キラー・トーナメントの紹介:2014年ニュージーランド映画。殺し屋同士の凄絶な殺し合いを描くバイオレンス・アクション。警官でありながら裏社会とも繋がっていたキャラハンは、邪魔になった殺し屋達の口を封じたいと考えていた。そこで凄腕の殺し屋リーを雇い、仲間だった殺し屋を1人ずつ殺害させていく。生き残ったマーシャルは、銃と体術を駆使してキャラハンに闘いを挑むのだった。
監督:マシュー・ジョン・ピアソン 出演者:ジェームズ・トレヴェナ=ブラウン(マーシャル)、レニー・カタルド(アナベラ)、ロブ・ヤング(リー・サン)、トニー・マッカイヴァー(セバスチャン・ライト)、ルーク・ホウカー(ボウマン)ほか
映画「キラー・トーナメント」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「キラー・トーナメント」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
キラー・トーナメントの予告編 動画
映画「キラー・トーナメント」解説
この解説記事には映画「キラー・トーナメント」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
キラー・トーナメントのネタバレあらすじ:裏切り
舞台は現代オーストラリア。凄腕スナイパーの殺し屋セバスチャン・ライトは、薬物取引の現場に身を隠していました。売人に照準を定めた瞬間、突然1人の男が乱入し銃撃戦が始まります。彼の名前はマーシャル。弾切れでピンチに陥った彼を助けたセバスチャンでしたが、ガソリンの爆発に巻き込まれ重傷を負ってしまいます。それから2年後。最強の呼び声高い殺し屋リー・サンがオーストラリアにやって来ました。雇い主は警官でありながら裏社会とも繋がっているキャラハンです。彼は殺し屋スレートと新たに手を組んだことで、これまで仕事を依頼してきた殺し屋達を邪魔に感じていました。そこで彼らを始末しようとリーを呼んだのです。キャラハンはマーシャルを含めた5人の殺し屋、更にセバスチャンと仲介者のドリオ・フィランティーノの殺害を依頼。5人の殺し屋には予め仕事を依頼してあったので、今夜誰がどこにいるのか、キャラハンは正確な情報をリーに渡します。
キラー・トーナメントのネタバレあらすじ:襲撃
銃の腕前はもちろん、体術も達人の域に達しているリーは、ターゲットとなった殺し屋達を1人ずつ鮮やかに始末していきました。最後のターゲットはマーシャルです。マーシャルはドリオが経営するレストランへ行き、仕事内容を確かめていました。そこにはドリオの美しい姪アナベラもいて、マーシャルは彼女と惹かれ合っています。しかし大事な姪を危険に晒したくないと考えるドリオの反対もあり、2人の仲は特に進んでいませんでした。仕事に出たマーシャルはリーの襲撃を受け、重傷を負いながらも命からがら逃げ出します。元々5人の殺し屋全員が駆り出されていることを不審に思っていたマーシャルは、ドリオのレストランに戻り誰かが裏切ったことを伝えました。治療を受けた後、連絡の取れないセバスチャンの家に向かいます。
キラー・トーナメントのネタバレあらすじ:セバスチャンの覚悟
マーシャルが家を訪ねると、セバスチャンは酒を呑んで眠っていました。彼は2年前の爆発で松葉杖を必要とする体になっています。マーシャルがリーの襲撃を説明すると、セバスチャンはドリオを疑い始めました。キャラハンに連絡してみると言うセバスチャンは、マーシャルにはドリオのレストランに戻って探るよう指示します。しかしその頃、ドリオもリーの襲撃を受け殺害されていました。駆けつけたマーシャルが間一髪でアナベラを救出し、セバスチャンの家へ戻ります。ドリオの死を知ったセバスチャンは、キャラハンの裏切りを確信しマーシャル達を逃がそうと考えました。イーストポイントと呼んでいる街外れの廃校に隠れていれば、ひとまずは安全です。マーシャルはセバスチャンも連れて行こうとしますが、彼は動こうとしませんでした。5年前ドラッグ絡みで弟を喪ったセバスチャンは、今度こそ弟のような存在であるマーシャルを守りたいと考えていたのです。「俺に何かあったら 金庫を開けろ」と鍵を渡すセバスチャン。マーシャルは後ろ髪を引かれながら、アナベラと共にセバスチャンの車でイーストポイントを目指しました。
キラー・トーナメントのネタバレあらすじ:キャラハンの本性
マーシャル達が去った後、キャラハンが部下を連れてセバスチャンの家にやって来ました。本性を現したキャラハンはセバスチャンを殴り、マーシャルの居所を吐かせようします。口を割らないセバスチャンに、キャラハンは自分の目的を話し出しました。彼は新たに手を組んだスレートを殺し屋の頂点に立たせるため、邪魔な競合相手を消しているのです。その後車に発信機が仕掛けられていたため、イーストポイントの住所がキャラハンに知られてしまいました。キャラハンはセバスチャンを嘲笑いながら出て行きます。怒りに震えるセバスチャンを射殺したリーは、キャラハンの命令を無視してイーストポイントへ向かいました。苛立つキャラハンも部下を向かわせます。
キラー・トーナメントの結末:頂点に立ったのは
イーストポイントに到着したマーシャルは、アナベラに乞われ辛い過去を明かし始めました。23歳の時、銃撃に巻き込まれた妻子が死亡した話です。それ以来復讐のことだけを考えてきたマーシャルは、アナベラと出会い家族を欲するようになりました。しかし家族を持つ資格など無いと考えるマーシャルに、アナベラは今の自分が嫌なら変われば良いと話します。キスを交わして結ばれた2人でしたが、翌朝キャラハンの部下達が襲撃を仕掛けて来ました。時には銃で、時には拳で敵を倒すマーシャルの前にリーが現れます。キャラハンはリーも始末しようと考えており、三つ巴の闘いが始まりました。何とか生き残ったマーシャルはリーから黒幕がキャラハンであることを聞き出します。リーとの最後の勝負に勝ったマーシャルは、アナベラを先にシェルハーバーへ向かわせ、自分はセバスチャンの家に戻りました。そして金庫から「マーシャルへ」と書かれた封筒を手に入れます。一方、スレートと仲違いしたキャラハンは彼を殺害して逃げようとしていました。そこにマーシャルが現れ、キャラハンの額を撃ち抜きます。その後アナベラと合流したマーシャルは、離れた街で平穏に暮らすよう説得し始めました。マーシャルはセバスチャンの仕事を引き継ごうと決意しており、愛するアナベラを危険に晒したくなかったのです。しかしアナベラは説得しようとするマーシャルの口をキスで塞ぎ、ついにマーシャルが折れて2人は街へ戻ることにしました。2人が新しい人生の1歩を踏み出し、この映画は終わりを迎えます。
以上、映画キラー・トーナメントのあらすじと結末でした。
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