映画「リーサル・ストーム」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
リーサル・ストームの紹介：2020年アメリカ映画。大型ハリケーンが接近するカリブ海の島プエルトリコ。ハリケーンの混乱に乗じて犯罪を計画する強盗団に、地元の警官たちが立ち向かいます。『リーサル・ストーム』は、エミール・ハーシュ主演のアクション映画で、メル・ギブソンも元警察署長として出演。大雨の中の激しい銃撃シーンとハーシュ演じる警官と残酷な強盗団との対決が見どころになっています。
監督：マイケル・ポーリッシュ 出演：エミール・ハーシュ（コルディーロ）、ケイト・ボスワース（トロイ・バレット）、メル・ギブソン（レイ・バレット）、デヴィッド・ザヤス（ジョン・ザ・バプティスト）、ステファニー・カヨ（ジェス・ペーニャ）、ウィル・キャトレット（グリフィン）、ホルヘ・ルイス・ラモス（ベルカンプ）、ほか
この解説記事には映画「リーサル・ストーム」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
プエルトリコの首都サンファンでは、カテゴリー5という強大なレベルのハリケーンの接近がテレビのニュースで伝えられています。そんな中、ジョン・ザ・バプティスト（デヴィッド・ザヤス）は、ノルマという女性を殺害し、彼女の所持品を奪います。車中でジョンはノルマの所持品の絵画をチェックしますが、彼は他の高額な絵画の場所を探しています。
警官のコルディーロ（エミール・ハーシュ）は、自分の過去に悩んでいる様子です。彼はハリケーンに備えて市民に避難を呼びかける任務を命じられますが、やる気はありません。コルディーロは渋々引き受け、同僚のジェス(スティファニー・カヨ)と車に乗りますが、やる気満々のジェスに不満をぶちまけます。
サンファン市内では人々がハリケーンに備えて買いだめをしますが、グリフィン（ウィル・キャレット）は肉の買いだめをしようとして、他の客とトラブルになります。連絡を受けたコルディーロとジェスは、グリフィンを避難所まで連れて行こうとしますが、グリフィンはペットに餌をやるためにマンションに帰るといいます。
グリフィンは、自分の暮らすマンションには避難を拒否する住民がいると言い、ジェスとコルディーロはグリフィンのマンションへ行くことにします。
三人はマンションに着き、グリフィンはペットに餌をやりに部屋に行きます。ジェスとコルディーロは避難を拒否するという住民の部屋へ行きます。二人は避難を拒否するレイ（メル・ギブソン）と娘で医師のトロイ（ケイト・ボスワース）の部屋を訪れます。
レイは元警察署長でしたが避難を拒否し、コルディーロと口論になります。とりあえずコルディーロは他の避難を拒否する男の部屋に向かいますが、トロイもついてきます。ジェスはレイの部屋に残ります。
トロイは避難を拒否するベルカンプ（ホルヘ・ルイス・ラモス）の部屋にコルディーロを案内します。トロイは部屋にいるベルカンプに逃げるよう言いますが、彼は拒絶します。その一方で、ジョンの強盗団はノルマの所持品から得た情報で高額の絵画があるという住所に到着しますが、それはコルディーロとジェスがいるマンションでした。
トロイとコルディーロは、マンションでジョンの強盗団が人を殺すのを目撃します。二人はベルカンプを連れて逃げ出します。ジョンの強盗団は三人を目撃しますが、ジョンは「ベルカンプは絵画を隠しているから、撃つな」と言います。
コルディーロたちはグリフィンの部屋に隠れようとします。しかし、グリフィンは部屋に三人を入れたくない様子。コルディーロたちは「強盗が来て危険だから隠れさせろ」と言い、グリフィンも渋々三人を入れます。コルディーロは救援を頼もうとしますが、ハリケーンで無線が通じません。
グリフィンのペットが空腹な様子で暴れ出します。そのペットは虎のような猛獣で、グリフィンを襲います。コルディーロがなんとか肉をグリフィンに渡し、猛獣に食べさせます。グリフィンは足に重傷を負い、手当が必要になります。
