クロッカーズの紹介:1995年アメリカ映画。スパイク・リーとマーティン・スコセッシが製作した黒人たちの住む地域の問題を題材にしたテーマ。肌の色の違いで収入の方法がこうも変わるのか、銃をもたない世界にはなれないのか、と思うと切なく考えさせられる作品です。
監督:スパイク・リー 出演者:ハーヴェイ・カイテル(ロッコ刑事)、ジョン・タトゥーロ(ラリー刑事)、デルロイ・リンドー(ロドニー)、メキ・ファイファー(ストライク)、イザイア・ワシントン(ヴィクター)
映画「クロッカーズ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「クロッカーズ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「クロッカーズ」解説
この解説記事には映画「クロッカーズ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
クロッカーズのネタバレあらすじ:起
ニューヨーク、ブルックリン。毎日のように警察も見回る中、子どもたちを見張りにつかいながらストライクたちは、公園でドラッグを売って生活していました。警察の見張りも厳しくなり、公園でドラッグを売りさばくのが厳しくなったストライクはボスのロドニーに相談しました。彼はストライクのことを一目置いていました。そして、ロドニーは公園での取引をやめたいならダリル・アダムズを始末するように言われます。ダリルの店へ向かうストライクでしたが殺害する勇気がなく、近くの「クール・ブリーズ」へ入りました。そこで兄のヴィクターに偶然会い、ダリルの悪事をに話しはじめました。正義感のつよいヴィクターは知り合いに殺しができる人がいることをストライクに伝えました。
クロッカーズのネタバレあらすじ:承
ロッコ刑事が殺害現場へやってきました。エイハブズの夜間店長ダリル・アダムズが銃殺されていました。死体を調べると、至近距離では撃たれていなく、4箇所打たれていました。ラリー刑事はダリルがロドニーの店にいたことを知っていました。ロッコ刑事たちはダリルはクロッカー(売人)で、麻薬絡みの殺人だろうと判断しました。ストライクは少年タイロンを弟のように可愛がります。彼にゲームをあげたり、髪の毛を自分のようにスキンヘッドにしたりしました。タイロンの母はストライクたちとつるむことを禁じました。ヴィクターはダリル殺害の容疑者として逮捕されました。聞き取りを始めたロッコ刑事はだんだんヴィクターの証言を不審に思い始めます。
クロッカーズのネタバレあらすじ:転
ヴィクターを調べれば調べるほど、ロッコ刑事は疑問に思います。信仰深く、真面目なヴィクターが銃を撃つはずがないと思い、ロッコ刑事は新たな動きをします。ヴィクターの弟であるストライクに目を付け調べ始めました。ラリー刑事はよくある黒人の殺人事件だといい、自供したヴィクターが犯人でこの事件は終わるべきだとしました。裏にロドニーがいようが、ストライクがいようが、犯人は捕まったから終わりにしろとラリー刑事は言いますが、ロッコ刑事は諦めませんでした。そしてロドニーを逮捕する段取りを始めました。ロドニーが逮捕されることで、ストライクはロドニーを売ったと思われ始め、仲間からの信用をなくしていきました。
クロッカーズの結末
留置所からエロルに電話をかけ、ストライクを殺害するよう命令したロドニー。翌日、エロルはストライクを殺しに公園へやってきました。しかし、車から降りたエロルを撃ったのはタイロンでした。タイロンはストライクを守りたかったのでした。成績もよく、まだ未来のあるタイロンを何とか助けてあげたい大人たちはタイロンの供述のシナリオを考えました。罪には問われますが、なるべく軽くすむようにと手を加えました。ヴィクターの証言を説明するためにヴィクターの母がやってきました。その夜、ヴィクターから連絡があったこと、そして嘘をつくような子ではなく、正当防衛だと訴えている彼を信じて欲しいと訴え、ヴィクターは保釈されました。ストライクは罪もない2人の人物に守られようやく自分のしていたことに気づき、この世界から足を洗いましたが、ロドニーの仕切るこの街で生きていくことはできません。行先も決めずに憧れていた列車に乗りこの街を出ていきました。
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