ハンナとその姉妹の紹介:1986年アメリカ映画。ウディ・アレンがトルストイの「アンナ・カレーニナ」をヒントに書いたオリジナル脚本の映画化。アレン作品の中でも評価が高く、代表作のひとつとされている。アカデミー賞では助演男優賞、助演女優賞、脚本賞を受賞。
監督:ウディ・アレン 出演:ウディ・アレン(ミッキー)、マイケル・ケイン(エリオット)、ミア・ファロー、ダイアン・ウィースト、キャリー・フィッシャー、ほか
映画「ハンナとその姉妹」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ハンナとその姉妹」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ハンナとその姉妹」解説
この解説記事には映画「ハンナとその姉妹」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ハンナとその姉妹のネタバレあらすじ:1
映画は2つのストーリーが別々に進行します。まず、エリオットのパート。美しい女性リーを見つめるエリオット。リーに惚れているのです。しかし、彼はリーの姉であるハンナの夫です。リーは年の離れた画家フレデリックと暮らしていますが、いつまでも先生のような気でいる彼に不満。やがて、エリオットはリーへの思いが強まり、彼女の住居のそばで待ち構え、偶然会ったような素振りでリーに話しかけます。さらにエリオットはリーへ近づきたい一心で知り合いの画商をフレデリックに紹介。しかし気難しいフレデリックは画商を邪険に扱います。2人きりになった時、衝動的にリーにキスをするエリオット。リーは思いもかけない彼の行動に怒りますが、時間が経つに連れエリオットの性的な魅力と純粋な好意に気が付き、フラフラと不倫行為に走ってしまいます。
ハンナとその姉妹のネタバレあらすじ:2
もうひとつのパート。こちらはハンナの元夫であるミッキーが主人公。放送作家です。ハンナとは子供が出来ないことで離婚しました。一時期はハンナのもう1人の妹であるホリーとデートをしたりしましたが、彼女ともうまくゆきません。心配性の彼は自分が脳のガンに罹っているのではないかと怯えています。検査の結果健康だとわかりますが、かえってその事で自分の人生の虚しさに気がつきます。キリスト教の教会に行ったり、クリシュナ関係の本を読んだりしますが、虚しさは晴れません。やがてどうしようもなくなった彼は自殺を試みます。
ハンナとその姉妹の結末
一方、フレデリックが情事に気づき、リーは彼と別れます。そしてエリオットとの不倫は続くのですが、ハンナと別れる気のない彼との関係はいずれ終わる運命でした。いつの間にか2人は会うのをやめ、リーは別の男性とデートを始めます。自殺を試みたものの死にきれなかったミッキーはマルクス兄弟の「我輩はカモである」を見て生きる気力を回復。ホリーと偶然レコード店で再会し、彼女の書いた脚本を読むことに。それがきっかけで再び付き合い始めた彼らはやがてゴールイン。ホリーには子供が出来ました。
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