映画「チャイルド・プレイ／誕生の秘密」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
チャイルド・プレイ／誕生の秘密の紹介：2013年アメリカ映画。チャッキーという人形が織りなす殺人事件を描いた映画で、今作ではチャッキー誕生にまつわる物語が展開されていくシリーズのスピンオフ作品となります。
監督：ドン・マンシーニ 出演：ブラッド・ドゥーリフ（チャッキー）、フィオナ・ドゥーリフ（ニカ）、ダニエル・ビスッティ（バーブ）、アレックス・ヴィンセント（アンディ・バークレー）、A・マルティネス（フランク神父）、ブレナン・エリオット（イアン）、シャンタル・ケネル（サラ）、メイトランド・マコーネル（ジル）、サマー・ハウエル（アリス）、ほか
この解説記事には映画「チャイルド・プレイ／誕生の秘密」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
サラという女性の元に差出人不明の荷物が届けられます。その中身はかつて大人気だったグッドガイ人形のチャッキーでした。差出人の記載もなく、怪しんだサラはチャッキーをゴミ捨て場に放置します。その夜、サラは何者かに殺されてしまいました。
サラにはニカという娘がいました。ニカは生まれつき半身不随で車椅子の生活を余儀なくされています。１人残されたニカのためにサラの姉夫婦バーブとイアン、娘のアリスにシッターのジル、神父のフランクが屋敷にやってきます。
アリスがゴミ捨て場で捨てられていたチャッキーを見つけ、大喜びで持ち帰ります。
その日の夕食時、バーブが作った夕食の中に、動き出したチャッキーがこっそりと毒を混入しました。そうとは知らずフランク神父が食べてしまいます。
そのせいで体調の悪くなったフランク神父は、帰路につく途中に交通事故に遭い、亡くなってしまいます。
その頃、ニカは差出人不明の人形がどうも怪しく見えて、ネットで情報を入手しようと考えました。そしてチャッキーが証拠品保管所から送られた殺人事件の証拠品だったこと、そしてチャールズ・リー・レイという殺人鬼と接点があるという情報を手にいれます。
その頃、シッターのジルはチャッキーに感電死させられていました。それが原因で家中停電になってしまいます。それに気づいたバーブがジルの部屋に行くと、ジルが死んでいるのを発見、アリスの姿も消えていてチャッキーもいません。バーブはいきなり現れたチャッキーに襲われて殺されてしまいます。
家中の異変を感じたニカが慌ててイアンの元に向かい、イアンに殺人鬼が憑依したチャッキーの話をしますが信じてもらません。それどころか、ナイフを持って死体と人形が転がっている状況に、ニカがバーブ達を殺したのではないかと疑いの目を向けてきたのです。
どうしようもなくなったニカの前にチャッキーが姿を現します。襲いかかるチャッキーに何とか反撃に出ようとするニカ、しかし足が不自由なハンデは大きく、なかなか上手くいきません。チャッキーに階段から突き落とされ、絶対絶命の大ピンチです。
やがてチャッキーはニカに近づき、ある秘密を話し始めました。チャッキーことチャールズはニカの両親と知り合いだったのです。幸せそうな家族を羨ましく思っていたチャールズはある暴挙に出ます。
溺死とされていた父親の死はチャールズによるもので、ニカを妊娠中のサラとバーブを監禁し、父親の代わりになろうとしたのです。しかしチャールズの目を盗んだサラが警察に通報、激怒したチャールズがサラのお腹をナイフで刺して逃走、そして警察に追われた末、グッドガイ人形に憑依する経緯となったのです。
ニカの半身不随はその時の傷によるものでした。チャッキーはその時の事を逆恨みし、差出人不明の人形として自らを送り込んだのです。
全てを知ったニカは、今ここでチャッキーを倒しておかなければと勇敢にチャッキーに立ち向かっていきます。常に劣勢のニカですが、チャッキーを挑発し怒らせ、隙をついてナイフを突き付けますがチャッキーもしぶとく、ただでは死にません。
壮絶な戦いの中、フランク神父の調査にやってきた警察が現場にやってきます。助かったと安堵するニカでしたが、現場にいたのはニカと複数の死体と一体のグッドガイ人形でした。チャッキーは警察の前では人形の振りをして動きません。
警察はニカが殺したと疑い、ニカを逮捕してしまいます。逮捕されたニカは精神鑑定を受け、心身疾患と診断され、精神病院に送られてしまいます。
再び証拠品保管所に戻ったチャッキー。担当警官がある者に殺されてしまいます。そのある者とは前回チャッキーと結婚を果たした花嫁ティファニーでした。ティファニーは再びチャッキーを荷物に詰めてどこかへ送りつけます。送り先は家族を殺され祖母宅に引き取られたアリスの元でした。チャッキーは祖母を殺し、アリスに迫ります。
半年後、再びチャッキーの入った荷物がとある男の所に届きます。電話をしている男に忍び寄るチャッキー、襲いかかろうとしたその時、男は振り返りライフルを構えます。「アンディ！？」チャッキーは驚きます。男はかつてチャッキーに苦しめられながらも生き残った少年アンディでした。アンディは間髪いれずチャッキーをライフルで撃ち抜きました。
以上、映画「チャイルド・プレイ／誕生の秘密」のあらすじと結末でした。
『チャイルド・プレイ』 (1988年)
『チャイルド・プレイ2』 (1990年)
『チャイルド・プレイ3』 (1991年)
『チャイルド・プレイ/チャッキーの花嫁』 (1998年)
『チャイルド・プレイ/チャッキーの種』 (2004年)
『チャイルド・プレイ/誕生の秘密』 (2013年)
『チャイルド・プレイ 〜チャッキーの狂気病棟〜』 (2017年)
『チャイルド・プレイ』 (2019年)
チャッキーのしつこさには呆れますね。
こういう男は今もこれからも一生幸せになれませんよ笑。
主人公の女性を殺せなかったチャッキーの負けですね。
作戦勝ちでも何でもないですよ笑。
この映画では殺人人形であるチャッキーの生前の姿(人間の姿)を見ることが出来ます。過去の回想シーンではチャッキーの人物像もしっかりと描写されています。もちろんまともな人物とは言えませんが、女性を一途に愛したりなど人間らしさを感じられます。主人公の車椅子に乗る女性が最後まで可哀相な感じですが、チャッキーの作戦勝ちかなと思いました。小さいのにしぶとく強いチャッキーには思わずビクッとなってしまいます。