ブルーサンダーの紹介:1983年アメリカ映画。陰謀に立ち向かう警官の戦いを描いたサスペンス・アクション。ロス市警に勤めるマーフィーは、新開発された攻撃ヘリコプター「ブルーサンダー」の運用試験を担当する。その際偶然連邦政府と軍による陰謀を知り、追われる身になってしまった。マーフィーは真実を明らかにするため、ブルーサンダーを強奪し激しい空中戦を繰り広げる。撮影は警察立ち会いのもと実際にロス上空で行われ、大迫力の映像を収めることに成功した。
監督:ジョン・バダム 出演者:ロイ・シャイダー(フランク・マーフィー)、ウォーレン・オーツ(ジャック・ブラドック警部)、キャンディ・クラーク(ケイト)、マルコム・マクダウェル(コクラン大佐)、ダニエル・スターン(リチャード・ライマングッド)ほか
映画「ブルーサンダー」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ブルーサンダー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ブルーサンダーの予告編 動画
映画「ブルーサンダー」解説
この解説記事には映画「ブルーサンダー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ブルーサンダーのネタバレあらすじ:始まりの事件
舞台はオリンピックを控えたアメリカ、ロサンゼルス。警察航空隊員フランク・マーフィーは凄腕のヘリパイロットですが、ベトナム戦争のトラウマと生来の性格が災いして度々適性を問われていました。相棒リチャード・ライマングッドと共に夜のパトロールに出たマーフィー。すぐに事件の一報が入り現場へ急ぎます。現場のヒスパニック地区は最近犯罪が頻発していました。都市暴力調査委員会の委員長ダイアナ・マクニリーが自宅で襲撃を受け死亡、犯行グループも警察によって全員射殺されます。犯人が奪おうとしていたマクニリーの書類が庭に散乱していました。マーフィーは直前に不審な車を目撃していたことから更なる調査を提案しますが、事件は解決扱いになってしまいます。
ブルーサンダーのネタバレあらすじ:因縁の再会
マクニリー邸に足を運んだマーフィーは、木に引っかかっていたボロボロの書類を入手しました。しかしスペイン語で書かれているため解読出来ません。その直後上司のジャック・ブラドッグ警部から呼び出され、新型ヘリコプターの運用試験を行うパイロットに任命されました。ヘリのニックネームはブルーサンダー。警備強化とテロ対策の名目で、秘密裏にロサンゼルスに配備されることになった機体です。強力なガトリング砲や最先端のコンピューターが搭載され、壁越しの盗聴も可能という規格外の攻撃ヘリでした。マーフィーはブルーサンダーの開発に関わっている陸軍大佐コクランと再会します。彼とはベトナム戦争を共に戦った仲でしたが、互いに心底嫌い合っていました。後日、マーフィーはマクニリー邸で拾った紙を同僚に解読して貰います。紙にはヒスパニック地区でよそ者が騒ぎを起こしていることと、THOR(ソア)という謎の単語がメモされていました。
ブルーサンダーのネタバレあらすじ:ソア計画
ついに運用試験の夜が訪れ、マーフィーとライマングッドがブルーサンダーに乗り込みます。好奇心の強いライマングッドがコンピューターでコクラン大佐の履歴を検索してみると、「目下 ソア計画に参加中」と表示されました。明らかになったソア計画とは、軍用ヘリによる攻撃的対応の使用案のこと。ブルーサンダーの性能を試すため意図的にヒスパニック地区で事件を扇動し、それに反対する者を暗殺することまで含まれていました。マクニリーも計画に気付いたことで殺害されたのです。マーフィーは連邦ビル内で政府関係者とコクラン大佐達が計画について話しているのを盗聴し、録画しました。ところがコクラン大佐に見つかってしまい、2人は急いでロス市警へ戻ります。ライマングッドはすぐにメモリーバンクから記録ビデオを抜き出しておきました。証拠を消すため、コクラン大佐は手下を使ってライマングッドを殺害。更にマーフィーを犯人に仕立て上げます。しかし証拠のテープはどこを探しても見つかりませんでした。
ブルーサンダーのネタバレあらすじ:激しい空中戦
翌日、密かにブルーサンダーに乗り込んだマーフィー。そこでライマングッドが遺したメッセージを再生します。テープの隠し場所は、ライマングッドがよく行っていた店近くのゴミ箱でした。マーフィーはそのままブルーサンダーを奪って飛び立ちます。そして妻ケイトにテープの入手と、それをテレビ局に持って行くよう連絡を入れました。マーフィーは空からケイトの車を援護しつつ、コクラン大佐が出撃させた戦闘機のミサイルを躱します。テープがテレビ局に渡り、破れかぶれのコクラン大佐は空軍ヘリでブルーサンダーを攻撃。マーフィーは負傷しながらも、ビル群を縫うような激しいチェイスを繰り広げました。最終的に宙返りという離れ業をやってのけたマーフィーは、動きについていけないコクラン大佐のヘリを撃墜します。
ブルーサンダーの結末:ブルーサンダーの最後
「今度はお前の番だ」と呟くマーフィー。ブルーサンダーを線路上に着陸させ、素早くその場を離れます。貨物列車が突っ込みブルーサンダーは爆発、粉々になりました。その後テレビのニュースでソア計画が暴かれ、この映画も終わりを迎えます。
以上、映画ブルーサンダーのあらすじと結末でした。
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