泥棒は幸せのはじまりの紹介:2013年アメリカ映画。女詐欺師のダイアナは、一般家庭のサンディのクレジットカードを不正利用して豪遊をし、挙句の果てにはサンディの名義で逮捕もされてしまいます。それが原因で待遇の良い会社からサンディは解雇宣告されてしまいます。警察は頼りにならなかったので、サンディは1人でダイアナを見つけだし、この問題を解決しようと奮闘するコメディ映画です。『オザークへようこそ』に出演しているジェイソン・ベイトマンがサンディを、『タミー/Tammy』で主演を果たしたメリッサ・マッカーシが女詐欺師を演じます。
監督:セス・ゴードン 出演:ジェイソン・ベイトマン(サンディ・パターソン)、メリッサ・マッカーシ(ダイアナ/ドーン)、ジョン・ファブロー(コーニッシュ)、アマンダ・ピート(トリシュ)、ジョン・チョー(ダニエル)、ジェネシス・ロドリゲス(マリソール)、ほか
映画「泥棒は幸せのはじまり」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「泥棒は幸せのはじまり」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
泥棒は幸せのはじまりの予告編 動画
映画「泥棒は幸せのはじまり」解説
この解説記事には映画「泥棒は幸せのはじまり」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
泥棒は幸せのはじまりのネタバレあらすじ:起
コロラド州デンバーに住んでいるサンディ・パターソンは、ある女からクレジットカードを不正利用されてしまいます。その女はサンディの名義で散財を繰り返し、自分をサンディと名乗って、バーで他の客にもお酒を奢るなど飲みまくります。度が過ぎた行為を店員に指摘され、酔った偽者のサンディは暴力行為を行いサンディ・パターソンという名前で警察に逮捕されてしまいます。
本物のサンディはそんなことが行われていることも知らずに日々を過ごしています。景気が悪かったため、ボーナスは3年出ておらず、妊娠中の妻のトリシュと娘2人と倹約をして生活をしています。
上司のコーニッシュは性格が悪く、サンディの仕事を馬鹿にします。挙句の果てには、不景気にも関わらず経営陣に多額のボーナスが支払われることに。その数々のコーニッシュの行動にうんざりした仲間たちは辞職して会社を独立することになります。サンディはその副社長に任命され、一気に上向きとなります。これを知らせると、トリシュは大喜びでした。
しかし喜んだのも束の間、クレジットカードが不正に利用されていることにようやく気づいたサンディ。多額の金額が滞納になっていました。しかもサンディは警察に逮捕されてしまいますが、女がサンディに成りすましているとわかると釈放されました。しかしその後、会社に警察が現われて、未に覚えのない薬物関連で令状が出され、家宅捜査をされますが証拠不十分のため逮捕は見送られます。
それを見た新しい会社の上司はサンディに解雇宣告をします。警察にあの女を捕まえるように懇願しますが、管轄外として動いてくれません。そこでサンディは自分であの女を探すことにします。あの女がフロリダでカードを使いまくっている情報を入手していたので、フロリダへと向かいます。
泥棒は幸せのはじまりのネタバレあらすじ:承
サンディの狙い通り、あの女はフロリダですぐに見つかりました。サンディは車で後をつけますが、あの女にわざと追突事故をさせられます。現金を要求してきたので、サンディは保険会社に連絡するために身分証明書を見せてほしいと頼みます。そして、自分も同じ名前であると示し、2人はもみ合いのケンカをし、女はサンディの車に乗って逃げてしまいます。
しかたなく、女の車に乗ると、この車もサンディのカードで買ったことがわかり、そこにはあの女の住所が記載されていました。その住所を頼りにいくと、あの女がおり、またもみ合いのケンカになります。するとマリソールと男の2人組みがやってきて銃で攻撃をしてきます。驚いた2人は一緒に車に乗って逃げます。あの女のせいでパウロという人物が捕まったらしく、彼女は命を狙われています。
