誰が私を殺したか?の紹介:1964年アメリカ映画。嫉妬と復讐から双子の妹を自殺に見せかけて殺害し彼女になりすました姉が、思いもよらぬ皮肉な結末を迎えるまでを描き、ラストシーンではラブロマンスの後味をも残すサスペンス・ドラマ。
監督:ポール・ヘンリード 出演:ベティ・デイヴィス、カール・マルデン、ピーター・ローフォード、ジョージ・、マクレディ、ほか
映画「誰が私を殺したか?」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「誰が私を殺したか?」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「誰が私を殺したか?」解説
この解説記事には映画「誰が私を殺したか?」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
誰が私を殺したか?のネタバレあらすじ:起
ロサンゼルスで細々とバーを営んでいるイーディスは、双子の妹マーガレットの夫フランク・デロルカの葬儀に参列していた。富豪のフランクはかつてイーディスの恋人だったが、財産目当てにマーガレットが誘惑、妊娠を理由に妻の座を奪い取ったのだった。
以来、疎遠になっていた姉妹は18年ぶりに再会を果たすが、裕福さをひけらかし身なりを蔑んで施しをするマーガレットに堪えられず、イーディスは屋敷を後にする。その時、彼女は使用人との話の中でマーガレットの妊娠はフランクと結婚するための狂言だったことを知って憤る。
店に戻ったイーディスは、彼女に想いをよせる刑事ジムから誕生日のプレゼントをもらっても気持ちは晴れず、マーガレットを呼び出して彼女の嘘を詰る。
しかし悪びれることなく金で償おうとする妹を自殺に見せかけて殺害、イーディスは髪型や服装を変えてマーガレットになりすましてデロルカ邸へと”帰って”行った。
誰が私を殺したか?のネタバレあらすじ:承
発見されたマーガレットの遺体は、警察の調べでも店の経営不振で借金を抱えていたイーディスの自殺とみなされた。
身元確認のため警察に呼ばれたイーディスはそこでジムに会うと、双子の存在を知らなかった彼は驚愕する。彼女を救えなかったと自責するジムにイーディスはただ忘れろとだけ告げる。
かくてイーディスは自分が得るはずだった優雅な生活と莫大な財産を手に入れたかのように思えたが、その成り代わり生活は緊張の連続だった。
マーガレットに懐かなかった飼い犬デュークが突如懐いている姿に不思議がる使用人たち、屋敷に住む親せきや詮索好きな友人目に細心の注意をはらい、相続書類にサインする筆跡をごまかすために利き手に自ら火傷を負う。
誰が私を殺したか?のネタバレあらすじ:転
3か月が過ぎ、イーディスは招かれたパーティーでトニーという男に会う。彼がフランクの生前からのマーガレットの愛人だと知った彼女は渡欧を決めるが、訪ねてきたジムの話からトニーは目ざとくイーディスがマーガレットを殺害して成りすましていることに気づきい、金目当てでろくでなしの彼はイーディスをゆすり始める。
トニーはゆすり取った宝石を質入れするが不審に思った質店の通報で警察がトニーの部屋を捜索する。そこで宝石と共にヒ素を発見したジムはフランクの死に毒殺の疑いを持ち、デロルカ邸でトニーを問い詰める。
除草剤だと言い訳されてジムが帰ったあと、トニーがかつて愛した人を殺したと知ったイーディスは全てを投げうつ決意で追いだそうとすると、マーガレットは共犯だと言って掴みかかってきた彼をデュークが噛み殺す。
誰が私を殺したか?の結末
その後フランクの遺体が掘り起こされ再鑑定の結果ヒ素が検出され、トニーと愛人関係にあったマーガレットも共犯の疑いがかけられる。その時彼女は思わず自分はイーディスで妹を殺してすり替わったとジムに告白するが、イーディスを心から愛していた彼は、彼女がそんなことをするわけがないと信じようとしない。
それを聞いたイーディスは冗談だと言い、マーガレットとして裁かれる覚悟をする。
逮捕されたイーディスは裁判になり、不利な証言が次々と出てきても口を閉ざし、結果判決は有罪、死刑を宣告される。逮捕前に言われたことが気になっていたジムは、裁判所から移送されるイーディスにそのことを聞くが、彼女は自分はマーガレットで、イーディスには虫も殺せないと言い残して去って行く。
以上、映画「誰が私を殺したか?」のあらすじと結末でした。
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