ハンナの紹介:2011年アメリカ映画。世俗から隔絶された山奥で、冷徹な暗殺者になるため育てられた少女ハンナ。やがて母の仇を討つため外の世界へ飛び出したハンナは、自分の出生に関わる重大な秘密を知ることになる。少女と敵陣営の激しい攻防を描くハイスピードアクションムービー。
監督:ジョー・ライト 出演者:シアーシャ・ローナン(ハンナ)、エリック・バナ(エリック・ヘラー)、ケイト・ブランシェット(マリッサ・ヴィーグラー)、トム・ホランダー(アイザックス)、ジェシカ・バーデン(ソフィー)、アルド・マランド(マイルズ)ほか
映画「ハンナ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ハンナ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ハンナの予告編 動画
映画「ハンナ」解説
この解説記事には映画「ハンナ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ハンナの詳細あらすじ解説
ハンナのネタバレあらすじ:1.プロローグ:「心臓、外しちゃった」
北極にほど近いフィンランドの人里離れた森林の中、一人の少女が一頭のトナカイを追い、その心臓めがけて、一本の矢を放ちました。しかし、トナカイは矢が刺さったまま、その場を逃走し、森を出た雪原で倒れました。その少女は、そのトナカイを追いかけ、倒れたトナカイから矢を抜くと、その苦しむ様子を見ながら「心臓、外しちゃった」と呟き、心臓めがけて銃を撃ち、止めを刺しました。そのブロンドの髪の少女は、ハンナという名の16歳の少女でした。
ハンナのネタバレあらすじ:2.少女ハンナと父エリック
ハンナは、仕留めたトナカイをその場でさばいていると、「お前は今、死んだ」と背後から男の声がしました。ハンナはその男に即座に向かっていきましたが、格闘の末、地面に投げ飛ばされてしまいました。「1人で運べよ」とその男はハンナに言うと、立ち去っていきました。奥深い森林の電灯もない一軒の小屋に、ハンナはトナカイの肉を運びました。そこにはさっき格闘した男がいました。その男はハンナの父・エリック・ヘラーでした。エリックはハンナと2人きりでそこに住み、日々、彼女に格闘術を含むサバイバル能力を教え込んでいました。ハンナは父に教わり、英語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、アラビア語をマスターしていました。もちろん、そこにはラジオやテレビはなく、情報の入手源といえば、父エリックとの会話と、英語の百科事典、そして彼女が隠し持っていたグリム童話だけでした。ハンナは、そのグリム童話の本に、若き日の母の写真を忍ばせ、ひっそりと寝る前に母を思い描いていました。ハンナは父エリックの指導のもと、普通の父親とは違った愛情を受け、日々、銃の腕や格闘術などのサバイバル能力のトレーニングをしていました。父エリックから彼女は、「住まいはライプチヒ、人口70万人。ベルリン、シュテファン通り、グリムの家。住所はヴァイシンガー7番。クラウス・コール校。親友はルディとクララ。文学とスポーツが好き。特にテニスと陸上。飼い犬はトルーディ」と偽の住所や経歴や好みを、どのような時でも言えるように繰り返し、仕込まれました。
ハンナのネタバレあらすじ:3.ハンナ、外界へ出る
ある日、「私の準備はできているわ」と言うハンナに、父エリックはある場所に埋めてあった発信器を掘り出し、「マリッサに発信する。ここを出ていくなら、スイッチをいれろ。…彼女に殺されるか、お前が殺すかだ」と告げました。マリッサは、ハンナにとって亡き母親の敵でした。彼女は幾日か考えました。ハンナは、父が狩りに出ている間に、意を決して「マリッサ・ウィーグラー、見つけてごらん」と呟き、その発信装置のスイッチを入れました。
