ブルー・マインドの紹介:2017年スイス映画。初潮を迎えた思春期の少女が思いもよらない体の異変に襲われる。ホラーともファンタジーとも表現しづらい作品。スイス映画賞2018の7部門にノミネートされ、主演女優賞、作品賞、脚本賞を受賞。
監督:リーザ・ブリュールマン 出演:ルナ・ヴェドラー(ミア)、ゾーイ・パステル・ホルトゥイツェン(ジアンナ)、レグラ・グラウヴィラー(ガブリエラ)、ゲオルク・シャーレック(ミカエル)、ほか
映画「ブルー・マインド」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ブルー・マインド」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ブルー・マインドの予告編 動画
映画「ブルー・マインド」解説
この解説記事には映画「ブルー・マインド」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ブルーマインドのネタバレあらすじ:起・持て余す感情
親の仕事の都合で引っ越し、転校を余儀なくされた15歳のミア。思春期特有の反抗的な態度を両親に繰り返し、新しい学校ではクラスでも派手な不良グループに近づく。
悪ぶった仕草で気を引くミアに興味を持ったグループのリーダー格ジアンナは、他の女子メンバーとともに自宅へ誘い、そこで首を絞めて失神する遊びを始める。
ジアンナに乞われてミアはジアンナの首を絞めると、彼女に好かれたい一心のミアもそれを体験しようとジアンナに首を絞められ、失神する。
水の中を漂うような感覚から目覚めたミアは慌てて自宅へ帰るが、彼女は無意識に水槽に手を突っ込むと、おもむろに金魚を口に入れ、直後、我に返ったミアはトイレで吐き出す。
ブルーマインドのネタバレあらすじ:承・性の目覚めと異変
その頃、初潮を迎えたミアは入浴中に足の人差し指と中指が真ん中まで同化していることに気づき慌てる。医療センターにやってきたミアを診察した医師は、先天性の合指症と診断するが、生まれつきではなく初潮と同時に発症したと聞いて再度見直すと、他の指までくっつき始めていた。
詳しく検査をすると言う医師がどこかへ電話をしているのを見たミアはその場から逃げ出す。先天性の病気と聞いたミアは、自分が両親の実の子ではないのでは?、と疑い始める。
ジアンナたちと親密になっていったミアは、彼女らに追いつこうと初体験を急ぐ。SNSで知り合った男性とホテルで会うが、そこで脚にまだらなアザのようなものが浮かび上がっているのを見て、慌てて逃げ出す。
足の異変に不安を抱えながら誰にも言えないまま、アザを包帯で隠し、くっついた指にハサミで切り込みを入れると、ミアはグループの男子ロベルトを相手に初体験を済ませる。
ブルーマインドのネタバレあらすじ:転・止められない”変身”
異変は進み、ミアは異常な食欲を見せるようになる。アザは脚全体を覆い、全裸で床に眠るようになり、目覚めると剥がれ落ちた皮が散乱していた。
授業で解剖に使った魚の後始末を命じられたミアは思わずその魚に食らいつき、家の水槽の金魚も手当たり次第口に入れた。
パーティーで酔って溺れたジアンナを助けたミアは、わき腹にもヒレのようなものができていることに気づいて愕然とする。ミアの脚を見て驚いたジアンナは、病院へ行こうと言うがミアは無駄だと言って追い返す。
異変が進み、恐怖を紛らわすためにミアは酒と薬に溺れ、同級生の男子たちと淫行に耽るが、ジアンナが止めに入る。そこで服を脱がされ、脚の秘密を皆に見られたミアは、その場から逃げ出す。
ブルーマインドの結末:欲求のままに
絶望したミアは腕を切って自殺を図るが死にきれず、目覚めると下半身は1本の尾びれとなっていた。心配して訪れたジアンナが目にしたのは、部屋中を水びたしにした中にいる人魚の姿のミアだった。
ジアンナはミアを車に乗せると海辺へ向かう。波打ち際でジアンナに別れを告げたミアは、長い尾びれを引きずりながら海の中へ消えていった。
以上、映画「ブルー・マインド」のあらすじと結末でした。
この映画の感想を投稿する