ドラえもん のび太の宇宙小戦争(リトル・スターウォーズ)の紹介:1985年日本映画。ドラえもんとのび太が映画の撮影と称して遊んでいた最中、親指ほどの小さな宇宙人・パピに出会います。パピは故郷が反乱によりロケットに乗り逃げてきたといいます。パピを助けることを決めたドラえもんたちですが、パピを追ってきた独裁者ギルモアの軍によりスモールライトで小さくなったしずかちゃんが人質としてさらわれてしまい、スモールライトも取られてしまいます。映画ドラえもんシリーズの第6弾です。
監督:芝山努 声優:大山のぶ代(ドラえもん)、小原乃梨子(のび太)、野村道子(しずか)、肝付兼太(スネ夫)、たてかべ和也(ジャイアン)、潘恵子(パピ)、三ツ矢雄二(ロコロコ)、八名信夫(ギルモア)、ほか
映画「ドラえもん のび太の宇宙小戦争」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ドラえもん のび太の宇宙小戦争」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ドラえもん のび太の宇宙小戦争」解説
この解説記事には映画「ドラえもん のび太の宇宙小戦争」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
「ドラえもん のび太の宇宙小戦争」のネタバレあらすじ:起
ある日、スネ夫とジャイアン、しずかちゃんとのび太で自主映画を作成しますが、ほんのちょっとの失敗でのび太は仲間外れにされてしまいます。悔しくなったのび太はしずかちゃんを誘い、ドラえもんの力を借りて映画を撮影することにしました。しかしその日の夜、のび太の部屋から親指ほどの小人・パピが現れます。パピはピリカ星からやってきた大統領で、反乱により地球に亡命し、裏山にたどり着いたのでした。そして撮影で使用していたうさぎのぬいぐるみを使ってのび太の元にやってきたのです。パピから事情をきいたドラえもんとのび太はパピを助けるため、しずかちゃんにお願いし、おもちゃの小さな家をパピの滞在先として貸すことにしました。一方ジャイアン達は得体のしれないラジコンのようなくじらの宇宙船に映画撮影を邪魔されてしまいます。のび太達の仕業と勘違いしたジャイアン達はのび太の元を訪ねますが、それは自分を追ってきた反乱軍であるとパピは伝えました。パピから事情を聞いたジャイアン達もパピに協力することにします。しずかちゃんの部屋にドラえもんの道具で基地を作り、その中におもちゃの家を入れて今後はそこに集まることにしました。
「ドラえもん のび太の宇宙小戦争」のネタバレあらすじ:承
スネ夫のラジコンを使ってパピの追っ手をやっつけようとドラえもん達が試行錯誤し、外へ出ている中、遅れて帰ってきたしずかちゃんが基地に入り、お風呂に入っていると基地の居場所を突き止めた反乱軍がやってきてしずかちゃんを人質にとります。そして置きっぱなしになっていたスモールライトも反乱軍にとられてしまいました。ドラえもん達は帰ってくるなり、しずかちゃんがさらわれたことに気づきます。パピは責任を感じ、しずかちゃんと人質を交換することを条件に反乱軍の元へ向かい、ドラえもん達の元から去っていくのでした。そのことをしずかちゃんより知ったドラえもん達は全員でパピを助けることにします。そこにパピの愛犬ロコロコが現れます。ロコロコは反乱軍の将軍ギルモアを倒す準備が整ったため、パピを迎えにきたといいます。パピが乗ってきた宇宙船に乗り、ピリカ星にドラえもん達は向かうことになります。
「ドラえもん のび太の宇宙小戦争」のネタバレあらすじ:転
ドラえもん達がロコロコの操縦で同盟軍のいる星に着く前に反乱軍の偵察隊がうろついていました。スネ夫のラジコンを使ってやっつけることに成功します。そのことで同盟軍の本部に温かく迎え入れられ、そこでドラえもん達はパピが反乱軍の将軍・ギルモアの戴冠式で処刑される予定であり、当日一斉に攻撃を仕掛ける作戦を聞かされます。連絡係となったドラえもん達は二手に分かれ、ドラえもん・のび太・ジャイアンはピリカ星の同志の地下組織の元へ行くことになりました。流れ星に見せかけてピリカ星に着いた3人はドラえもんの道具を使って何とかアジトへたどり着きますが、のび太が遅れたこともあって、反乱軍にアジトがバレてしまい、ドラえもん達は捕まってしまいます。一方、しずかちゃんは同盟軍が反乱軍に攻撃を仕掛けてきたことによりラジコンで応戦しますが、スネ夫が怯えて出てきません。しかし女の子1人を危険な目に合わせるわけにはいかないとラジコンで応戦し、追い込んでいきますが、反乱軍はラジコンの弱点がアンテナであることに気づきます。
「ドラえもん のび太の宇宙小戦争」の結末
一方ドラえもん達はパピと共に処刑されることになりました。最後の言葉を許され、スネ夫たちに希望を託すドラえもんでした。その頃しずかちゃんとスネ夫はピリカ星の海にたどり着いていました。しかし反乱軍によりアンテナを攻撃され、2人共海に沈んでしまいます。すると体がどんどん大きくなっていきました。その報告が処刑場にも伝わったところ、ドラえもんがスモールライトの効き目が切れたことに気づきます。その時、ドラえもん・のび太・ジャイアンの体が大きくなっていきました。元の体になった5人は敵を次々倒していき、スモールライトを取り戻し、将軍を捕えます。そして一気にピリカ星に平和が戻りました。パピに別れを告げ、地球に戻った5人でしたが、スネ夫は巨人と言われたことがうれしかったのか、またピリカ星に遊びに行こうとはしゃぐのでした。
この映画で最も印象に残っているのは、武田鉄矢さんの主題歌でした。レジスタンスの地下本拠で歌っているシーンが好きです。見ず知らずの宇宙人パピに対して男気を見せるジャイアンや、しずかちゃんが出撃する際に弱虫を断ち切って向かうスネ夫、最後の巨大化シーン戦闘でのドラえもんのキングコングパロディも面白かったです。