すると、寝ていた米国CIAのエージェントであるマリッサ・ウィーグラーは、そのCIA信号で目が覚めました。マリッサはCIAに行くと、部下からその信号の発信時刻、発信地点、発信者を知ると、「エリック、今さら何?」と呟きました。そして、彼女は、幹部会議で「エリックは反乱分子よ。排除を。…彼は情報を知りすぎている」と言い、衛生で発信地点を詳細に特定し、エリックのいる小屋を発見し、彼を消すために部隊を送り込みました。狩りから帰った父は、ハンナが発信装置にスイッチを入れたことを知り、髪を切り、髭を剃って、スーツ姿になり、ハンナにターゲット、自分との通信方法、合流地点、生き残るための教えを確認させると、急ぎ一人小屋を旅立ちました。その夜、ハンナが一人小屋でトレーニングしていると、ヘリコプターの音がしました。ハンナがそっと外を覗くと、ヘリコプターからCIAの小隊が降りてきて、小屋を取り囲んでいました。ハンナは、火を吹き消すと、小屋に入り襲ってきた2人の兵隊を簡単に片付けました。しかしその後、突入してきた彼らに、ハンナは囚われてしまい、どこかに拉致されてしまいました。マリッサは小隊からの報告で、エリックは逃亡し、娘を拉致したことを知りました。どこか分からない拉致された基地で、ハンナは身体検査及びDNA検査を受け、丸い拘禁室で尋問を受けました。その拘禁室にはそこら中に監視カメラが設置されていました。本部でマリッサは、ハンナの様子をそのカメラで見ていました。ハンナは尋問で「必要なものは?」と訊かれ、「マリッサ・ウィーグラー」と答えました。本部のマリッサは、偽の自分をハンナに会わせることにしました。ハンナは、「マリッサ」と名乗る偽のマリッサが拘禁室に入ると、ハンナは彼女に泣きながら抱きつきました。そして、他のエージェントに鎮静剤を要求した瞬間、彼女はハンナに、首の骨を折られ瞬殺させられました。ハンナは、次に入ってきたエージェントたちをあっさりと殺すと、監視カメラを次々に銃で正確に撃ち壊していきました。本物のマリッサは、ハンナの能力に背筋が凍る思いをしました。ハンナは拘禁室を出ると、追ってくる兵士からうまく逃げ、その途中、自分のDNA検査のレポートを手に入れ、基地の外に脱出しました。しかし、そこは照りつける太陽の下、砂漠と荒野のど真ん中でした。ハンナを追って基地からジープが3台、その上を通っていきました。ハンナはその最後の1台の下にしがみつき、逃走しました。ハンナは靴が地面と接触して、脱げそうになったので、ジープから離れ、この地帯から脱出するために歩きました。
ハンナのネタバレあらすじ:4.ハンナ、少女ソフィーと出逢う
マリッサは自宅に戻ると、金庫を開け、「ガリンカ計画終了」と書かれたファイルとパスポートと現金を取り出すと、キッチンでファイルを燃やしました。マリッサは過去を思い出していました。それはガリンカ計画の顛末でした。かつて、マリッサと同じCIAエージェントであったエリックは、ハンナの母ヨハンナとまだ幼児であったハンナを連れて、マリッサの指揮するガリンカ計画の機関から車で逃走していました。その車を待ち伏せしていたマリッサは、銃でその車を脱輪、炎上させました。マリッサは、ハンナを抱き逃走したエリックを見逃してしまいましたが、傷つき逃げ遅れたヨハンナを自らの手で殺しました。ヨハンナはマリッサに死ぬ間際に「あの子は渡さない」と呟きました。それ以来、マリッサはヨハンナのその言葉を繰り返し思い出すのでした。ハンナは砂漠と荒野をひたすら歩いていました。その途中、一人の少女ソフィーとその弟マイルズに出会いました。ハンナは、ソフィーに父からたたき込まれた偽りの履歴を言いました。ソフィーは、家族とキャンピングカーで旅をしているところでした。ハンナはソフィーから「乗っていく?」と誘われましたが、追っ手が近づいているので断り、再び一人歩いて逃走しました。ハンナは川の近くで、原住民たちが歌いながら洗濯をしている衣服を一着盗み着て、彼らの中に溶け込みました。古宿に入ったハンナは、その宿主から自分がモロッコ中央部の都市・マラケシュにいることを知りました。