映画「おまけつき新婚生活」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
おまけつき新婚生活の紹介：2003年アメリカ映画。新婚カップルのアレックスとナンシーは、不動産業者ケネスから紹介された相場より安い二階式マンションを購入します。良い物件を見つけたと喜ぶ2人でしたが、上階にすむ高齢のコネリー夫人は何かと2人に雑用を頼みつけて新婚生活と仕事の邪魔をし続けます。夢のマイホームを手に入れたかに見えた2人が、コネリー夫人によりドタバタ騒動に巻き込まれていく。
監督：ダニー・デヴィート 出演：ベン・スティラー（アレックス・ローズ）、ドリュー・バリモア（ナンシー・ケンドリックス）、アイリーン・エッセル（ミセス・コネリー）、ハーヴェイ・ファイアスタイン（ケネス）、ジャスティン・セロー（クープ）、ほか
この解説記事には映画「おまけつき新婚生活」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
新婚カップルのアレックスとナンシーはニューヨークで新居を探していました。不動産屋のケネスから相場より安く売られている古い煉瓦造りの二階式マンションを紹介されます。気に入った2人はそこに住み始めます。上に住む高齢の大家、コネリー夫人は上品そうな女性でしたが、住み始めると彼女の正体が明らかになってくるのでした。コネリー夫人にワインをお土産に挨拶に行った2人は、彼女と少し話しをするも６時半になると夜も遅いと帰されてしまいます。が、その夜コネリー夫人の大音量テレビのおかげで一晩中眠れず仕事にも支障が出てしまいます。小説家のアレックスは次の日から３週間後に迫った締め切りに向け執筆に取り掛かりますが、コネリー夫人は彼に水道管修理やゴミ捨て、そして買い物にまで付き合わせます。翌日も様々な雑用を頼む夫人に邪魔され彼の執筆作業は全く進みません。老人の弱々しさも見せる夫人を無下には扱えず、アレックスは彼女に振り回されます。一方のナンシーは雑誌出版社に勤めており、オフィスで同僚に新居の写真やアレックスの面白おかしい合成写真を見せて楽しんでいました。アレックスが夫人に振り回されて仕事にならない為、ナンシーは今後何かあれば自分のオフィスに電話するよう夫人に伝えます。それ以降、夫人は執拗にナンシーに電話をかけ続けナンシーを追い込みます。そして雑誌の締め切りに追われた彼女は間違ってアレックスの合成写真を編集長に渡し、それが雑誌に掲載されてしまい彼女はクビになります。
コネリー夫人に振り回され疲れた2人は、彼女にチョコレートを差し入れし、丁寧に上階を将来子供が出来た時のために売ってもらうよう申し出ます。その話の最中、彼女はチョコレートの中に入っていたキャラメルで喉を詰まらせます。アレックスとナンシーはすぐ心臓マッサージや人工呼吸の救急処置を施し夫人を助けますが、夫人は警察に通報し2人にセクハラを受けたと訴えます。警察官のダンはアレックスとナンシーを厳しく注意し、マークし始めます。アレックスは小説を書き上げる為、バーの片隅でひたすらノートパソコンに打ち込み遂に完成させます。その後コネリー夫人にねずみ駆除を頼まれ部屋を訪れますが、ネズミを見つけた夫人は気が動転しアレックスのノートパソコンを暖炉に投げてしまいます。燃えるパソコンを取り出し外へ走り出ますが、パソコンは手から滑り落ち道路に。さらにその上をダンプカーが通過。パソコンは大破します。締め切りに間に合わなかった理由を編集者に説明するも信じてもらえず、契約は白紙になります。
その後もなんとかコネリー夫人を懲らしめようとする2人は、わざとインフルエンザの菌をもらい夫人に伝染そうとしたり、夫人の部屋の水道管を漏らさせて床を抜けるよう細工したり。さらには怪しい人物から得た銃で夫人を撃つことまで考えますが、ナンシーが誤射しアレックスの股間に命中。幸い大した怪我ではなかったものの、全ての企みが失敗に終わる2人は警官ダンからこっぴどく叱られるばかりでした。2人は以前パーティーで知り合ったチックという男性の本業が殺し屋だと知り、2500ドルでクリスマスイヴにコネリー夫人を殺す事で契約成立。彼らは家財道具全て売り払い2500ドルを工面します。そしていよいよ当日、犯行を実行すべく夫人の部屋に侵入したチック、と同時に玄関にはコネリー夫人へクッキーを届けにきた警官ダンが。2人はダンを何とか追い払いますが、その頃チックはコネリー夫人から返り討ちに会い水中銃で肩を撃たれていたのです。チックは夫人と大乱闘、その最中に暖炉の火が床に燃え広がってしまいます。チックは怖気付いて逃げ出しますが、コネリー夫人は彼に跳ね飛ばされ床に倒れていました。彼女を殺そうと考えていた2人でしたが、結局彼女とペットのインコも救い出します。
その後、住居を他の夫婦に売り渡したアレックスとナンシー、不動産のケネスに勧められコネリー夫人に最後の挨拶に行くと、そこには椅子に座り眠るように死んでいる夫人の姿が。2人は夫人が死んだ事を信じられませんが、彼女の冥福を祈ります。そしてアレックスは今までの体験をもとに“DUPLEX”（二階式マンション）という小説を書き上げ出版することが出来ました。その頃、コネリー夫人は部屋で不動産屋ケネスと警官ダンと楽しく食事中でした。実はコネリー夫人は生きており、ケネスは彼女の息子で、ダンはケネスのパートナー（ゲイ）だったのです。3人はグルになり下の階へ入居したカップルを餌にし、からかい楽しんでいたのでした。今まで多くのカップルが彼らの犠牲になり出て行っていたのでした。夫人の部屋には数多くの犠牲者カップルの写真が飾ってあり、最後にはアレックスとナンシーの写真が飾られているのでした。
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