ヤング・ゼネレーションの紹介:1979年アメリカ映画。ニートのデイヴは、イタリアかぶれのアメリカ人。進学も就職もしない仲間達とダラダラと過ごすか趣味の自転車を漕いでいる。そんなデイヴ達は希望に満ち溢れている大学生に嫉妬し、衝突してしまう。仲裁に入った大学関係者により、自転車レースで勝負することになる。果たして、社会の負け犬のデイヴたちは、大学生たちに一泡吹かせることができるのか。
監督:ピーター・イェーツ 出演:デニス・クリストファー(デイヴ)、 ダニエル・スターン(シリル)、デニス・クエイド(マイク)、ジャッキー・アール・ヘイリー(ムーチャー)、ロビン・ダグラス(キャサリン)ほか
映画「ヤング・ゼネレーション」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ヤング・ゼネレーション」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ヤング・ゼネレーション」解説
この解説記事には映画「ヤング・ゼネレーション」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ヤング・ゼネレーションのネタバレあらすじ:起
20歳目前のデイヴ、シリル、マイク、ムーチャーは、同じスーパーマーケットに勤めていた。しかし、一人がクビになったのをきっかけに、みんな揃って辞めてしまう。不景気の小さな田舎町では、ろくな働く口などもないと不満を口にする毎日。デイヴ達のようなくすぶっている田舎ものを大学生たちは、カッターズと呼び馬鹿にしている。デイヴ達は希望に満ち溢れている大学生を羨望しているが、認めると惨めになるので、いつも突っ張ることで彼らに対抗している。実際に、デイヴたちは毎日、湖で泳いで暇をつぶすような怠惰の毎日を送っている。デイヴは、イタリアかぶれで、イタリア文化を生活に多く取り入れて、現実逃避している。特にイタリア自転車にはまっていて、仲間たちと過ごす以外は、自転車を漕いでいる。そんなデイヴに、母親は一時の辛抱だと大目に見ているが、父親はデイヴの生活態度に嫌気がさしている。デイヴは父親に毎日、小言を言われるがヘコたれずにイタリア文化に心酔している。
ヤング・ゼネレーションのネタバレあらすじ:承
ある日、デイヴは大学生たちの縄張りで、自転車を降りて休憩していた。そこで、大学生のキャサリンに一目ぼれする。そのキャサリンは、ノートを落とす。デイヴはそれを拾い、追いかけて渡す。その時に、デイヴはキャサリンに好かれたくて、イタリア人だと嘘をつく。案の定、ヨーロッパに憧れの強い女子大生であるキャサリンは、デイヴに興味を抱く。デイヴは、ギターが弾ける友人のシリルを誘い、夜キャサリンが住む下宿先に向かう。そして、イタリアの愛の歌を唄い、キャサリンに捧げる。目論見は、成功し、大拍手をうける。デイヴは、キャサリンと夜のデートをすることになる。キャサリンはデイヴに惹かれ始める。
ヤング・ゼネレーションのネタバレあらすじ:転
一方、シリルは、カッターズを敵視するする男子学生に捕まり、袋叩きにされてしまう。デイヴは、憧れのイタリアチームが参加するレースに一人ワクワクして、参加するも、イタリアチームに反則行為をうけてリタイアする。卑怯な行為をするイタリア人に出くわしたことで、デイヴは、すっかりイタリア文化に冷めてしまう。一方、シリルのケガを見たマイクは、やり返しに行くと、仲間を誘い大学に乗り込む。遂にデイヴ達は希望に満ち溢れている大学生に嫉妬し、衝突してしまう。食堂で、乱闘になり、騒ぎを聞きつけた大学の警備員により、仲裁される。大学運営側の意向により、暴力ではなく大学の自転車レースで決着をつけるように指示される。デイヴたちは、特別に自転車レースに参加を許可され、イケスカない大学生と自転車レースで決着をつける運びになる。
ヤング・ゼネレーションの結末
しかし、デイヴは参加する気になれなかった。イタリア文化に冷めたデイヴは、キャサリンに自分がイタリア人ではないと告白する。キャサリンは、嘘をついたデイヴに怒り、去る。デイヴは、キャサリンが自分ではなくイタリア人に好意を抱いたことがはっきり分かり、魅力的なものを何も持っていない自分を知る。そして、吹っ切れる。心の奥底で、希望に満ち溢れている大学たちに、おびえているデイヴだが、無心に自転車を漕ぎ続けることがこの恐怖に打ち勝つことだと悟る。レースで、必死に奮闘するデイヴに影響され、仲間たちを自転車を交代で漕ぎ続ける。デイヴ達は、整備も環境も不自由な中、根性だけで、自転車を漕ぎ続けて、優勝する。
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