コール・ミー・クレイジー 5つの処方箋の紹介：2013年アメリカ映画。統合失調症を抱えながら弁護士になった女性を軸に、家族とともに心の病に立ち向かう人々の姿を５つのオムニバス形式で描いたヒューマン・ドラマ。
監督：ブライス・ダラス・ハワード（ルーシー）、ローラ・ダーン（グレイス）、シャロン・マグアイア（アリソン）、ボニー・ハント（エディ）、アシュレイ・ジャッド（マギー） 出演：ブリタニー・スノウ、リー・トンプソン、メラニー・グリフィス、クリント・ハワード、オクタヴィア・スペンサー、ほか
映画「コール・ミー・クレイジー 5つの処方箋」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「コール・ミー・クレイジー 5つの処方箋」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
作品紹介・キャスト
コール・ミー・クレイジー 5つの処方箋の予告編 動画
映画「コール・ミー・クレイジー 5つの処方箋」解説
この解説記事には映画「コール・ミー・クレイジー 5つの処方箋」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
コール・ミー・クレイジー 5つの処方箋のネタバレあらすじ：ルーシー
幻聴に悩まされていたルーシーは統合失調症と診断され治療中だったが、病名を受け入れられず、薬をやめたことで発作が再発し、病院に再入院となる。
グループセラピーで仲良くなったブラッドの存在が彼女を明るくさせるが、彼の退院とともにふさぎ込むようになり、人生に何の希望も持てなくなる。
主治医は弁護士を目指してロースクールに通っていた彼女に１冊の法律書を渡し、夢をあきらめず弁護士になることを進める。無理だと言うルーシーに主治医は、病気を知る弁護士は人の力になれると助言する。
コール・ミー・クレイジー 5つの処方箋のネタバレあらすじ：グレイス
双極性障害の母と暮らすグレイスは、父が出て行ったあと幼い頃からひとりで母の面倒を見てきたが、友人には母の病気のことは隠していた。
しかし高校生になったグレイスはある時、何も知らない同級生２人とともに躁状態の母が運転する車で出かけて大暴走、あやうく大惨事になる事態に陥る。
薬を飲んだり飲まなかったりと前向きに治療しようとしない母に限界を感じたグレイスは母にもう嫌いだと告げると、その言葉にようやく母親は真剣に治療に取り組む気持ちになる。
コール・ミー・クレイジー 5つの処方箋のネタバレあらすじ：アリソン
感謝祭にBFのルークを連れて実家へ帰ってきたアリソン。その日、統合失調症の姉ルーシーも病院から帰ると聞いて愕然となる。
ディナーの席で家じゅうのドアがないことを不思議に思って訪ねたルークにアリソンは、数年前、幻聴発作からルーシーがトイレにアリソンを閉じ込めて首を絞めるということがあったために、ドアがすべて取り払われたことを暴露する。
ルーシーの病気が明かされ、彼女を気遣うルークにいら立ったアリソンは幼い頃から美人で頭のいい姉が注目され、病気になったら親からも自分は二の次にされた不満を爆発させる。心の内を全てさらけ出したアリソンとそれを受け止めたルーシー。その晩姉妹は久しぶりに１つのベッドで眠る。
コール・ミー・クレイジー 5つの処方箋のネタバレあらすじ：エディ
ショーで人気のコメディアン、エディはその笑顔と裏腹にうつ病を患っていた。症状が顕著に出るようになって心配した妻ジュリアが主治医のフィリップ医師を訪ねると、最近は診察を受けていないことが分かる。
その晩、ショーにやってきたジュリアは自殺ネタで笑いを取るエディを見て不安になり、帰宅後部屋で大量の薬とともに自分に宛てた遺書をみつけ愕然とする。そこへ無断でショーを抜け出してきたエディが現れ、泣きすがる彼をジュリアは抱きしめる。
翌朝フィリップ医師が出勤すると、ドアの前で夜明かしをして彼を待つ夫妻の姿があった。
コール・ミー・クレイジー 5つの処方箋のネタバレあらすじ：マギー
軍人のマギーは任地から久しぶりに父親と息子クインが待つわが家へ帰ってきたが、彼女は戦地で上官に繰り返しレイプされたことでPTSDを患っていた。
その発作のために家族に暴力を振るったことで、息子から引き離されたマギーのもとに弁護士のルーシーがマギーの元へやってくる。
PTSDであることを裁判で証明し、治療を受ければ家族との同居を勝ち取れるというルーシーに、マギーは周りに病気だと思われたくないと告げるが、ルーシーは自分も統合失調症を患いながら弁護士になった経験を話し、治療はつらいが得るものがあると説得する。
裁判でルーシーはマギーが病と必死に戦っていること、回復には家族の支えが必要であることを訴える。そしてマギーはクインを過ごす時間の中で心の傷を癒していた。
以上、映画「コール・ミー・クレイジー 5つの処方箋」のあらすじと結末でした。
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