映画「かぞくはじめました」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
かぞくはじめましたの紹介：2010年アメリカ映画。ベーカリーを経営しているホーリーと、スポーツ番組のディレクターを目指しているエリックは、共通の友人夫婦の紹介でデートすることになりましたが、お互い正反対の性格で全く気が合わずデートは失敗に終わりました。しかし悲劇が二人を再び呼び寄せることになります。
監督：グレッグ・バーランティ 出演：キャサリン・ハイグル（ホリー・ベレンソン）、ジョシュ・デュアメル（エリック・メッサー）、ジョシュ・ルーカス（サム）、クリスティナ・ヘンドリックス（アリソン・ノヴァク）、メリッサ・マッカーシー（ディーディー）、ヘイズ・マッカーサー（ピーター）、ほか
この解説記事には映画「かぞくはじめました」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ベーカリーを経営し、レストラン経営という夢を描くホーリーの周りはいつの間にか結婚し、気づけば独り身はホーリーのみ。そんな彼女を心配した親友夫婦のピーターとアリソンに紹介され、ホーリーはエリックとデートすることになりました。しかし、あまりにも気遣いのできないエリックのガサツさにホーリーは呆れ、高飛車なホーリーにエリックもうんざりし、二人のデートはすぐに終わりを迎えました。
その後は何度かアリソンとピーターを通して顔を合わせてはからかい合う仲を続けていました。しかし、ある日ホーリーのもとにピーターとアリソンの乗った車が事故を起こし、二人が亡くなったという知らせが入ります。突然の出来事に呆然とするホーリーのもとにエリックが駆けつけました。そして二人は残されたピーターとアリソンの娘ソフィーの元へ向かいました。すると、弁護士だったピーターの同僚から、ピーター夫婦が後見人にホーリーとエリックを指名していたことを伝えられました。
驚きを隠せない二人でしたが、親友を亡くした二人と、母を失ったソフィーの生活が始まりました。それでも、夫婦ではない二人には問題ばかりが起きますが、なんとか乗り越えて次第に二人の距離が近づきます。しかし、エリックに飛び込んできた昇進の話をホーリーに相談せずにいたことがわかり、二人の間に亀裂が入りました。そしてエリックはそのままホーリーとソフィーを置いて新天地で仕事をはじめました。ホーリーはベーカリーの常連だったサムと生活をはじめますが、どこかでエリックを思い続けていました。
そして感謝祭の日、後見人となったエリックも姿を現し久しぶりに顔を合わせたふたりでしたが、気まずい雰囲気が流れます。サムの前で大喧嘩になりますが、エリックはそこでホーリーのことを愛していたと伝えました。しかし一度裏切られたことが許せないホーリーはエリックにきつく当たり、エリックは再び去ってしまいました。そんなふたりの様子を見たサムは、エリックにはかなわないと、ホーリーのもとを去りました。ホーリーは自分が本当に必要としているのはエリックだと気づき、空港へ急ぎましたが到着したころにはエリックの飛行機は飛び立ってしまい、落胆したまま家に戻ると、そこにはエリックの姿がありました。そうしてふたりは夫婦になり、ソフィーの両親として３人で暮らし始めました。
全く性格が合わない二人。それでも友人が残していったソフィーのために一緒に育ていくことになり、その奮闘ぶりに笑ってしまいました。最終的にはそんな二人の心が一つになれたことに、世の中こんな家庭で溢れたらいいのになー、と思いました。自分は結婚していませんが、何だかすごく憧れました。