトリング砲を奪い、フランクの身柄も確保。しかしウィリアムが負傷し、リリーがキッドに連れ去られてしまいました。リリーとの人質交換に使うためフランクは生かされることになります。
バッド・ガールズのネタバレあらすじ:暗雲
サークル・バー・T牧場へ戻って来たコーディ達。縄で縛られたフランクがアニータに声をかけます。製材所の計画をコーディから聞いていたフランクは、オレゴンでは独身女性は農場を持てないはずだと言い切ります。不安になったアニータが町の法律事務所を訪ねると、権利書は本物だが夫がいない場合は無効だと言われてしまいます。更にフランクはコーディの屈辱的な過去を暴露し、ジョシュの母親を侮辱します。我慢出来なくなったジョシュがフランクを射殺、コーディは彼を牧場から追放します。アニータから農場の話を聞かされたコーディとアイリーンは落胆しますが、今はリリーを助けるのが先決だと動き始めました。捕まったリリーはキッドから暴行を受けていました。そこへジョシュが単身乗り込み、リリーを救出します。しかしリリーを馬で逃がしたものの、ジョシュ自身は捕まってしまいました。リリーはコーディ達と合流し、翌日ガトリング砲を積んだ馬車と共にキッドのアジトへ向かいます。
バッド・ガールズの結末:最終決戦
待ち構えていたキッド達に、コーディはガトリング砲でジョシュを買うと告げます。ジョシュは激しい暴行を受け瀕死の状態でした。フラフラとコーディの元へ歩くジョシュを後ろからキッドが射殺し、銃撃戦に発展します。コーディ達は息の合った連携プレーで1人ずつキッドの仲間を射殺。そしてコーディがキッドとの早撃ち対決を制し、牧場へと戻ります。ウィリアムはアイリーンに好意を告げ、「君を大事にする」と誓いました。彼と共に生きると決めたアイリーンを残し、クロンダイクの金鉱を目指す3人は牧場を出発します。荒野を走るコーディ達を夕日が照らし、この映画も終わりを迎えます。
以上、映画バッド・ガールズのあらすじと結末でした。
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