ハンナはアラビア語を駆使し、その宿主の温情でただで空き部屋に一晩、泊まらせてもらうことに成功しました。ハンナは、その部屋で生まれて初めて電灯、テレビ、扇風機、湯沸かし器というものに接し、パニックに陥り、部屋を思わず飛び出しました。すると偶然、ソフィーとマイルズに再開しました。その頃、マリッサはあるショーパブ「SAFARI」に行きました。彼女は、旧知の仲であるそこの店主アイザックスという国が認めない汚れた闇の仕事を生業とする男に、ハンナの追跡と捕獲を依頼しました。アイザックスは、報酬と引き換えにその仕事を引き受けました。別れ際、アイザックスは「娘は期待通り?」とアリッサに訊くと、アリッサは「それ以上」と答えて出ていきました。
ハンナのネタバレあらすじ:5.ハンナ、スペインへ
その夜、町でソフィーたちと再会したハンナは、ソフィー一家の厚意で、食事に招かれました。その後、一人部屋に戻ったハンナは、音楽というものを聞き「音の組み合わせ、美しく構成され、感情を表現する」と呟きました。また、ハンナは、基地から盗んだ自分のDNA検査に「異常」と書かれていることに、疑問を抱きました。ハンナは、夜中にソフィー一家のキャンピングカーに忍び込みました。翌朝、ソフィー一家は旅立ち、スペイン行きのフェリーに乗りました。アイザックスら3人は、ハンナの行方を追い、彼女の泊まった宿を知り、宿主を拷問しました。彼らは防犯カメラの映像から、ソフィー一家のキャンピングカーにハンナが忍び込み逃走したことを突き止めました。アイザックスは、宿主からソフィー一家がスペイン行きのフェリーに乗ることを訊き出すと、宿主を始末し、跡を追いました。しかし、アイザックスらがフェリー乗り場に到着したとき、既にハンナが忍び込んだキャンピングカーはフェリーで出港した後でした。アイザックスはすぐにスペインの部下に連絡をとりました。一方、エリックは遠泳をして、ある海岸に辿り着きました。しかし、その場面を地元警官二人に見つかり、エリックはその警官二人を殺し、海辺のある宿に身を隠しました。エリックはそこでハンナから届いた「魔女は死んだ」とだけ書かれた1枚の絵葉書を見て、胸をなで下ろしていました。エリックの行方を探していたマリッサは、エリックが地元警官二人を殺した現場に辿り着きました。「もう我々の手には負えない」とインターポールに連絡しようと言うCIAエージェントのルイスに、マリッサは「エリックの存在は隠し、私が見つけて、殺す」と言い、説得しました。ハンナが忍び込んだソフィー一家のキャンピングカーは、スペインのコルドバのプール付きのキャンプ場に到着しました。ハンナがキャンピングカーから抜け出そうとしたとき、ソフィーの弟マイルズに見つかりましたが、マイルズは黙って彼女を見過ごしました。車から出たハンナは、プールサイドで泳いでいたソフィーと偶然再会しました。ソフィーの誘いで、ハンナは生まれて初めて化粧をし、服も女性的な服に着替え、ホテルで知り合った2人のスペインの青年と共にバイクで遠出し、ロマの幻想的な音楽と歌と踊りに接しました。そして、ハンナは一人の青年からキスの時めきを初めて感じようとしましたが、ハンナは父から仕込まれたサバイバル能力で、咄嗟にキスの相手を地面に押し倒してしまいました。その夜、ハンナはソフィーとテントの中で一晩を共にしました。ハンナは生まれて初めてソフィーという友達を得ました。ハンナはソフィーに「私もあなたのことが好きよ。…でも言えないことがある、分かってくれる。…私は狙われてるの、悪い奴らに。…あなたは知らないほうが安全。」と告げました。そんなハンナにソフィーは「これからどうするの?」と尋ねると、ハンナは「ベルリンへ行く。グリムの家でパパと会うの」と告白しました。ソフィーは友情の証として、ハンナの手首にミサンガを巻いてあげました。この二人の会話を、ひっそりと隣のテントの中で弟マイルズは聞いていました。
ハンナのネタバレあらすじ:6.マリッサらの執拗な追跡
