孤独な場所での紹介:1950年アメリカ映画。殺人容疑をかけられたハリウッドの脚本家と、彼のアリバイを証明した元女優。事件をきっかけに愛し合うようになった2人がたどる悲劇的な結末を描く。
監督:ニコラス・レイ 出演:グロリア・グレアム、ハンフリー・ボガート、アート・スミス、マーサ・スチュワート、カール・ベントン・リード、ほか
映画「孤独な場所で」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「孤独な場所で」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「孤独な場所で」解説
この解説記事には映画「孤独な場所で」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
孤独な場所でのネタバレあらすじ:起
ハリウッドの脚本家ディクソンはここのところ仕事への意欲を失っていた。マネージャーのメルから小説を原作とした映画化の仕事を受けるが、原作に忠実に、という注文に辟易する。そこへクラブの受付係ミルドレッッドがその小説を読んだというので、内容を聞くために彼女を自宅に連れ帰る。聞けば聞くほどつまらない内容にうんざりしたディクソンは彼女に金を渡し帰ってもらう。翌朝、ディクソンの戦時中の部下で刑事となっていたニコライがやってきて、昨夜ミルドレッドが殺害されたことを話す。警察で取り調べを受けたディクソンだったが、アパートの隣に住む元女優ローレルの目撃証言でディクソンのアリバイが証明される。
孤独な場所でのネタバレあらすじ:承
このことがきっかけで2人は惹かれあい、愛し合うようになる。ディクソンは仕事への意欲を取り戻し、ローレルは彼の原稿をタイプし、彼の世話をする。しかし警察はディクソンへの容疑を消してはおらず、逆に2人が深い仲になっていたことで容疑を強める。再度ローレルを警察に呼び、ディクソンの過去の傷害沙汰やトラブルを話して聞かせるがローレルは取り合わず、ディクソンにも警察に呼ばれたことは話さないでいた。しかしニコライ夫妻と一緒に出かけた際にそのことが知られ、黙っていたことに激怒したディクソンはローレルを載せた車を暴走させる。途中衝突しそうになった車のドライバーから文句をつけられたディクソンは激昂のあまりドライバーを殴りつけ、危うく殺しかけたところをローレルに止められる。冷静になり反省するディクソンだったが、彼の暴力的な行動を目の当たりにしたローレルは彼に対して恐怖と不安を抱くようになる。
孤独な場所でのネタバレあらすじ:転
そんなローレルの気持ちに気づかないディクソンは彼女に結婚を申し込む。不安からなんとか断ろうとするローレルだったが、即答を求めるディクソンに恐怖からイエスと答えてしまう。やってきたメルに本心を打ち明けてディクソンの元から去ることを告げ、出来上がったばかりのディクソンの脚本を渡す。急ぎ荷造りを始めたローレルだったが、ディクソンがやってきて指輪を買いに行き、内輪の婚約パーティに連れ出される。そのパーティの場で居合わせた女優の話しからディクソンは出来上がったばかりの脚本が勝手にプロデューサーの手に渡っていたことを知って激怒し、メルに暴力をふるう。
孤独な場所での結末
落ち着いた彼はメルに謝って和解するが、ローレルはその間に帰ってしまう。慌てて後を追い、彼女の部屋に向かったディクソンだったが、彼女が逃げ出そうとしていることを知って再び怒りをあらわにしてローレルに襲い掛かる。その時電話が鳴り、警察からミルドレッド殺害の真犯人が判明したことを知る。黙ってローレルの部屋を後にするディクソン。彼を信じきれず、取り返しがつかないことに涙するローレルは、去っていくディクソンを見つめながら別れの言葉をつぶやく。
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