ベルカンプは医薬品を持っている医師が住んでいる部屋を知っていると言い、コルディーロとトロイは強盗に見つからないように建設用の足場を使い、その医師の部屋に医薬品を取りに行きます。
しばらくしてもコルディーロが戻らないので、ジェスは部屋の外に様子を見に行きますが、一人の強盗に見つかります。しかし、レイが部屋から出て、その強盗を殺します。レイは死んだ強盗の身分証明書から、彼がジョンの強盗団の一人だと知ります。
トロイとコルディーロは足場を使い移動します。強盗団は外からコルディーロたちを見つけて銃撃。トロイは下に落ちそうになりますが、コルディーロに助けられます。コルディーロとトロイはマンションに戻ります。ジョンと強盗団たちは、ベルカンプの部屋にたどり着き、絵画を探します。
ジェスとレイは強盗団と戦うため、武器が隠してある別の部屋に向かうことにします。トロイとコルディーロは、医師の部屋に着き医薬品を手に入れます。二人はグリフィンの部屋に戻る途中に、廊下で強盗たちと遭遇します。強盗たちは、ベルカンプの居場所を聞きますが、コルディーロは教えません。
コルディーロと強盗の一人が乱闘になりバルコニーから落ちますが、雨の中でも戦い続けます。レイが駆けつけ、その強盗を撃ちます。強盗は死亡しコルディーロは助かりますが、彼は足に流れ弾が当たります。グリフィンの部屋ではベルカンプが、グリフィンの看病をします。
トロイは医薬品を使いコルディーロの足の傷の手当てを始めます。手当中にコルディーロは昔話をトロイにします。コルディーロはニューヨークの刑事でしたが、恋人で同僚のジャスミンを誤って撃ち殺したために、プエルトリコ勤務になった経緯を話します。トロイは、父レイとの思い出話を語ります。
ジョンたちは、ベルカンプの部屋で絵画を探し続けますが、見つかりません。ジョンたちは、ベルカンプを見つけて絵画のありかを聞き出そうとします。ジェスとレイも、武器のある部屋につき、武器を見つけますが、強盗たちが現れ銃撃戦になります。レイは撃たれ重傷を負います。
ジェスはレイを助けようとしますがジョンが現れ、レイをさらに銃撃してジェスを人質にします。トロイとコルディーロが現れてレイを救いますが、レイは死んでしまいます。コルディーロとトロイはグリフィンの部屋に戻ります。
ジョンはジェスを人質にし、銃を向け、ベルカンプの居場所を聞きます。ジョンはジェスに、探しているのはゴッホの作品だと言います。ジョンはジェスの無線を使いコルディーロにベルカンプを連れてくるように命じ、来ないとジェスを殺すと脅します。
コルディーロはベルカンプを連れて、ジョンの部屋に向かいます。トロイはグリフィンと部屋に残ります。ベルカンプはコルディーロに、父がナチスで、作品は父から譲り受けたと話します。
コルディーロとベルカンプがジョンの部屋に着くと、ベルカンプは絵画のある部屋へジョンを案内します。絵画のある部屋に着くと、ジョンはベルカンプを殺害し、コルディーロの警官の制服を要求します。ジョンは警官になりすまして逃げるつもりですが、コルディーロは絵画は偽物で本物は他の部屋にあるといいます。
トロイはグリフィンと部屋から逃げ出します。コルディーロはジョンを本物の絵があるグリフィンの部屋に案内します。しかし、コルディーロはジョンのペットである猛獣がいる部屋のドアを開け、ジョンは猛獣に殺害されます。
テレビのニュースではハリケーンが去ったことが報道されます。コルディーロとジェスが、入院中のグリフィンの部屋を訪れます。グリフィンはトロイの治療を受けています。コルディーロはトロイと恋仲になったようです。そして、グリフィンは部屋にあるプレゼントされた高額な絵画を見て、この絵を売って大金を稼ぐことを考えるのでした。
以上、映画「リーサル・ストーム」のあらすじと結末でした。
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