翌朝、ハンナはソフィーの両親とも再会し、ソフィー一家と共にフランスまで行動を共にすることになりました。ハンナはソフィー一家のキャンピングカーでフランスを目指しますが、アイザックスら3人は、ハンナが乗るソフィー一家のキャンピングカーを尾行し続けてきました。ハンナは助手席のミラーから、追っ手が尾行していることに気付きました。
その頃、マリッサは、ヨハンナの母(ハンナの祖母)カトリンの自宅に侵入し、ヨハンナが母カトリン宛に残した音声テープを聴き、カトリンの帰りを待っていました。マリッサは、帰ってきたカトリンにハンナの居所を訊きました。しかし、カトリンは壁に掛けた娘ヨハンナの写真を前にして、マリッサに「子供を持ったことは…? では失う苦しみを知らない。何が起こったのかも分からず。何年も待ち続けた。…会ったのね。ハンナに。どんな子だった?」と言いました。次の瞬間、カトリンは、ヨハンナの写真と共に、マリッサに背後から頭を撃ち抜き殺すと、「母親そっくりよ」と呟きました。一方、エリックはバスで一足早く、ベルリンに着きました。しかし、マリッサの部下たちが彼を待ち伏せていました。エリックは地下道でその4人の追っ手を格闘の末、倒しました。エリックは、ハンナがマリッサを殺していないことを悟りました。エリックはマリッサが宿泊しているホテルを探し出し、電話をかけました。マリッサはすぐに逆探知の手配をしましたが、電話が途中で切れたとき、エリックは既にマリッサの部屋の扉の前に来ていました。そして、彼はドア越しに一人のエージェントを撃ち殺しました。マリッサは驚き、銃で応戦しましたが、エリックは銃弾をかわし、ドアを蹴破って中に突入しました。しかし、エリックが入ったときには、マリッサは既に窓から逃走していました。ハンナを助手席に乗せ、運転していたソフィーの母レイチェルは「道に迷った」と言いキャンピングカーを途中で止めました。ハンナは窓越しにアイザックスら追っ手3人を確認すると、ソフィーに「何があっても追ってこないと約束して」と言い、彼女に約束させると、「友情をありがとう」と言って、ハンナは車を飛び出しました。3人の追っ手の一人は、ソフィー一家を脅し、ここにとどまるように命令しました。アイザックスらはハンナを追いかけました。ハンナは倉庫に逃げ込み、貨物コンテナの間を走り続け、追っ手の男たちと格闘し、男たちにダメージを与えました。約束を破りハンナの身を案じて追って来たソフィーは、ハンナが敵と格闘してナイフを奪い取り、逆に敵を絶命させる場面を目撃してしまいました。ハンナは、追っ手2名を葬ると倉庫から出て、追ってくるアイザックスから逃れるため、海に飛び込み、逃げました。アイザックスの手で捕らえられたソフィー一家は、マリッサの尋問に遭いました。マリッサは、ソフィーの両親セバスチャンとレイチェルからハンナの情報を聞き出しましたが、その情報は全くの偽物だと見抜きました。そして、マリッサは「悪者に追われてる、守ってあげなきゃ」と幼い弟マイルズを言葉巧みに尋問して、ハンナはベルリンのグリムの家でパパに会うことになっているというテントの中で盗み聞きした姉とハンナとの会話を、マリッサに告げました。
ハンナのネタバレあらすじ:7.ハンナ、驚愕の真実を知る
その頃、ハンナは運河を走る船に乗り、ついにベルリンに到着しました。そして、翌朝、廃墟となった遊園地内の「グリムの家」に行きました。ハンナは、自称マジシャンと言う長髪の男ネプラーに歓待されました。そこは父が繰り返し彼女に覚えこませた住所でした。ネプラーは長い間、ハンナが来ることを待っていたと言いました。ネプラーは、ハンナに父エリックからの手紙を渡しました。そこには「5月9日に会おう、エリック」とだけ書かれていました。ハンナはネプラーから今日が5月9日だと知らされ、喜びました。ネプラーはハンナを喜ばせようと、戯けてみせたりして、ハンナに優しく接してくれました。彼は、ハンナの母は歌手だったと告げ、レコードを掛けてくれました。