ジュリエットからの手紙の紹介:2010年アメリカ映画。「ロミオとジュリエット」のジュリエット宛に送られた手紙に「ジュリエットの秘書たち」が返事を書いている、という実際の活動をモチーフとしたラブストーリー。
監督:ゲイリー・ウィニック 出演:アマンダ・セイフライド、クリストファー・イーガン、ガエル・ガルシア・ベルナル、ヴァネッサ・レッドグレーヴほか
映画「ジュリエットからの手紙」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ジュリエットからの手紙」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ジュリエットからの手紙」解説
この解説記事には映画「ジュリエットからの手紙」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ジュリエットからの手紙のネタバレあらすじ:ジュリエットの家
ニューヨークでライターを目指しながら雑誌社で調査員として働くソフィーは、レストランの開店準備に追われる婚約者ヴィクターとイタリア・ヴェローナを訪れる。休暇で訪れたはずが、レストランのことで頭がいっぱいのヴィクターは食材探しに熱中、2人は別行動をとり、ソフィーは1人観光することになった。“ジュリエットの家”に行くと、壁に貼られた手紙を回収して持ち去っていく女性を目にし、不思議に思って後をつけると、そこでは“ジュリエットの秘書”と呼ばれる女性たちが恋の悩みが書かれた多くの手紙に返事を書いていた。ソフィーは女性たちに返事を書くことをすすめられ、50年前クレアという女性が書いた手紙に返事を書く。
ジュリエットからの手紙のネタバレあらすじ:ロレンツォを探して
その返事を受け取ったクレアは、当時の恋人ロレンツォにもう一度会って想いを伝えようと、孫のチャーリーをともなってイタリアを訪れ、ソフィーはロレンツォを探す旅に同行することになる。クレアを失望させる結果になる、と無謀な旅に反対するチャーリーは当初ソフィーに冷たくあたり、2人は険悪だったが、行動を共にし、互いのことを話すうちに惹かれあうようになる。調べがつく限りの「ロレンツォ」を片っ端からあたるが本人には行き当たらず、最後の一人、と思った相手も既に他界していた。ロレンツォにはもう会うことができない、と諦めて帰る途中、たまたま立ち寄ったぶどう畑に、50年前のロレンツォに良く似た青年がいた。その人はロレンツォの孫で、とうとうクレアはロレンツォに再会することができたのだった。2人は今では互いに独り身だったため、残りの人生を共に過ごすことになる。
ジュリエットからの手紙の結末:真実の愛
旅を終え、チャーリーはイギリスへ、ソフィーはニューヨークへ戻るが、旅をきっかけにヴィクターとの関係を再確認し、婚約を破棄、チャーリーへの想いを胸に、ロレンツォとクレアの結婚式へ向かう。その同じ場所でソフィーとチャーリーも互いの気持ちを伝え合うことができたのだった。
「ジュリエットからの手紙」感想・レビュー
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好きなのに素直になれない、下手くそな愛情表現で誘ったりしてるところがすごく可愛かった。やっぱり映画って伏線があってだいたいオチの予想つくし、なんとなく分かるんだけど、この映画ももちろん映画の典型的な例ではあったけど、普通の恋愛映画とは違った。現実的ではあるんだけど、どこかファンタジックであってすごくロマンチックであって、現実であるけどおとぎ話のような物語で…
そこがすごく新鮮でとても楽しめたのかもしれない。ロミオとジュリエットをテーマとしてるからなのかもしれない、、
とにかく素晴らしい映画でした -
この映画を観て、イタリアのヴェローナという土地への憧れが強くなりました。美しい自然やイタリア人の優しさ、美味しそうな料理が作中に垣間見えるのもこの映画の魅力の一つだと思います。ソフィーの自分を信じて行動するまっすぐな眼差しに勇気付けられます。
まず、イタリアの綺麗な街並み。温かくて情熱的でまずその雰囲気にぐっとくる。
そして、クレアとロレンツォの50年を超える愛。まさに映画っていうタイミングでの再会だったけれども、逆にそこがファンタジックでロマンチックでよかった。チャーリーは最初はめっちゃ印象悪かったけど、やっぱり最後はこうなるんだな、という結果。
総合的に素晴らしかった。