迷宮のレンブラントの紹介:1997年アメリカ映画。自分の絵を描きたいと思いながらも天才的な技術で贋作を描き続ける画家が、、報酬に惹かれて描いたレンブラントの贋作を巡って窮地に立たされる。
監督:ジョン・バダム 出演:ジェイソン・パトリック(ハリー)、イレーヌ・ジャコブ(マリーケ)、ロッド・スタイガー、イアン・リチャードソン、ほか
映画「迷宮のレンブラント」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「迷宮のレンブラント」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「迷宮のレンブラント」解説
この解説記事には映画「迷宮のレンブラント」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
迷宮のレンブラントのネタバレあらすじ:贋作画家
天才的な技術をもつ贋作画家のハリー。画家である父を尊敬し、父には贋作を描くのをやめると言って自分の絵で個展を開こうと計画するが思うように描けない。そんな時、ハリーのもとに3人の画商がやってきて「絵画収集家の依頼でレンブラントの贋作を描いて欲しい」と言う。突拍子もない依頼に一度は断ったハリーだったが、報酬に惹かれて父には内密に依頼を引き受ける。彼はニューヨークからヨーロッパの美術館、図書館をまわりレンブラントに関する研究に着手する。そして調査の結果、鑑定に有利だとして行方不明になっているある肖像画に目をつけ、この肖像画を模すことに決める。参考にするため、レンブラントの別の肖像画を見るために訪れた美術館で、マリーケという女性に出会い、彼女の好意で修復中の肖像画を見、絵の具のサンプルを手に入れる。マリーケに惹かれたハリーはその晩彼女と一夜を共にする。
迷宮のレンブラントのネタバレあらすじ:鑑定家と逃避行
描くための材料を取り揃え、ハリーは肖像画を描きあげる。依頼主の画商たちは、その絵がスペインの農家から発見されたと偽装工作し、専門家3人に鑑定させる。うち2人がレンブラントのものだとするが、1人だけがレンブラントではない、とする。その鑑定家がマリーケだった。画商たちは欲を出し、競売にかけることを画策するが、そのことを知ったハリーは競売にかけるなら自分の手で売ってお金を手にしようと自ら描いた絵を奪って逃走する。絵を奪われた3人の画商のうちリーダー格のイアンは、ハリーを強盗殺人犯にしたてあげ警察に追わせようと仲間の1人を射殺する。イアンの思惑通り警察に追われる身となったハリーは、行きがかり上マリーケを道ずれにして逃亡する。始めはハリーを信じなかったマリーケも徐々にハリーに惹かれていく。しかし絵を売る前にハリーは警察に捕まってしまう。
迷宮のレンブラントの結末:偽りと真実
裁判でハリーは絵は自分の描いた贋作だから盗みではなく、人も殺していない、と主張し、審議の末、その証明としてその場で絵を描くことになる。ほぼ完成に近づき、誰もが彼の贋作だと認め始めた時、問題の絵が贋作だと証明されればそれは自分が贋作画家であることの証明になってしまうことに、父への後ろめたさを感じたハリーは筆を置いてしまう。ハリーの冤罪が証明できない中、画商の1人がイアンに裏切られることを恐れて真実を証言、殺人の容疑は晴れる。ハリーが描いた絵はレンブラントの絵として、発見されたとした場所スペイン政府のものになり、プラド美術館に展示されることになった。
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