ふるえて眠れの紹介:1964年アメリカ映画。アルドリッチ監督が大ヒットした『何がジェーンに起こったか』に続いてベティ・デイヴィスと組んだサスペンス・ホラー。この手のジャンル映画としては珍しく、アカデミー賞の7部門でノミネートされた。
監督:ロバート・アルドリッチ 出演:ベティ・デイヴィス(シャーロット)、オリヴィア・デ・ハヴィランド(ミリアム)、ジョゼフ・コットン(ドルー)、アグネス・ムーアヘッド(ヴェルマ)、セシル・ケラウェイ(ハリー・ウィリス)、ヴィクター・ブオノ(ビッグ・サム)、メアリー・アスター(ジュエル)、ブルース・ダーン(ジョン)、ほか
映画「ふるえて眠れ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ふるえて眠れ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ふるえて眠れ」解説
この解説記事には映画「ふるえて眠れ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ふるえて眠れのネタバレあらすじ:起
時は1927年。ホリス一家はルイジアナ州アセンション郡に広壮な邸宅を構えていました。その令嬢シャーロットは既婚者であるジョン・メイヒューと激しい恋に落ち、駆け落ちを計画します。
しかしジョンの妻ジュエルが2人の関係を知り、彼女から相談を受けたシャーロットの父親サムが駆け落ちをやめさせます。
その後、何者かがジョンの首と手首を斧で叩き切って殺害。シャーロットがパーティ客の前に血だらけで現れたことから、彼女が犯人だと思われました。
ふるえて眠れのネタバレあらすじ:承
取り調べを受けたシャーロットは無罪放免となりますが、「彼女が犯人だ」という噂が町に広がり、シャーロットは人前に出なくなります。父親も死に、彼女が顔を合わせるのは家政婦のヴェルマと親しい医師のドルーだけ。
やがて時が経って1964年。道路計画が持ち上がり、彼女は役所から邸宅の取り壊しを命じられます。ドルーが計画に応じるように言いますが、シャーロットは執拗に拒否。
また時を同じくしてウィリスという保険調査員が殺人事件の再調査を始めます。
ふるえて眠れのネタバレあらすじ:転
そんな中、シャーロットの従姉妹ミリアムが海外から帰国。昔一緒に暮していた彼女に、シャーロットは取り壊し阻止の手続きを手伝ってもらおうとします。
ところがミリアムが滞在するようになってから、異様な現象が起こり始めます。床にジョンの生首や斧が転がっている”幻影”がシャーロットに見えるのです。
彼女は錯乱状態に…。しかしそれはミリアム、そして彼女と内通しているドルーの陰謀でした。彼らはホリス家の財産を奪う気なのです。
ふるえて眠れの結末
彼らの正体を知ったヴェルマは殺され、さらにシャーロットはドルーを殺したと思い込まされます。しかし油断したミリアムとドルーが自分たちの計画を話したことから、シャーロットはバルコニーから大きな鉢を落として彼らを殺害。
翌日、警察に導かれて邸宅を出るシャーロットを町の人々が興味を露わにして眺めています。そこから一人の男が彼女に近づき、ある書類を渡します。
男は調査を終えたウィリスで、書類はジュエルの告白書でした。ジョンを殺したのは彼女だったのです。真実を知ったシャーロットは寂しい笑顔を見せます。
以上、映画「ふるえて眠れ」のあらすじと結末でした。
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