コンゴの紹介:1995年アメリカ映画。アフリカのコンゴのジャングルでレーザー光線に使えるダイヤモンドを発見した調査隊が行方不明になりました。トラヴィコム社の社長の目的は表向きは人命救助ですが本当はダイヤモンドを見つけるためにカレンを現地に向かわせた。そこには予期しない出来事が待っていました・・というアクションアドベンチャー映画です。
監督:フランク・マーシャル 出演者:ローラ・リニー(カレン・ロス博士)、ディラン・ウォルシュ(ピータ・エリオット博士)、アーニー・ハドソン(モンロー・ケリー)、ティム・カリー(ヘルケマー・ホモルカ)、グラント・ヘスロヴ(リチャード)、ジョー・ドン・ベイカー(R・B・トラヴィス)ほか
映画「コンゴ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「コンゴ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「コンゴ」解説
この解説記事には映画「コンゴ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
コンゴのネタバレあらすじ:起
アフリカのコンゴのジャングルの奥地でダイヤモンドの鉱脈を発掘しているトラヴィコム社の社長の息子チャーリーから衛星動画が送られてきました。ダイヤを見つけたとの報告でした。その後映像は乱れ何者かに襲われる様子が映り通信が途切れました。社長は息子の婚約者のカレン・ロス博士を現地に向かわせようとしましたが、カレンはダイヤモンドが目的なら行かないと言いました。社長は息子の捜索を優先してくれという事で納得させましたが、本心はダイヤモンドでした。このダイヤモンドを手に入れる事によってレーザー通信業界を自分のものにできるからです。一方カレンは霊長類学者のピーターと手話のできるゴリラのエイミーを同行させることにしました。エイミーを野生に戻すためです。そしてこの一行には表向きは慈善事業をやっているホモルカも同行しました。ホモルカの本性はトレジャーハンターで財宝を狙っているのです。
コンゴのネタバレあらすじ:承
一行は現地ガイドのモンローと合流します。しかしコンゴは治安の悪化のため国境が封鎖され入国できませんでした。そして一行は飛行機でコンゴに向かうことにしました。ジャングルの上を飛んでいるとミサイルが飛んできました。コンゴ軍に見つかり攻撃を受けているのです。そして飛行機は撃たれてしまいました。パラシュートを使いなんとか無事にコンゴの地に降り立ちました。
コンゴのネタバレあらすじ:転
一行はジャングルを突き進み、調査隊のいた山奥へと向かいます。ホモルカの話によるとその場所はソロモン王朝の財宝があるとのことでした。ここでホモルカの目的が財宝だったことがバレました。そして一行は目的地に着きました。そこは荒れ果て、人影はありませんでした。あちこち探索すると一行はソロモン王朝の古代都市ズインジを発見しました。散らばる財宝にホモルカは夢中です。その時大量の白いゴリラが襲ってきました。
コンゴの結末
白いゴリラ達に一行は取り囲まれました。このゴリラはソロモン王朝が財宝を守るために交配を重ね作り出した狂暴なゴリラです。しかし自然繁殖し王朝は守られずにゴリラ達に滅ぼされてしまったのです。白いゴリラにレーザー光線で立ち向かいます。危機一髪になった時火山が爆発しました。溶岩が古代都市に流れ込み白いゴリラ達を呑み込みます。一向はかろうじて逃げ切りました。火山によって白いゴリラも財宝もダイヤモンドも消え去りました何もなくったことを社長に報告するカレンです。そしてエイミーは野生のゴリラと共にジャングルへと帰って行きました。
この映画「コンゴ」の原作は、マイケル・クライトンの「失われた黄金都市」で、ハイ・テクノロジーと秘境冒険物が融合したユニークな傑作だったが、この映画化作品はその妙が描かれず、小説のストーリーの上っ面をなぞっただけの凡作になっている。
この映画は、文明から隔絶されたアフリカの密林に送り込まれた調査隊の想像を絶する体験を描いたサバイバル・アドベンチャー映画だ。
ダイヤモンドを使用したレーザー光線で、レーザー産業の独占を目論む通信会社トラビコム社から、ダイヤ鉱山発掘のために8人の遠征チームが中央アフリカのコンゴに送り込まれる。
だが、鉱山を発見したニュースとともに通信機器が破壊される映像が映し出され、連絡が途絶えてしまう。
トラビコム社では、調査隊を送り込む計画を立てるが——。
スタン・ウィンストンによるゴリラは、露骨に着ぐるみだし、ジェリー・ゴールドスミスの音楽も精彩がない。
おまけにフランク・マーシャル監督の演出も、実にダラダラとしており、緊迫感も皆無だ。
この映画が公開された前後より、ハリウッドの映画製作はCGや特殊効果に頼り過ぎて、脚本が練られていないケースが増えてきたが、この映画はまさにその典型と言える。
ベストセラー作家マイケル・クライトン人気に便乗した安易な企画であり、この映画はなかったことにして、まともな作品のリメイクを切に望みたいものだ。