最後の猿の惑星の紹介:1973年アメリカ映画。「猿の惑星」シリーズ旧五部作の完結編です。遂に地球上を制圧したシーザー率いる猿の軍団。両親の過去を知ったシーザー、軍団の内部抗争、そしてミュータントとの三つ巴に発展した戦争は思わぬ方向へと向かっていきます。
監督:J・リー・トンプソン 出演者:ロディ・マクドウォール(シーザー)、クロード・エイキンス(アルドー)、ナタリー・トランディ(リサ)、セヴァーン・ダーデン(コルプ)、リュー・エアーズ(マンデマス)ほか
映画「最後の猿の惑星」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「最後の猿の惑星」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「最後の猿の惑星」解説
この解説記事には映画「最後の猿の惑星」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
最後の猿の惑星のネタバレあらすじ:起
シーザー(ロディ・マクドウォール)率いる猿の軍団と人類の全面戦争はやがて核戦争へと発展、両陣営共に多大なる犠牲者を出した後、猿の軍団の勝利に終わります。2003年、天下を獲ったシーザーは原野に新たな集落を築き、妻リサ(ナタリー・トランディ)、哲学者のバージル(ポール・ウィリアムス)、そして奴隷猿の解放に尽力した補佐役の人間マクドナルド(オースティン・ストーカー)らと共に過ごしていました。マクドナルドは人類と猿は対等であるべきと考えていますが、シーザーは人類の解放に慎重な態度でした。
最後の猿の惑星のネタバレあらすじ:承
ある日、亡き両親が遺した記録があると聞いたシーザーは、マクドナルドやバージルを伴い廃虚の街に向かいます。地下の記録保管庫で数十年前の両親の記者会見のビデオテープを見つけたシーザーは「あと1000年後に猿が世界を滅ぼす」という両親の言葉に強い衝撃を受けます。
最後の猿の惑星のネタバレあらすじ:転
その頃、核戦争を生き延びたコルプ(セヴァーン・ダーデン)ら一部の人類は、放射能の影響で変異し「ミュータント」となっていました。コルプたちはシーザー軍に攻撃を仕掛けます。一方、猿の集落では、人間を敵視するアルドー(クロード・エーキンス)率いるゴリラ軍団がシーザーへの反乱を画策し、シーザーの息子コーネリアス(ボビー・ポーター)を殺害します。そしてコルプの軍が集落に迫り、アルドーはシーザーを振り切って攻撃を開始します。
最後の猿の惑星の結末
シーザー軍はコルプ軍の前に苦戦しますが、隙を突いて一気に反撃、撤退するコルプ軍はアルドー軍に襲撃され壊滅します。人間の扱いを廻り、解放すべきとするシーザーと敵意を抱くアルドーは対立します。しかし、コーネリアス殺しの犯人がアルドーだと発覚するとアルドーを粛清します。シーザーはマクドナルドの提案を受け入れて人類を解放し、猿と人類は対等であるべきと宣言、長きに渡った戦乱は遂に終結します。2670年、平和を取り戻した世界は、猿と人類が共存共栄する社会を築いていました。シーザーの像からは涙が流れていました。
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