ゴジラ×コング 新たなる帝国の紹介:2024年アメリカ映画。『ゴジラ』と『キングコング』のリブート映画『ゴジラvsコング』の続編で、モンスター・ヴァースの第5作、『ゴジラ』シリーズ通算としては2023年公開の『ゴジラ-1.0』以来となる第38作となる作品です。本作は『ゴジラvsコング』から3年後を舞台に、コングと同族である新たな脅威がゴジラとコングに立ちはだかります。
監督:アダム・ウィンガード 出演者:レベッカ・ホール(アイリーン・アンドリューズ)、ブライアン・タイリー・ヘンリー(バーニー・ヘイズ)、ダン・スティーヴンス(トラッパー)、カイリー・ホットル(ジア)、アレックス・ファーンズ(ミケル)、ファラ・チェン(女王)、レイチェル・ハウス(ハンプトン)、ロン・スミック(ハリス)、シャンテル・ジェイミーソン(ジェイン)、グレッグ・ハットン(ルイス)、ケヴィン・コープランド(潜水艦艦長)、ティム・キャロル(ウィルコックス)、アンソニー・ブランドン・ウォン(トークショーのアナウンサー)、ソフィア・エンバーソン=ベイン(ローリエ)ほか
映画「ゴジラ×コング 新たなる帝国」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ゴジラ×コング 新たなる帝国」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ゴジラ×コング 新たなる帝国」解説
この解説記事には映画「ゴジラ×コング 新たなる帝国」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ゴジラ×コング 新たなる帝国のネタバレあらすじ:起
前作『ゴジラvsコング』(2021)におけるゴジラとコング、そしてメカゴジラとの死闘から3年後。怪獣王として君臨するゴジラはイタリア・ローマのコロッセオを休息場所としながら地上に棲息する怪獣たちを監視し続け、コングは本来の故郷である地下空洞で暮らしていました。しかし、コングは自分と同じ種族がなかなか見つからないことから孤独を募らせ、また虫歯に悩まされていました。
そんなある日、怪獣たちの調査を行う研究機関「モナーク」の地下空洞の第1前進基地・コング観察班が謎の波形の電波信号をキャッチしました。同じ頃、コングが住んでいた髑髏島の先住民イーウィス族の生き残りの少女ジアも学校での授業中にノートや机にこの波長と同じものを書きなぐっていました。
ジアの養母であるモナークの人類言語学者アイリーン・アンドリュース博士はジアの書いたものと地下洞窟の波長が同じものであることに気づき、波長の謎を探るべくポッドキャスト「大怪獣の真実」を配信する陰謀論者のバーニー・ヘイズに協力を求めました。アイリーンとバーニーは早速モナークの基地に向かうと、コングが苦しそうな様子で地下空洞から出て来ました。アイリーンの友人で怪獣の獣医であるトラッカーはコングの虫歯を治療し、新たに人工の歯を装着しました。
ゴジラ×コング 新たなる帝国のネタバレあらすじ:承
バーニーはこの謎の電波信号が発信されてからゴジラが眠りから覚めたこと、以前に(『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』でギドラが復活した際にも同様の信号が送られていたことから、この信号は地下空洞の何者かから怪獣たちに送られた救護信号ではないかと考えました。
そこでアイリーンは政府よりも先に信号の出所を突き止めるべく、ジア、バーニー、トラッパー、操縦士ミケルと共に地下空洞探査飛行艇「ヒープ」で地下空洞へと向かいました。治療の終わったコングも地下空洞へ戻りました。
その頃、地上では目覚めたゴジラが原子力発電所や他の怪獣の放射能エネルギーを吸収し、さらなるパワーアップを遂げていました。モナークはゴジラが何かに備えているのではと考えました。
地下空洞のモナーク第1前哨基地は何者かによって破壊されていました。そこにあった痕跡から、基地を破壊したのはゴングとは異なる別の巨大類人(グレイト・エイプ)とみられました。
