リターン・トゥー・マイ・ラヴの紹介:2005年アメリカ映画。都会で失敗して文無しになった超ネガティヴな男。家族を疎ましく思いながらも行くあてがないため、しかたなく実家に身を寄せるが、そこで出会ったシングルマザーの看護師と付き合ううちに、自分自身を見つめ直していく。
監督:スティーヴ・ブシェミ 出演:ケイシー・アフレック(ジム)、リヴ・タイラー(アニカ)、ケヴィン・コリガン(ティム)、メアリー・ケイ・プレイス(サリー)、シーモア・カッセル(ドン)、マーク・ブーン・ジュニア(イービル)、ジャック・ロヴェロ(ベン)、ほか
映画「リターン・トゥー・マイ・ラヴ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「リターン・トゥー・マイ・ラヴ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
リターン・トゥー・マイ・ラヴの予告編 動画
映画「リターン・トゥー・マイ・ラヴ」解説
この解説記事には映画「リターン・トゥー・マイ・ラヴ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
リターントゥーマイラヴのネタバレあらすじ:起・家族の関係
ニューヨークで作家を目指しながらバイト生活をしていたジム(ケイシー・アフレック)は、全てを諦め一文無しで実家へ戻ってくる。息子を溺愛する母は大歓迎するが父と兄ティム(ケヴィン・コリガン)はひややかだ。
何をする気にもならず何ごとにもネガティブなジムは、家にいることもいたたまれず母の金をくすねてバーへ行き、そこで看護師のアニカ(リヴ・タイラー)に出会って意気投合し、一夜を共にする。
ネガティブな毒を撒き散らすジムは、2人の娘とともに親と同居しているティムに、希望の職にも付けず親の工場を手伝い、同居する兄の人生は自分以下だと吐き捨てる。
その言葉を聞いた直後、ティムはケガを負い昏睡状態になる。両親は事故だというが、同じようなことがこれまでにも何回かあったと聞いて、ジムは罪悪感にかられる。
リターントゥーマイラヴのネタバレあらすじ:承・人とのかかわり
ティムの見舞いに病院へやってきたジムはそこでアニカに再会しデートすることになるが、彼女はシングルマザーで息子のベン(ジャック・ロヴェロ)同伴だった。
行き先に迷ったジムは自宅へ連れて行き、ベンをティムの娘たちに押し付けアニカと体を重ねる。
その後もアニカは意識が戻り退院したティムの世話をしに、ベンを連れてジムの家へ通うようになり、ティムの代理でコーチとなったバスケチームにベンを加えて面倒を見る。
リターントゥーマイラヴのネタバレあらすじ:転・ワルい叔父
父親から強く言われ、ジムはティムの代わりに工場で働くことになる。ジムは工場で働く叔父の通称“イービル”(マーク・ブーン・ジュニア)に誘われ彼の部屋へ行くが、彼は従業員相手にマリファナを売りつける悪人だった。
イービルは小切手が必要だが銀行で口座が作れないため、ジムに小切手用の預金をしてほしいと頼む。
そんなある日、会社の口座が麻薬取引に使われ、ブツが工場から送られたため母が逮捕されてしまう。全てイービルの仕業でそのことを責めたジムだったが、自分も預金を作ることで加担したしたことを脅され何も言えずにいた。
母に面会したあと、父から工場が業務停止になったと聞いたジムは、イービルに自首するように言うが拒否される。
リターントゥーマイラヴの結末:人生の向き合い方
家族と一緒にいることが重いとアニカに打ち明けたジムは、彼女にベンを連れて一緒に町を出ようと誘う。しかし何の計画性もなく優柔不断な男と旅に出ることはできないと言われ、ジムは「君とは行きたくないかも」と口走ってしまいアニカを怒らせる。
挑戦して失敗することを恥じていた自分の甘えと、家族の愛情を痛感したジムは、麻薬の件はイービルが犯人であることや、家族への感謝を綴った手紙を残して家を出る。
バス停でバスを待つジムのところに、アニカとベンがやってくる。最後に別れの挨拶を交わしてバスに乗り込んだジムだったが、思い直した彼はバスを降りアニカの車を追う。そして彼はアニカ、ベンと共に家族の元へと帰っていくのだった。
以上、映画「リターン・トゥー・マイ・ラヴ」のあらすじと結末でした。
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