ハッシュ・マネーの紹介:2,016年アメリカ映画。仕事をクビになり、金が回らなくなったダグは一攫千金をめざし、ギャングから金を借りて野球賭博をしますが負けてしまいます。金の返済期限の迫ったダグは、野球選手の娘を誘拐し、身代金をとろうと企てますが・・・という内容のクライムサスペンス映画です。ストーリーの途中にお題が区切られ、流れがわかりやすく撮られています。
監督:テレル・ラモント 出演者:ジョシュア・レイ(ダグ)、ケネディ・ウェイト(ケネディ)、マシュー・J・プラム(チャック)、ほか
映画「ハッシュ・マネー」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ハッシュ・マネー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ハッシュ・マネー」解説
この解説記事には映画「ハッシュ・マネー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ハッシュ・マネーのネタバレあらすじ:起
『チャックと喘息』
チャックの家に着いたダグは、鍵が開いていないことに苛立ちチャックに電話をするものの、留守電になっています。トランクでは誘拐したプロ野球選手の娘の少女・ケネディが暴れています。喘息で苦しむケネディを見たダグに、チャックから電話が入ると、怖くなったチャックは「この件から降りる」と言います。
苦しみ続けるケネディを助手席に乗せ走りだすと、脅迫状を送っていたケネディの母親から電話が入ります。「こんなことに払う金はない」と言って電話を切ってしまいます。今にも死にそうなケネディを見たタグは、生年月日を聞いて薬局に向いますが、途中でスピード違反で捕まってしまいます。
警官も苦しそうなケネディを見て、処理をすぐ済ますと、ダグは薬局に向い吸引器を処方してもらいます。すっかり落ち着いたケネディを見て、ダグは自宅に連れていきます。
ハッシュ・マネーのネタバレあらすじ:承
『オイル交換するピカソ』
ケネディをリビングの椅子に縛り付けたダグに、妻のレベッカから電話が入ります。ケネディは聞こえるように大声で叫びますが、ダグがすぐテープで塞ぎます。レベッカは売れない絵ばかり描くダグを非難する言葉ばかりて、「特に、オイル交換するピカソはなんなの」となじります。
ケネディが「ママは私の為に金を払う人じゃない」と言います。その時、郵便配達が小包を持って来ます。金を借りたマンシーニからで、中に入っていた古い置時計を見たダグは愕然とします。
配達員がリビングに縛られているケネディを見つけたことから、ダグは拳銃を出し配達員も縛り上げます。ケネディがトイレに行った時に配達員が暴れ出し、その隙を見てケネディは走って逃げ出します。
『ママとレイ』
車で追いかけたダグは、一件の家の前にいるケネディを見つけます。老婆に助けを求めるケネディを、「娘と喧嘩した」とごまかすダグですが、「警察に通報されたくなかったら中でお茶を飲んでいきなさい」と老婆に言われ中に入ると、息子のレイがいました。二人は、
薬入りのお茶を飲まされ眠りこみます。いなくなったケネディを探すと、寝室で血を抜かれていたのです。レイの娘の病気を治すためにやっているのでした。ダグは拳銃を出してケネディを助け逃げ出します。
ハッシュ・マネーのネタバレあらすじ:転
『ソフィア』
家に戻ったケネディはダグに「どうしてお金がいるの?」と聞きます。ダグは「悪い奴から金を借りてしまった。オレは大学の美術教師だったが仕事を失った。やがて金が底を突き、金を借りることにした。金を借りるのは簡単だが、返すのが難しい。オレは借りた金で、一発逆転の為にギャンブルで一発勝負をして負けた。お前のパパがエラーしなければ勝てていた。悪い奴・マンシーニに金を返す機嫌が今日の日没だ」と野球賭博で負けて金が要ることを話します。
ケネディの母から電話が入ります。金を払う気になったようで、ダグは「公園のごみ箱に金を入れたバッグを入れろ」と指示します。ケネディが綺麗に描からた少女の絵を見つけます。ダグは「娘のソフィアだ」と言います。そしてダグは公園に向いました。
『僕も今日はついていない』
公園内の男が全員刑事に見えるダグは、ゴミ箱を順番に調べます。やがてバッグを見つけると、それを浮浪者が取っていきます。呼び止めたダグが「オレのバッグだ返してくれ」と言うものの、浮浪者は「先に見つけたのはオレだ」と言って揉みあいになります。
ダグが「オレは今日はついていないんだ」と言うと、浮浪者も「僕も今日はついていないんだ」と言い返します。怒ったダグは、浮浪者を動かなくなるまで殴りつづけたのでした。
ハッシュ・マネーの結末
『約束は約束』
家に帰ると、レベッカから電話が入り「大学をクビになったのね、それよりソフィアがいない」とまくしたてられます。血まみれの服を見たケネディは「誰かを殺したの?」と聞きます。「どうして?」というダグに「拳銃を持っているから」とケネディが言います。ダグは拳銃がおもちゃだったことを見せます。
家の周りを警察が包囲しているのを見たダグはマンシーニに電話します。「金は出来たが、持っていけない。取りに来てくれ」と頼みますが、マンシーニは「持って来い」と言って電話を切ります。
ダグはケネディに銃を突きつけ車に乗ります。しかしパトカーに包囲され動かすことが出来ません。やがて日没を迎えるとマンシーニから電話が入ります。「約束の時間が過ぎた、借金はチャラにしてやる。約束は約束だ。預かった娘は苦しめずに殺す」と言って電話を切りました。
泣き叫ぶダグ。レベッカが車で帰って来て、ダグに電話します。「ソフィアはどこ?」と言いますが、泣きじゃぐるダグは何も言えません。ダグはケネディを解放します。警官が「銃を置いて両手を挙げろ」と言います。ダグは車を降り、殺される覚悟をしておもちゃの銃を警官に向けます。ダグはそのまま射殺されました。
自宅に戻ったケネディは、絵画を描いていました。
以上、映画「ハッシュ・マネー」のあらすじと結末でした。
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