車の中でサンディは、あなたのせいで仕事をクビになりかけている。上司に事情を説明してほしい。警察には突き出さないと約束するから一緒にデンバーに来るように説得します。女はダイアナと名乗ります。ダイアナは断固拒否の態度を取りますが、逃げられないとわかりしぶしぶ了承します。しかし、同じ名義の2人が飛行機に乗れないと分かると、しかたなくサンディは車でデンバーまで向かうことにします。
泥棒は幸せのはじまりのネタバレあらすじ:転
ダイアナの奔放な性格にだんだんとのまれていくサンディ。宿に泊まり、ベロベロに酔っ払ったダイアナは男を部屋に連れ込んで一夜をともにします。サンディはなくなく浴室で一夜を明かします。
夜中、ダイアナはサンディの財布と携帯も持ち出し、車に乗って逃げようとしますが、そのとき、サンディの娘から電話が鳴って泣き崩れるダイアナ。逃げることを思いとどまります。
翌朝、マリソールに雇われた男がやってきてダイアナを誘拐してしまいます。サンディは急いでダイアナを取り返すために車で追いかけます。ダイアナも抵抗して逃げようとしてその男に首パンチをくらわせます。サンディが相手の車を押し出すと、その男とダイアナが乗っていた車は回転してクラッシュします。ダイアナはなんとか無事でしたが、サンディが乗っていた車はトラックに引かれてつぶれてしまいます。
2人はその男を縛りあげ、その男の車で移動します。しかしそのぼろぼろの車はすぐにガス欠になってしまいます。そこで、歩いてバス停を目指すことにします。バス停に着きましたが、デンバー行きのバスは3日後にしか来ません。財布も携帯も道中で落としてしまい、途方に暮れるサンディでしたが、靴下の中に現金を隠していたことを思い出し、そのお金でぼろ車を買います。
しかし、ガソリン代まで払うことができません。するとダイアナはクレジットカードを作ろうと誘います。誰か恨んでいる人はいないのか聞かれ、サンディは元上司のコーニッシュを指名します。
泥棒は幸せのはじまりの結末
2人で協力してクレジットカードを偽装し、そのカードで2人は豪遊をします。サンディとダイアナはディナーを楽しみます。いつも派手なヘアメイクと服装のダイアナでしたが、今日はモダンなスタイルです。ダイアナのことを恨んでいたサンディでしたが、今では仲のいい友達のような関係です。
サンディは本当の名前を教えてほしいと頼みますが、ダイアナは断ります。なぜなら、ダイアナは捨て子で本当の名前を知らなかったからです。今まで自分1人で生きていたと泣き出すダイアナ。そこに警察がやってきてクレジットカードの不正利用で2人とも逮捕されてしまいます。パトカーの中からダイアナは窓ガラスを割り脱出。サンディとともに逃げ出します。
ようやく我が家に帰ってこられたサンディ。久々の家族との再会に喜びます。ダイアナも一緒にサンディの家に泊まり、みんなと楽しいディナーを過ごします。明日はサンディの職場へと向かう予定です。しかし起きると、ダイアナの姿はありませんでした。
サンディは失敗したと上司に報告しに出社しましたが、そこにはダイアナの姿がありました。そしてダイアナは逮捕され、サンディの身の潔白が証明されました。コーニッシュのクレジットカードの不正利用の罪もダイアナがかぶってくれました。こうしてサンディは無事に職場復帰を果たすことができました。
一年後、トリッシュは無事に出産をし、5人家族となりました。家族全員でダイアナの面会へ訪れます。そしてサンディはダイアナのために出生証明書を探してきてくれ、ダイアナの本当の名前はドーンであることがわかりました。模範生だからあと3年で出所できると話していたドーンでしたが、面会終了直後、看守を殴ってこの映画の幕は閉じます。
以上、映画「泥棒は幸せのはじまり」のあらすじと結末でした。
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