一方、地下空洞へ戻ったコングはゴジラの先祖のゴジラ族背びれで造られた斧を発見しました。空洞の外には無数の結晶体が青白く光っている谷があり、ゴジラ族の斧はそれに反応するかのように光りました。やがてコングは地下空洞の未踏査地域に辿り着き、そこでグレイト・エイプの集団に襲われました。グレイト・エイプたちを退けたコングは集団の中にいた幼体スーコの後を追いました。
ゴジラ×コング 新たなる帝国のネタバレあらすじ:転
アイリーン一行は信号の発信源とみられる地点まで徒歩で移動することにしましたが、途中の森でミケルが人食い樹木に食われてしまいました。
やがてアイリーン一行は壁にモスラが描かれた遺跡を発見しました。そこには信号の発信源とみられる結晶体のピラミッドがあり、そして滅びたはずのイーウィス族の村・マレンカがありました。アイリーン一行はイーウィス族の女王と対面、信号はイーウィス族が結晶体を使って発したことが明らかになりました。
イーウィス族に受け継がれている伝承によると、かつて地上と地下は調和しており、コング族は人類の守護者だったのです。ところがある時、邪悪で残忍な怪獣スカーキングが現れ、氷河期を引き起こした古代怪獣シーモを従えて地上に侵攻したのです。スカーキングは地上の怪獣の王であるゴジラとの戦いに敗れ、地下空洞の火山地帯である火の国に閉じ込められたのです。そしてスカーキングが再び地上に侵略する時、イーウィス族によってモスラが復活するという予言がありました。ゴジラはスカーキングと再び戦うことになるだろうと予測し、自らの身体をパワーアップさせていたのです。
その頃、コングとスーコは互いに打ち解け合っていました。やがてコングはスーコの案内で火の国に到着しましたが、そこではグレイト・エイプたちがスカーキングによって奴隷同然の扱いを受けていました。コングはスカーキングに戦いを挑みましたが、スカーキングの持つ結晶体に操られたシーモがコングを攻撃、コングは右腕に重度の凍傷を負ってしまいました。
コングはスーコと共にその場から逃走、マレンカにいるジアのもとになんとか辿り着きました。コングの右腕の状態を見たトラッパーはコングを強化する「パワーハウス計画」の存在を思い出し、破壊された前哨基地に戻って新兵器「ビースト・グローブ」の試作品を取りに行きました。コングは筋肉増強効果に加えて凍傷の治療機能も備えたビースト・グローブを装着してもらいました。
ゴジラ×コング 新たなる帝国の結末
スカーキングとシーモはマレンカに向かっていました。コングはゴジラと共闘すべく地上に向かいましたが、自らの縄張りに立ち入ってくると勘違いしたゴジラは協力を拒みました。
状況を打破するにはモスラを復活させるしかないと考えたイーウィス族の女王は予言に指し示された存在であるジアに儀式を行うよう促しました。ジアは儀式に臨み、見事モスラを復活させて地上に向かいました。
ゴジラはコングの協力を拒んで襲い掛かっていましたが、ジアとモスラが止めに入りました。事情を察したゴジラはコングやモスラと共に地下空洞へと向かいました。スカーキングはシーモやグレイト・エイプたちを率いてマレンカを襲撃していましたが、ゴジラ・コング・モスラが駆けつけて大乱闘となりました。
戦いの場は地下空洞からいつしか地上に移り、コングとゴジラはスカーキングやシーモと死闘を繰り広げました。ゴジラとコングはシーモを操っていた結晶体を破壊することに成功、支配から解き放たれたシーモはスカーキングに向けて冷凍光線を浴びせました。コングは凍り付いたスカーキングを粉砕、死闘に決着をつけました。
戦いは終わり、モスラは姿を消し、ゴジラは再びコロッセオで眠りにつきました。アイリーンはジアは本来の故郷であるマレンカで暮らすべきだと考えましたが、ジアはこれからもアイリーンと一緒に暮らすことを選びました。
コングはスーコとシーモを連れて地下空洞に戻りました。そしてコングはグレイト・エイプの新たなる王となりました。
以上、映画「ゴジラ×コング 新たなる帝国」のあらすじと結末でした。
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