結婚詐欺師の紹介:2007年日本映画。「結婚詐欺師」は及南アサの小説を原作とした作品です。加藤雅也扮する結婚詐欺師を内村光良扮する冴えない刑事が追いかけます。結婚詐欺師は背が高くカッコ良く、女性が魅力的に思える職業を装い騙されてもおかしくない完璧な出で立ちで女性達を騙していきます。
監督:金子修介 出演:内村光良(阿久津洋平)、加藤雅也(橋口雄一郎)、鶴田真由(江本美和子)、星野真里(曽田理恵)、満島ひかり(藤本ゆか)、奥寺広和(遠藤憲一)、笹野高史(橋口の親戚)ほか
映画「結婚詐欺師」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「結婚詐欺師」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「結婚詐欺師」解説
この解説記事には映画「結婚詐欺師」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
結婚詐欺師のネタバレあらすじ:結婚詐欺師
結婚詐欺師である橋口雄一郎が、嘘で塗り固めた人生で、息をするようにたくさんの女性を騙していました。一方、冴えない刑事阿久津洋平の元に、彼氏が行方不明だと相談しに訪れます。彼女の話を聞いているうちに、行方不明の彼氏は結婚詐欺師であると感じた阿久津は、「あなたは騙されている」と言いますが彼女の方は全く取り合いません。阿久津はこの行方不明の彼氏のことを調査します。調査の結果、彼氏は橋口雄一郎という結婚詐欺師であることが分かります。
結婚詐欺師のネタバレあらすじ:狙われた元彼女
阿久津は恩師の古希のお祝い兼同窓会に行くことにします。妻と離婚して寂しい毎日を送っていた阿久津は、結婚する前に付き合っていた元彼女である美和子に会いたい気持ちがあり、同窓会へと足を向かわせていたのでした。するとそこへ獲物を狙う橋口が現れます。橋口の存在に気づかない阿久津は、美和子に声をかけようとしますが、事件が起こり同窓会を後にします。一方、橋口は美和子をロックオンしその場を後にします。
結婚詐欺師のネタバレあらすじ:橋口の悪行
橋口は次々と女性を騙し続けます。阿久津は捜査を続ける内に、橋口にお金を貢いだ挙句お金の都合がつかなくなり、自殺してしまった女性がいることが分かります。相当な酷い男だと睨んだ阿久津は、彼の足取りを追います。彼には結婚している妻がいることが分かりますが、籍を入れた妻さえ騙しており、これほど多くの女性の心を掴む橋口という男がどういう男なのかと思います。そんな中、橋口の手は元彼女の美和子に伸びていました。
結婚詐欺師のネタバレあらすじ:彼を追い詰めて
阿久津達は本格的に橋口を追い詰めるために、捜査の包囲網を伸ばします。調査の結果、阿久津は自分の元彼女が、橋口の新しいターゲットとされていることに衝撃を受けます。美和子と橋口のデートをはり込むことになった阿久津は複雑な気持ちで様子を見守ります。橋口に騙しされた女性達に訴えるように説得しますが、彼女達は彼に本気になっており説得は難航します。阿久津は美和子に阿久津の正体を打ち明けて、被害届を出すよう説得しますが、既に心を奪われている美和子は悩みます。
結婚詐欺師のネタバレあらすじ:結婚詐欺師の正体
阿久津は橋口の正体を知るために、橋口のルーツを探ります。橋口は田舎の本家の長男で、常に母親や姉の顔色を伺って暮らしていた小さい頃から過ごしていました。昔から自分の立場を良くするためには平気で嘘をつく子でした。橋口は自分が警察に追われていることに気づき、自分の口座から現金を引き出し警察の目をかいくぐるため転々とします。警察は、橋口が詐欺として現在進行中の美和子と接触する情報を掴みます。美和子と接触したところに阿久津は乗り込み彼を捉えます。
結婚詐欺師の結末:一対一の取り調べ
取り調べ室で阿久津は橋口と一対一で初めて向かい合います。橋口は自分を「幸せのコーディネーター」と呼び、その対価にお金を貰っただけだと悪びれずに言います。そんな態度に阿久津は騙された方の気持ちは考えないのかと怒りをあらわにすると同時に、橋口の言葉が妙に引っかかります。「刑事さんは一度でも女性を幸せにしたことがあるのか?」と。取り調べが終わり、女性達の気持ちはやっぱり自分には分からないと感じます。橋口は送検される車の中で、なぜかほっとした表情を見せます。それは何かから解放された橋口が初めて見せる表情でした。
以上、「結婚詐欺師」のあらすじと結末でした。
この映画の感想を投稿する