映画「ルーシーズ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ルーシーズ（別題：ルーシーズ ニューヨーク・ラブストーリー）の紹介：2011年アメリカ映画。死んだ父親の借金返済のためスリを働く男が一夜限りのはずだった相手から妊娠を告げられたことで、警察やスリの元締めに追い詰められながらも自身の人生を取り戻す姿を描いたラブ＆サクセスストーリー。
監督：マイケル・コレント 出演：ピーター・ファシネリ（ボビー）、ジェイミー・アレクサンダー（ルーシー）、ヴィンセント・ギャロ（ジャックス）、マイケル・マドセン（サリー）、ウィリアム・フォーサイス（エドワード）、マリアンヌ・レオーネ（リタ）、クリスティ・ロマーノ（カーメン）、ジョー・パントリアーノ（カール）、ほか
この解説記事には映画「ルーシーズ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
闇金に多額の借金を残したまま死んだ父親に代わって、元締めジャックスの下でスリをして返済を続けるボビーは、警官からバッジをすり取ったうえ、悪用したことで刑事ニックから執拗に追われ始める。
ある日、いつものように街を歩き回って”仕事”をしていたボビーは、３か月前に一夜を共にしたルーシーに再会し、彼の子を妊娠したと告げられる。動揺した彼は思わず自分の子かと疑う言葉を口にすると、ルーシーは激怒してその場を去る。
ルーシーとは彼女が働くバーで出会って意気投合、店が終わってから２人で街を歩き回って夜を明かし、別れがたくなって彼女の部屋で一夜を明かした。とりあえずボビーは誠意だけは見せようと再び彼女の店を訪れ、中絶のための費用を用意し、病院も探して付き添うと申し出る。
アパートを出たボビーは外で待ち構えていたニックら警察に鉢合わせし、寸でのところで逃げ切るが、ジャックスにも突き放され行く場所を失う。ルーシーの店に寄り、翌日に病院の予約をしたことを告げて待ち合わせの約束をし、その晩は公園で夜を明かす。
翌朝、病院の費用を取りにアパートに戻ると、警察の監視が続いていて部屋に入れないため、仕方なくボビーはルーシーにアパートの金を取りに行ってもらう。
その足で病院へ向かい、受付をしている間に彼は急に処置を考え直そうと言いだし、ルーシーと言い合いになる。そこへニックらが駆けつけたためルーシーを連れて逃走することになったボビーは、行く先に困って母リタと恋人カールが住む家へ転がり込む。
そこで追われる理由を問い詰められたボビーは、ジャックスから父の借金を肩代わりしなければ母を殺すと脅されスリで返済していたこと、刑事のバッジをスッたことで執拗に追われていることを告白する。
息子が恋人を連れてきたと喜ぶリタとカール、彼の孫たちとのぎこちない食事の最中にルーシーから週末には故郷に帰るのだと聞きボビーは動揺するが、その時ルーシーが腹痛を起こして倒れ病院に運ばれる。
目を覚ましたルーシーに母子ともに無事だったことを告げ、ボビーは３か月前のあの夜を忘れることができず、彼女の部屋から持ち出した彼女の写真をずっと持ち続けていたことを告白し、スリはもうやめると約束する。
彼は宝石店を営むカールに相談し一計を案じる。カールの店を訪れたジャックスがダイヤを入れたカバンを持ち出させ、それを手下が盗むという手口でダイヤを手に入れる計画だったが、事前にカバンはすり替えられ、実際に盗んだカバンには盗まれたニックのバッジしか入っていなかった。
そこへニックらが踏み込み、ジャックスは逮捕。バッジの件は他の罪もろともジャックスの仕業となった。
ジャックスから解放されたボビーは、カールから安く譲られたダイヤの指輪をルーシーに贈り、彼女とともに新しい人生をスタートさせるのだった。
以上、映画「ルーシーズ」のあらすじと結末でした。
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