ファイナル・デッドシャッター 本当にあった呪いのカメラの紹介:2014年アメリカ映画。曽祖父の家を相続したブランドンは、遺体写真家として有名だった曽祖父の古いカメラを見つけました。そのカメラこそ『死のカメラ』と言われる、かかわった人が全員死んでしまうというカメラでした・・・という内容のオカルトホラー映画です。ファイナルデッドシリーズのような邦題ですが、シリーズとは全く関係のない別物です。
監督:フィリップ・エイドリアン・ブース 出演:レイ・ワイズ(ウェントン)、ベン・ブロウダー(ブランドン)、ギャビン・キャセールグノ(ボビー)ほか
映画「ファイナル・デッドシャッター」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ファイナル・デッドシャッター」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ファイナル・デッドシャッター 本当にあった呪いのカメラの予告編 動画
映画「ファイナル・デッドシャッター」解説
この解説記事には映画「ファイナル・デッドシャッター」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ファイナルデッドシャッター本当にあった呪いのカメラのネタバレあらすじ:起
雨の夜道、ブランドンを乗せて父が車で走っています。そして父はブランドンを実家に降ろし、何かに怯えながら走り去りました。
年月が経ち、ブランドンは自分の写真館を経営し、いつも助手のアイビーに電話で起こしてもらっていました。別居中の妻ジェンナと約束した、息子ボビーと会う日。曽祖父の家を相続する書類が届きました。
ブランドンはボビーを連れて曽祖父の家を見に行きます。ジェンナから「誕生日にボビーがカメラを欲しいと言っていた」と聞いていたブランドンは、自分の持つ古いカメラを渡します。そのボビーは精神的な事で言葉が話せなくなっていましたが、曽祖父の家には興味を持ちます。
途中でタブレットを落としたボビーは、ベルを見つけて拾います。一方、ブランドンは家の中の写真を順番に撮りつづけます。そして厚い布にくるまれて縛られている曽祖父のカメラを見つけます。ブランドンは「子供の頃、このカメラで写真を撮りたかったんだ」と喜んで見つめます。この時ボビーは、誰かが自分を呼ぶ声を聞きます。
「運命のカメラだ」と言って持ち帰り、ボビーに「そのベルは運命のベルだ。何かあったら鳴らすんだ、僕が助けに行く」と言います。
ファイナルデッドシャッター本当にあった呪いのカメラのネタバレあらすじ:承
ブランドンは「曽祖父ウェントンは遺体写真家として有名だった」とアイビーに教えます。ウェントンの遺体写真を見せると、遺体に細工をして、あたかも生きているかのように撮る手法で鬼気迫るものがありました。そしてアイビーにウェントンのカメラを見せ、ついでに写真を撮ります。
その夜、結婚式の撮影の仕事があり、ブランドンはウェントンのカメラを持ち出し、新婚夫婦や親族写真を撮りました。その後、ブランドンが写真を撮った親族の親子が怪死します。親族の写真を見たアイビーは、写真に変なものが写っているのを見て、ウェントンの伝記を執筆しているマクラレンに相談します。
ウェントンのカメラをブランドンが持っていることを聞いたマクラレンは「死のカメラだ、そのカメラに関わらない方がいい、関わった人は皆死んでいる」と言います。そのころブランドンは、ジェンナとボビーの写真を撮ろうとしていました。そして少しして、ブランドンが写真を撮った新婚夫婦が怪死しました。
二人の写真には黒い影が映っていました。気になったアイビーがウェントンの撮った写真を持ってマクラレンに見せます。マクラレンは「この人たちは生きている、死体じゃない。ウェントンの日記を見つけてカメラと一緒に燃やしなさい」と言います。
ファイナルデッドシャッター本当にあった呪いのカメラのネタバレあらすじ:転
怖くなったアイビーはブランドンに電話をかけて事情を話しますが、途中から電波が途切れ、目から血を流して死んでしまいます。そのころボビーはウェントンのカメラのレンズにアイビーの死にゆく姿を見ました。ブランドンはウェントンのカメラで写真を撮った人たちが次々死んでいくのを恐れながら、アイビーの「日記を探して」という言葉を思い出します。
曽祖父の家に行く前に、写真を撮ったジェンナの事が気がかりで電話をしましたが、ジェンナは出ずバスタブで怪死しました。曽祖父の家で、儀式部屋を見つけます。
そこにブラニスキという見知らぬ女がやって来ます。「私の曾祖母はウェントンに殺された。曾祖母の呪いはウェントンのカメラの中に閉じ込められた。呪いを解放するには日記が必要だ」と言います。
更に「ウェントンは死んだが、魂はカメラの中で生き続けている」と言います。ブランドンはカメラを車で何度も轢いて粉々にします。そして家に帰ると、ウェントンのカメラは元通りになって戻って来ていました。
ファイナルデッドシャッター本当にあった呪いのカメラの結末
ウェントンのカメラはボビーを写真に撮り、レンズの中に閉じ込めました。そしてレラという少女に会います。レラが「この世界はネガの世界、ボビーも私も生きている」と言うと、ボビーは言葉をしゃべります。ブランドンはレンズの中にボビー見つけます。そしてカメラの前に座り、シャッターを切り、自分のレンズの中に飛び込みます。
中ではウェントンが死体に細工を施していました。やがてレラは死体に連れ去られ、ブランドンはウェントンに捕まります。その時、ボビーがウェントンに現像薬を顔にかけ、ブランドンとボビーは逃げ出します。ウェントンは現像に使う薬を人に注射し仮死状態にして写真を撮り、日記に記していました。これを知っていたのは弟子のマクラレンでした。
レラを助け出して逃げていると、カメラのレンズが割れました。逃げる先に光が見えます。ブランドンはボビーに「お前は生きろ、光の方に逃げるんだ!」と叫びます。先に行ったレラに遅れ、ボビーはブランドンを置いて「愛している」という言葉を残して逃げました。あの雨の日、ブランドンの父はブランドンを守るために車で走って置き去りにしていたのでした。
20年後、成長したボビーはウェントンのカメラで写真を撮影していました。
以上、映画「ファイナル・デッドシャッター 本当にあった呪いのカメラ」のあらすじと結末でした。
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