ベン・スティラー 人生は最悪だ!の紹介:2010年アメリカ映画。『メリーに首ったけ』『ミート・ザ・ペアレンツ』『ナイト ミュージアム』のベン・スティラーと、鬼才ノア・バームバック監督がタッグを組んだコメディ映画です。精神を患っことのある孤独な40歳の男が、家事手伝いの若い女性との出会いをきっかけに再生していく姿が描かれます。
監督:ノア・バームバック 出演者:ベン・スティラー(ロジャー・グリーンバーグ)、グレタ・ガーウィグ(フローレンス・マー)、リス・エヴァンス(イヴァン・シュランク)、ジェニファー・ジェイソン・リー(ベス)、ブリー・ラーソン(サラ)ほか
映画「ベン・スティラー 人生は最悪だ!」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ベン・スティラー 人生は最悪だ!」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ベン・スティラー 人生は最悪だ!」解説
この解説記事には映画「ベン・スティラー 人生は最悪だ!」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ベンスティラー 人生は最悪だ!のネタバレあらすじ:起
家事手伝いの25歳、フローレンス・マー(グレタ・ガーウィグ)は、フィリップ・グリーンバーグ(クリス・メッシーナ)と妻のキャロル(スーザン・トレイラー)に雇われ、忙しい毎日を送っていました。そんなある日、フィリップ一家はベトナムへ6週間の旅行に行くことになり、先日精神病院を退院したばかりのフィリップの兄で40歳のロジャー(ベン・スティラー)がその間の家の留守を預かることになりました。フィリップから愛犬マーラーの犬小屋を作ってくれるよう頼まれたロジャーが早速弟の自宅に向かうと、プールにはフィリップの許しを得たという隣人たちがいたので、驚いたロジャーはフローレンスに電話を入れました。この6週間の間、それまで孤独な生活を送っていたロジャーはかつての仲間たちに連絡を取ろうと試み、15年前にメジャーデビュー直前までいったかつてのバンド仲間のイヴァン(リス・エヴァンス)と再会、同じバンドだったベラー(マーク・デュプラス)の家のバーベキューパーティーに誘われましたが、そこには子供を連れてきたかつての仲間が沢山おり、ロジャーは独り取り残された感を覚えていました。
ベンスティラー 人生は最悪だ!のネタバレあらすじ:承
ロジャーは10年ぶりに元恋人のベス(ジェニファー・ジェイソン・リー)と再会しました。ベスは今の夫との離婚を考えており、ロジャーは今度一緒に飲もうと誘いました。弟宅に戻ったロジャーはフローレンスを呼び出し、彼女の家で飲んでいるうちに思わずフローレンスをベッドに連れ込んで抱こうとしましたが、前の彼氏と別れて間もないフローレンスは3度続けて体だけの関係は嫌だと言い出しました。後日、ロジャーはベラーと食事を採りながらバンド時代の思い出話をしていましたが、15年前にロジャーが一方的にメジャーデビューの話を蹴ったことをベラーは未だに憎んでいました。そんなある日、マーラーの体調が急に悪くなり、急遽動物病院に担ぎ込みましたが長引くことになり、その間もロジャーは些細なドラブルに巻き込まれていました。そしてロジャー41歳の誕生日、ロジャーはイヴァンやフローレンスがら祝福されましたが、ロジャーは突然機嫌を悪くして帰り、フローレンスはイヴァンにロジャーが入院していたことを明かしました。
ベンスティラー 人生は最悪だ!のネタバレあらすじ:転
フローレンスはロジャーの抱える心の病に向き合いながらも、次第に彼に惹かれていきました。そんな時、ロジャーはベスに会って昔話でもしようとしましたがベスは全く覚えておらず、イヴァンにもう一度音楽活動しようと持ち掛けても家庭のあるイヴァンはそれどころではありませんでした。ロジャーは友人たちをパーティーに招待しましたが、来てくれたのはイヴァンら数名に留まりました。ロジャーはフローレンスを傷つけたくないと連絡すら控えていたのですが、マーラーの様子が気になり一緒に動物病院に行くことになりました。ロジャーは70年代の古い曲ばかりを集めたCDをフローレンスにプレゼントし、フローレンスは精神科の医師から「ロジャーは今を生きるのが難しいから、過去を生き直しているんだ」と告げられ、「傷ついた人は人を傷つける」とも明かされました。
ベンスティラー 人生は最悪だ!の結末
ロジャーとフローレンスはようやく男と女の関係になりましたが、ロジャーはフローレンスに別れを切り出し、傷ついたフローレンスはフィリップに連絡して家事手伝いを辞めたいと願い出ました。フィリップから叱られたロジャーはフローレンスに謝ろうとしましたが、この時フローレンスは前の男との子を身籠っており、これから中絶するのだというのです。手術は無事終わり、その間ロジャーの家には姪のサラ(ブリー・ラーソン)が友達を連れて訪れ、ロジャーはパーティーの席で15年ぶりにドラッグをキメながら若者たちとのジェネレーションギャップについて語り合いました。ロジャーはイヴァンに電話を入れてパーティーに誘いましたが家族との食事を理由に断られ、バンド解散や家庭の事情について腹を割って話し合いました。翌日、友人とオーストラリアに行くというサラにロジャーもついていくことを決め、フローレンスの電話に留守電メッセージを入れておきました。しかし、ロジャーは突然オーストラリア行きを取りやめ、病院へフローレンスを迎えに行きました。まだ留守電を聞いていなかったフローレンスは再生することにしました。そこには友人、母、そしてロジャーからのメッセージがありました。
この映画の感想を投稿する