その時、ドアをノックするような音がしたので、ネプラーが窓から覗くと、マリッサとアイザックスらがやって来ました。ネプラーはハンナを2階に上がって隠れるように指示しました。ハンナは急ぎ2階に上がって、ベッドの下に隠れました。ネプラーがドアを開けると、アイザックスは彼に頭突きをくらわし、倒すと、エリックやハンナの居場所を訊こうとしました。マリッサは2階に上がり、ハンナが隠れたベッドに腰掛け、アイザックスとネプラーから聞き出したことを確認しました。その話はハンナにとって驚愕のことでした。エリックはハンナの実の父ではないということでした。マリッサにかかってきた電話で、ハンナは自分が基地で殺したのは偽のマリッサ・ウィーグラーで、本当のマリッサ・ウィーグラーはここにいる女であることを悟りました。マリッサらが1階に降りると、ハンナはそこを急いで抜けだし、町のインターネットカフェで、生まれて初めて使うコンピュータで、DNA操作や過去に行われた生体実験、そして、父エリックの素性について調べました。そこでハンナは、エリックが母ヨハンナの殺人犯である記事を目にしました。またヨハンナの母の住所を調べ、ハンナはその家に行き、窓を割って侵入しました。ハンナはそこで血溜まりと銃弾で眉間を割れた母ヨハンナの写真を発見しました。するとそこに、グリムの家でアイザックスらの会話を聞いたエリックがやって来ました。「本当に父親?」と尋ねる動揺したハンナに、エリックは「当然だろ、パパが育てたんだ。…父親だ。今まで育ててきた。分身のように」と言い聞かせますが、ハンナの疑念は拭えませんでした。ハンナはエリックに「嘘はつかないで。…血を分けてない。私の生まれは? 事実を教えて」と詰め寄りました。すると、エリックはハンナに「生まれたのはポーランド。ガリンカの研究所だ。…胎児のときにほんの少し手を加える。恐れや哀しみの感情を減らし、筋力を向上させ、感覚を鋭くした。“Perfect Soldier(完璧な兵士)”を作るためだ。堕胎クリニックでママやほかの20人をスカウトした。他の子もいたよ。お前が2歳のとき、マリッサが計画を中止。研究の成果はすべて破棄された」と驚愕の真実を打ち明け、しかし、自分はハンナを愛していることを強調しました。ハンナは目に涙を浮かべながら「化け物だから?」とエリックに問うと、エリックは「パパの子だからだ」と諭しました。それを聞いたハンナは家を出ていこうとしました。止めようとするエリックとハンナは、格闘になりました。そして、ハンナはエリックの隙をついて、窓から飛び降り、エリックから逃げようとしました。エリックがハンナを呼び、「この日に備えて訓練してきたんだ」と言い、戻そうとすると、ハンナは「こんな事実、重すぎる」と言って去ろうとしました。その時、アイザックスらとマリッサが追ってきました。エリックはハンナに「逃げろ!」と指示しました。ハンナは全速力でその場から走って逃げました。エリックはアイザックスらを格闘の末、殺しました。しかし、エリックは、マリッサの銃で撃たれて死亡しました。
ハンナの結末:8.エピローグ:「心臓、外しちゃった」
ハンナはグリムの家に戻りました。しかし、ネプラーは天井から逆さ吊りにされ、拷問を受け、二本の矢で殺されていました。ハンナは、ネプラーに刺さっていた矢を一本抜き取り、追って来たマリッサから遊園地の中を逃げました。執拗に追いかけて来るマリッサとおもちゃの汽車が通る線路の上で対峙したハンナは、マリッサの発砲と同時に持っていた矢をマリッサのお腹に撃ち込みました。ハンナは腰を撃たれましたが、深手を負ったマリッサに止めをさすために、彼女を追いかけました。マリッサはハンナから、逃げようとしましたが、古いジェットコースターの上で足を滑らせて転倒してしまいました。その時、落としたマリッサの銃をハンナは拾い、ハンナはマリッサに「心臓、外しちゃった」と呟くと、銃で2発撃ち、止めをさしました。
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