VANISH7 バニッシュ7の紹介:2010年アルゼンチン映画。警察によって封印された殺人事件を解明するために訪れた事件現場である工場に潜入した一行が、真相を突き止めるために行った儀式が原因で、仲間同士で殺し合うという内容のアルゼンチン産のPOV手法のホラー映画です。
監督:マリアーノ・カタネオ 出演者:ファン・マヌエル・ロディール(カメラマン)、ミリッサ・フェルナンデス(ロミーナ)、ディエゴ・サンパヨ(ルーベン)、シモン・ラトジール(シモン)、クリスチャン・ステベノト(ネストル)ほか
映画「VANISH7 バニッシュ7」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「VANISH7 バニッシュ7」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「VANISH7 バニッシュ7」解説
この解説記事には映画「VANISH7 バニッシュ7」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
VANISH7 バニッシュ7のネタバレあらすじ:起
2001年アルゼンチンのナカン工場で、アギラルという男が従業員16人を殺害する事件が発生します。この様子は監視カメラに収められており、警察が突入した時には、犯人のアギラルはナイフで自殺しました。
この事件の詳細は警察により封印され、被害者の家族にも何も知らされないままでした。当時、現場に急行した元刑事のフェルナンドは、同じナカン工場で2003年に起きた事件がアギラルの事件と関連性があるとして、発見されたビデオの存在を明かし公開したのでした。
2003年、7人の男女がアギラルの事件の真相を探る為にナカン工場に潜入します。まずレポーターのロミールが事件の説明をし、アギラルの死体に奇妙な文字が刻まれていたことを話します。そして考古学者のソフィアに代わり、その文字がアルゼンチンの邪教儀式に使われるエノク語であることを説明します。そしてエノク魔術の師である、ルーベンと助手のノエリアとネストル、神父のシモンを紹介し、カメラマンが「はじめてくれ」と言います。
VANISH7 バニッシュ7のネタバレあらすじ:承
ルーベンが5人を集めエノク魔術の儀式を始めます。ルーベンが呪文を唱え始めるとシモンに異変が起こります。シモンを部屋から出すとノエリアもおかしくなります。
儀式の部屋に戻ったカメラマンは誰もいなくなっているのに気づき、カメラを回しながら皆を探しはじめます。カメラの前でネストルがソフィアに襲われます。ソフィアの顔は血に染まり、化け物のようになっています。
逃げたカメラマンは、ぐったりしたノエリアを見つけルーベンに知らせます。ルーベンは「儀式に出た人たちは、受け入れたのだ、君はカメラマンだから近くにいなかったから何もなかった」と言います。
その時ロミーナの叫び声が響きます。カメラマンの前でソフィアがルーベンに襲いかかり、ルーベンがソフィアを殴り倒します。ルーベンは「ここが殺害現場だ」と話していると、再びソフィアが襲いかかります。驚いたカメラマンは逃げ出します。
VANISH7 バニッシュ7のネタバレあらすじ:転
シモンを見つけ近寄ると、口から血糊をしたたらせていて、その後暴れ出します。カメラマンは警察に通報し、その場を離れるとノエリアが襲いかかります。格闘し倒したノエリアを見ると、まるでゾンビのような様相でした。
ノエリアを残しルーベンのところに戻ると、ルーベンもまた豹変しています。気づかれないように部屋を出るとロミーナに会います。幸いロミーナに変化はなく、カメラマンは「みんなおかしくなっている。警察には通報した、ここから逃げよう」と言って出口を探していると、ルーベンが立ちふさがります。
その時ロミーナはノエリアに襲われ、ロミーナはノエリアを殺します。逃げる途中、壁にアギラルの体にあった文字と同じものが血で書かれているのを見つけます。それは書かれたばかりでした。
VANISH7 バニッシュ7の結末
出口がわからず探していると、警察がかけつけ包囲し呼びかけます。突然ロミーナが倒れ、起き上がると豹変しています。逃げるカメラマンですが、シモンが指令を出し全員がカメラマンを追い込みます。
そしてカメラマンを捕まえるとそのまま殺します。カメラマンの死体を前にシモンが呪文を唱えると、6人はその場に倒れ込みます。そこへ警察が突入し、「7人の死体を発見した」と報告しますが、起き上がったシモンによって殺されてしまいます。シモンはもう一人の警官を殺し消えていきます。
後に警察から報告された内容は、「調査に入った6人の死体と、警官二人の死体を発見」という内容でした。この事件もアギラル事件同様、詳細は封印されました。
以上、映画「VANISH7 バニッシュ7」のあらすじと結末でした。
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