映画「エスケイプ・フロム・トゥモロー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
エスケイプ・フロム・トゥモローの紹介：2013年アメリカ映画。家族であるテーマパークへやってきたジムは夢の国にいながらにして会社から解雇されてしまう。そんなことを知らない妻と子供達は夢の国での楽しい１日を満喫しようとするもジムの様子が気になり心から楽しめなかった。家族のために楽しもうとするジム、しかし彼の考えとは裏腹にジムの頭の中はある考えに支配されていく。次第に彼の目には夢の国の住民達でさえ悪魔のように見え始める。有名テーマパークでの無許可撮影をし話題になったサイコスリラー。全編モノクロで描かれる。
監督：ランディ・ムーア 出演：ジム（ロイ・エイブラムソン） エミリー（エレナ・シューバー） サラ（ケイトリン・ロドリゲス） エリオット（ジャック・ダルトン）ほか
この解説記事には映画「エスケイプ・フロム・トゥモロー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
夢の国と皆の人気を集めるこのテーマパークでジムは朝一で会社から解雇を通達される。そんなことを家族には言い出せないまま楽しい一日が始まりを告げた。ホテルからの直行便でパークへと行くジム達、彼らの前に二人の若い女性が現れたことがジムを夢の国へと連れて行くきっかけとなった。パークでは人気キャラクター達がジム達を出迎えた。もちろん彼らだけのためではなかったがそんなことは頭から消えてしまう。楽しむ家族を横目にジムは先ほどの二人組を探していた。
夢の国、という通称は伊達ではなくそこかしこに可愛いキャラクター達が存在している。しかしある時からジムの目にはそのキャラクターがまるで夢の国とは程遠い悪魔のように見える瞬間があった。それは彼の家族にしても、自分に悪口を言っている、そう見える瞬間があった。それでも彼はあの二人組を見て心を躍らせた。そして疲れた娘サラと別のアトラクションに乗りたいエリオットを世話するためジムとエミリーは別行動することになる。エリオットを連れパーク内を歩くジムはそこであの二人組を見つけた。
エリオットを連れ二人を追うジムだったが彼女達が乗り込んだアトラクションにつられて乗ったことでエリオットが嘔吐してしまう。そこで妻エミリーと遭遇し彼女はエリオットを連れホテルへと向かった。サラはジムと共に再びパーク内を歩き回る。サラは元気を取り戻しジムを振り切るように走り回った。その拍子に男の子とぶつかり足を怪我してしまう。ジムはサラを連れホテルに戻った。その夜、４人は花火を見るためある場所へ向かう。しかしそこで妻エミリーの怒りが爆発、ジムがあの少女達を追いかけているのに気付いていた。
エミリーの怒りはわがままを言うサラにも当たってしまう。怒りに我を忘れサラの頬をはたいてしまった。エミリーはエリオットを連れどこかへと姿を消してしまう。ジムはサラを元気つけるため二人でパーク内を歩いた。そこで再びあの少女たちに出会った。すると一人の少女がこちらに向かって歩いてくる。彼女は一緒に行こうとジムを誘う、しかしジムはそれは出来ないと断った。すると彼女は口からつばを吐きかけジムの前から去っていった。そしてジムは自分の近くにサラの姿がないことに気付く。
気が付くとジムはおかしな場所で椅子に縛られていた。そして頭になにやら機械を着けられる。そばにいる男も何を言っているのか分からない。まるで洗脳しようとしているかのようだ。ジムは彼が一瞬姿を消したすきに脱出、再び現れた男に襲い掛かるとなんと彼は機械の身体を持っていた。その場を離れサラを見つけた彼は自分のホテルの部屋へと戻った。しかし気分がすぐれなかった。ジムはトイレにこもり何度も何度も嘔吐した。そして朝、彼は悲惨な姿で死体となって発見される。悲痛に暮れる妻エミリー、だがジムは夢の国で未来永劫夢のような生活をしている、かもしれない。
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